研究の成果 >
第21回京都から発信する政策研究交流大会(主催:公益財団大学コンソーシアム京都)
日時:2025年12月11日(日)
場所:龍谷大学深草キャンパス
①和紙班 「Workshopによる伝統産業の魅力発信と認知拡大──手漉き和紙を用いた和紙ネイルを題材に」【分科会6】
本研究は京都の伝統産業である手漉き和紙の魅力発信と認知拡大を目的とし、京都楽紙舘が開発した和紙ネイルを題材とした体験型Workshop(WS)の有効性を検証するものである。
先行研究から、ライフスタイルの変化により和紙の需要が減少し、生産者減少や後継者不足など深刻な課題がある一方、新たな用途開発と需要拡大の必要性が指摘されている。
本研究はその解決策として、和紙に触れる機会の創出を重視し、紫野小学校区イベント実行委員会および高齢者施設紫野と連携してWSを2回実施する。参加者は和紙を選びネイルチップを制作し、体験を通じて和紙の質感・魅力を理解する。また、会場での製品販売により参加者の購買行動へつなげる。イベントではアンケート調査により効果を検証する。
地域イベントを活用することで、伝統産業に関心の薄い層への普及が可能であり、本政策は伝統産業を活用した体験型モデルとして教育・観光・地域産業などへの応用が期待される。
②京菓子班「京菓子の伝統継承と認知度向上の取り組み──体験型ワークショップの実践 」【分科会10】
本研究は、京菓子の伝統継承と認知度向上を目的とし、小学生とその家族を対象とした体験型ワークショップを企画・実践する。
現代の食生活の洋風化により和菓子に触れる機会が減少する中、京菓子が持つ「本質的な芸術性」と、現代が求める「視覚的な魅力」の両面を活用することが、文化継承の鍵と捉える。
このため、株式会社UCHUの協力のもと、デザイン性の高い干菓子を用いた体験型ワークショップを、「紫野フェスティバル2025 ザ秋祭り」で実施する。参加者に創作や装飾を通じ京菓子に触れる機会を提供し、伝統的な「季節感を具現化した芸術表現」としての価値を体感していただく。
これにより、子どもたちの京菓子への関心と認知度を高め、家庭や地域社会における文化伝承につなげるための普及モデルを確立することを目指す。