企業活動の競争力の源泉は、技術力による差別化だけではなく、見えない資源の価値の重要性にもあることは広く周知されています。近年の知的財産においても、技術に焦点をあてた特許から、さらに幅広く捉えられるようになってきています。しかしながら、情報技術のとどまることのない変革と社会におけるその浸透は、見えない資源の価値の定義と定量的な測定技法の新たな議論に少なからず影響を与えています。
2020年度の第1回サロンは、様々な領域の発表者を招き、見えない資源の価値について、改めて自由に意見交換を行う場としてオンラインで開催します。
日 時:2020年6月26日(金) 18時~20時
場 所:zoomオンライン
参加費:無料
定 員:20名
<プログラム>
発表①「ビジネスにおいて価値のある情報」
一般財団法人知的財産研究教育財団 知的財産教育協会 事業部長
文化服装学院非常勤講師
知財創造教育推進コンソーシアム検討委員(内閣府)、知的財産Web動画セミナー事業制作審査委員会委員(中国経済産業局)、経営デザイン分科会代表幹事(日本知財学会)
1994年 岡山大学法学部卒業。2020年 金沢工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科修了(MBA)。
1996年大手通信教育企業に入社。主にアセスメントサービスの企画・編集、学力調査等に携わる。2003年より、知的財産教育協会の設立、民間検定である知的財産検定の創設に参画。副事務局長、事務局長と歴任し、2008年の国家検定(知的財産管理技能検定)への移行に携わる。国家検定への移行後は、現職として、検定試験の普及・運営、知的財産管理技能士会の運営、知的財産アナリスト認定講座等の人材育成事業を担当。
発表②:企業の「見えない価値」の重要性
発表③:grows分析を用いて企業の価値創造を考える
2012年に地元奈良県で行政書士事務所を開業以来、地域の中小企業を対象とした創業支援や各種許認可の取得、国内で働く外国人のビザ申請等を行っている。また昨年からは、京都文教大学の准教授と地域の新聞記者らとともに京都子ども記者クラブを設立。子どもたちのシティズンシップ育成と地域経済の活性を理念とした産学連携事業に取り組んでいる。
発表④:見えない価値を見える化する試み
現在、社会実装されつつあるICT技術は、過去に遡るとどのような基礎研究から生まれていたのか事例をご紹介します。さらに、これから社会実装される可能性を秘めた技術を見つける手がかりとして、一般市民に向けた基礎研究の成果発表に関する情報をいくつかお知らせします。
<タイムスケジュール>
18:00 挨拶(産学連携学会 地域社会実装研究会会長 国際ファッション専門職大学教授 菅 万希子氏)
18:05 発表・質疑応答①(30分)
18:35 発表・質疑応答②(30分)
19:05 発表・質疑応答③(25分)
19:30 発表・質疑応答④(25分)
19:55 閉会(産学連携学会副会長 高知大学教授 石塚 悟史氏)
20:00 意見交換・交流会 ※自由参加
※発表中は、参加者の画像はなし、ミュートでお願いします。意見交流会は、全員画像が入ります。
【申込方法】
下記アドレスに、6月23日までに、①氏名、②所属、③学会番号(学会員のみ)、④意見交換・交流会参加の有無を明記の上、お申し込みください。
題名は、「第1回サロン申し込み」と記載してください。申込者には、ZOOMのURLをお送りします。申込後にキャンセルされる場合も、6月23日までにご連絡ください。
申込アドレス regionxsociety@gmail.com