2025年度 二次審査結果(受賞作品)
2025年度 二次審査結果(受賞作品)
● 2025年度 受賞作品一覧
テーマ「人とロボットが共につくる持続可能な ”これからの社会”を支えるロボメカデザイン」
● 2025年度 審査委員および全体講評
今年も興味深いプレゼンをありがとうございました。当日もお話ししましたが、今回は実現性の高いアイデアが多い大会でした。デザイン面からはもう少しといったご意見もありますが、個人的には「利他」の想いで、「実現性」の高いアイデアが揃った2025大会だったと思います。また来年も期待しております。皆様、ありがとうございました。
まずは参加された皆様、開催いただいた関係各位に、審査員として参加させていただいたこと、厚く御礼申し上げます。
参加者皆様のそれぞれの視点・内容の違いから、例年よりもアイデアの広がりを感じ、とてもワクワクした気持ちで参加できました。重ねて御礼申し上げます。
『フューチャードリーム!ロボメカデザインコンペ』は『現実』と『夢』の両方を語れる素晴らしいコンペと思っております。
特に二次審査の場合は、対面の発表となります。その中で、聞いている相手が思わず引き込まれるような『相手に訴える力』も重要であると考えています。
例えば、まず『現実』の部分では、自分たちが提案した『ロボット』がなぜ社会で必要なのか、その必要性を課題に関する要因や背景の分析、根拠となるデータの調査、そして実際にインタビューに行き現場の方の意見等をまとめることで、参加者の思い込みではない社会が求めているという、説得力になると思います。
また、コストに関しても、今年は多くのチームが部品代や材料費から算出しており、数字にも根拠を感じることができました。
そのように一つ一つ丁寧に考え、設定し、発表することで、自分たちの『ロボット』を本気で『実現』したいという気持ち、想い、熱意を感じることが、『相手に訴える力』となると思います。
『夢』に関しては、自由に思い描ける分、『現実』とのバランスが困難です。ただ『夢』物語を語るだけでは、『実現』が困難だ、という結論しか印象に残りません。
そこで、自分のロボットの性能だけを『夢』見るだけでなく、想定している性能をより生かすための環境やそれに必要な周辺のものを『夢』見る。さらに、そこからこれからの課題を考えると、『実現』を見据えた『夢』を考えることができると思います。
それは、聞いている人には熱意が伝わる『相手に訴える力』につながるのではないでしょうか。
他にも、動画を使う・モックアップを動かす・演劇を行うなど、相手に訴える方法はたくさんあります。
自分たちのチームの持ち味を考え、最善だと思う方法で相手に訴える、そのような『相手に訴える力』はこれからも必要になると思います。
これからも皆様のいろいろなアイデアに触れて、それを通して、皆様の熱意を感じたいと思います。
今回は節目である第20回目とのことで、冒頭、北海道大学の田中先生より今回はさまざまな分野での未来志向の提案を募ったとのお話があり、私も期待を持って皆さんの提案を拝聴しました。確かにどの提案も未来を見据えたものではありましたが、私にはむしろ直近の社会的問題に焦点を当て、それを現実的に解決しようと諸元、コストなども細かく検討してよく練られた優れた提案がいくつかあったという印象を強く持ちました。同時に、残念ですが、あまり感心できないプロセスの進め方をしたであろう提案もいくつかあったことも指摘しなくてはなりません。デザイナーである私は、特に前者の学校には、さらに時代の先を読む大胆な発想、新しい視点、夢のあるアイデア、加えて機能と調和のとれた美しい造形を次回は期待したいと思います(難しいと思いますがトライしましょう)。後者の学校は、今回の他校の提案もしっかりと勉強し、次回はリベンジできるようさらに頑張ってください。
当日の講評でもお伝えしましたが、最優秀賞「あびーじゃ(福岡大学:ええチーム)」、優秀賞「EBIS(宮崎大学:TLTS)」は全般的に評価点も高く、2強となりましたが、佳作、入選についても獲得点数としては本当に僅差で、プレゼン資料の出来や課題点に対する説明の丁寧さなど、ほんの少しの心がけの差が点数に現れたように思われました。
とはいえ、多数の応募の中から2次審査まで進んだファイナリストとして、皆さん胸を張ってよい結果と思います。また、学生ならではのとんでもない尖った内容が少なかったと年寄りの小言を言ってしまいましたが(苦笑)、これもバランスの話で、本当に実現できそうな内容まで落とし込めた完成度の高さと捉えることもできます。
テーマに寄り添いつつ、技術的な実現性や経済性、提案をしっかりと伝えるプレゼンの能力など、様々な視点を持つことの重要性を理解できる良い機会になったかと思いますので、この経験をぜひこれからに活かしてください。ご活躍祈念しております。
ロボメカコンペ20周年おめでとうございます。本コンペは、毎回農林水産関係から観光文化的な要素まで多岐にわたったテーマが取り上げられ、私の知らない九州各地の課題を教えていただいています。特に今回は、実現性の高いテーマを発表されたチームが多かったと感じています。僅差ではありますが発表者の優劣を分けたことは、現地現物で調査・実証を行うことで、テーマの分析・選定を行い、より実現性の高いロボメカ開発をPRできたかの差であったと思います。このコンペを経験し体験されたことを通じて、参加された1人1人が今後社会に出てもきっと役に立つ手法を学べたことと思います。次の20年に向けて、また来年どこのチームにSANMATSU賞を授与できるか楽しみにしています。
(準備中)
● 2025年度 応募作品一覧と講評
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