マテリアルとテクスチャ張り

ワールド(背景)設定

マテリアルを作る

メッシュにテクスチャを張るにはマテリアルを作成する必要があります

テクスチャを張る予定のないメッシュでもマテリアルを作成して

色を変えたり 光沢を出したり半透明にしたりすることが出来ます

①メッシュを選択し

②マテリアルの枠を1つ作成します

 (既にある場合はそれを選択するだけでいいです)

③マテリアルの枠にマテリアルを新規作成します

 (左端のボールの所をクリックして 新規作成せずに

 既存のマテリアルから選ぶことも可能です)

シェーダーエディターでマテリアルを編集する

 マテリアルを作成できると下図の①の様な表示になります 名前の所をダブルクリックして名前を

 変更することも出来ます「マテリアル」を選択すると②の様にサーフェスが表示されます

 通常はデフォルトで「ノードを使用」にチェックがついていて③の様にシェーダーエディターを

 開き「オブジェクト」表示すると選択しているマテリアルのノードが表示されます

 通常マテリアルの編集はプロパティメニュー上で行うのではなく

 ③のシェーダーエディター上でノードを編集する事を言います

プリンシプルBSDF

 ディフューズの計算アルゴリズム

 「GGX」通常のディフューズカラーの計算

 「複合散乱GGX」GGXと比べて 面の色計算が正確な分 レンダリング時間が長い 荒い面が暗くなりにくいらしい

 

 SSSのアルゴリズム

 「Christensen-Burley」 旧blenderのSSSアルゴリズム

 「ランダムウォーク(Random Walk)」 新しいSSSアルゴリズム 時間がかかるが 透過した感じがきれいに出る

 「ランダムウォーク範囲固定」 ランダムウォークを使用していて 色がおかしいと感じる場合 透過され過ぎるのを抑えたい場合 こちらを使用する

 ベースカラー

  ディフューズカラーの事 通常はここに画像テクスチャを設定する

 サブサーフェス

  ベースカラーとSSSの使用の割合 0.5だと 半分ずつ 0.1だと ベースカラーが90% SSS10%

 Subsurface Radius (サブサーフェス範囲)

  3つある項目はそれぞれ R(0.0~1.0) G(0.0~1.0) B(0.0~1.0) です 1より大きい値も設定できますが やりたければやってください

  0.1だと あまり透過されない 1.0だとかなり透ける デフォルトで赤が強くなっているが 何がグレー階調と異なるのか

  原理は分かりにくい グレー階調でいいと思う

 サブサーフェスカラー

  透過した奥の色 このパラメータにテクスチャをセットする事も可能

マテリアルにテクスチャを張るには

 下図のようにプリンシプルBSDFのベースカラーの所にテクスチャのノードを接続します

 自分で作成したファイルのテクスチャを使用する場合は「画像テクスチャ」ノードを接続し

 ファイルを選択します テクスチャファイルは*.blender ファイルの近くや相対パスの下のフォルダに

 置く様にしましょう

UV展開する

 メッシュにテクスチャを張る場合 テクスチャのどの部分をポリゴン面のどの部分に張るかを

 決定する座標値がありそれをUV座標といいます UV座標を編集するモードをUV Editingといいます

 ブレンダーファイルのデフォルトにワークスペースタブに「UV Editing」があると思います

 タブを選択し 編集モードで「u キー」でUVマッピングメニューを開く→

 「展開」→「UV画像エディター」画面に表示される(又は新しく展開した座標に更新される)


シームをつける

 球や円柱や多面体などUV編集しようとしたときに 繋がっている面が多い形状のモデルは

 「展開」をしてもデフォルトで上手く展開してくれないことが多くあります そういったときに

 あらかじめ UVの境界線を設定しておくことをシームといいます シームをつけておくことで「展開」

 した時にそのラインを境界線として自動計算されます

 シームをつける方法は「編集モード」で辺選択モード(この方が便利)にして境界線にしたい所を選択

 してき 選択した状態でメニューから「シームをつける」を選択します

 

シェーダーエディター(ワールド)

 背景にSKY TEXTURE [Nishita] を使う

 シェーダーエディター画面で下図の様に「ワールド」の設定をします

 ・「ノードを使用」にチェックを入れます

大気テクスチャ のプロパティ設定

 ・大気タイプを「Nishita」にします

 太陽の円

  チェックあり・・・晴れ

  チェック無し・・・曇り

 太陽のサイズ

  0~90(単位=度) 大きい程明るくなる

  地球から太陽を見た時の大きさは0.53度

  2~3で充分大きい

  影をぼやかしたい場合は、10→20と増やせば、ボケる

 太陽光の強さ

  0~1000   大きい程明るくなる

  0=曇り

  0.05~0.1=うっすら雲がかかっている晴れの日

  0.3=普通に晴れ

  1~3=真夏の晴天

  ※他のパラメータがデフォルトの場合です

 太陽の高度

  (-90°~90°)

  0°の時 太陽が地平線から半分見える

  真夏=78°  春、秋=54°  冬=31°

  日の出、日の入り=-1~+1°

  日が沈んで薄暗い時間帯=-5

  夜=-10以下

 太陽の回転

  0° 北 90°東 180°南 270°西

 標高

  0~60

  1=1km~3km  8=富士山  20=エベレスト  60=宇宙空間  ※大体のイメージ

  空を青くしたい場合は15~20ぐらいにする

 空気抵抗

  0~10(default 1)

  0=宇宙空間に近くなる  10=赤くなる、夕焼けを赤くしたい場合上げる

 ちり

  0~10(default 1)

  大きくすると曇りっぽくなる

 オゾン

  0~10(default 1)

  大きくすると、青くなる青空なら10にすればいい

  本当は空の青はオゾンが原因ではないらしい

EEVEEでトゥーンっぽいガラスの表現