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するときもよくあります。 テーブルなど,表面を美しくする場合。裏面は,あまりよい材料を使いません。 使用する箇所に充分な強度があれば,その上にいろんな装飾をつけることができます。
ハニカム構造の木質材料を,家の構造材には使いません。 家具や装飾に限定されます。
板→木質材料の板のことですね? それぞれにメリットがあるので,それぞれ作っています。 地球環境の観点からいうと,ラワンという南洋材をつかって合板をつくることが多いけど,ラワンの森が,修復されていないかとどうか,とても心配です。
比重は,木材(固体)については水(4 ℃)を基準にしています。
比重は,大きい,小さい という言葉を使います。
×「木の比重は水より軽いから浮く」
→ ◯「木の比重は水の比重より小さいから浮く」
気体については,同温度,同圧力での空気を基準としていますが,空気より比重の小さいものとしては,ヘリウムガス(浮かぶ風船にいれる)とか,天然ガスではないでしょうか? プロパンガスは,低いところにたまりますね。
あったようですが,みんな,教えてくれません。 それは,金を集めて,大金持ちになるべきです!!
本日,スライドでお見せします!
現在,神社仏閣の補修に使われる大計のヒノキは,台湾から輸入されています。
無垢 → 木質材料でないもの → ハレ(文化)である 儀礼,祭り,年中行事では,無垢材をつかう というこだわりがあるようです。産地で手に入るものなら,産地にもこだわりがあるかもしれません。
湿ったままに材木を放置すると,好気性の菌によって腐朽する。→ 強度が落ちる。
急激に乾燥させると,木材は割れる。 → 強度が落ちる。
水中に貯木させると,樹脂も抜け出して乾燥しやすくなる。→ が,樹脂は,木材の防腐防虫に役立つので保存面,将来の強度面でマイナス。
ちょうど良いあんばいで乾燥させて,割れを防ぐ乾燥法が確立しつつある。
除草剤を注入されたと知らずに,ただ枯れてしまったとあきらめて,売った人もいるでしょう。
人間社会では,文化は正義になってしまいますね。
薬剤が樹内に広がり,葉緑体を破壊したり,細胞を殺したり,,薬剤によります。
できないと,樹木医が言っていましたね。
調べてみましょう。 たくさん出てきます。 桐の特徴がわかると,利用法が広がります。
いいえ。アカマツの根に寄生する菌根菌なのでまだ実験段階です。よって、マツタケはいまだに高価に取引されています。 ただ、マツタケに似たシイタケ=「松きのこ」がいま,注目のキノコです。
また,実用段階ではありませんが,熱帯産のセドロ(Cedrela odorata)がマツタケの宿主に適していることがわかったようです。
菌根菌です。いっぱいあります。
宿主植物 です。 共生になる場合とそうでない場合があります。 そうでない場合には,自然界の法則に従った,それなりの理由があると思います。
この次の授業に出てくる,木質材料というものがあります。 大切なポイントですね。
木材の樹液の濃度が高い場合は,エントロピーの働きで,濃度が同じくらいになるような流れができます。 しかし,バクテリアも進入し,劣化の原因になります。塩分も指摘のとおり,劣化の原因になります。
いずれにしても,あまり長くつけていると,材質が落ちてきます。
ただし,バクテリアが乾燥しにくい材料の弁になっている組織(マルゴー)を食べてくれて,乾燥しやすくなったりします。
その通りです。 無計画な森林からの購入・輸入はしてはいけません。 国際的な森林管理の認証である「FSC認定」のような,持続可能な森林と認められた森からの木材を買うべきです。
木材の中心を残している方が,丈夫であり,柱材に向いています。 切ったままで乾燥させると,四方に割れてしまいます。 それで,一本背割りを入れると,他が割れなくなり丈夫になります。 でも,集成材という技術を使って,背割りなしの柱の方が,強いです。
軟らかい地盤なら,どんどん伸びると思います。 根っこについての研究は,地面を恐ろしく掘らなきゃいけないことから,専門書はあるが,参考程度だと思います。 ユーカリの木が 鉱脈に当たると硬いので,それ以上伸びることができません。
コウヤマキで有名な話です。スサノオが「棺材として使え」と語ったそうです。
《ヒノキは神殿に、スギ、クスノキは船に、コウヤマキは棺に》
「世界中の木を集め土に埋めたとしたら、最後まで残るのは、おそらくコウヤマキであろう」とも言われている。
いい質問ですね。ないしょです!
いい質問ですね。授業の中で取上げます! 来週の散策時にも見に行く予定です。
花がきれいなので,1873年に移植しました。
→ 暖流のおかげでスギに適した環境となっていた → 氷期のときも
→ 熱すぎなく,寒すぎない環境,雨が多い環境なら,植樹すれば育つと思います。
→ スギ属以外の多くの属は中世代白亜紀(約7000万年前)に出現し世界中に分布したが、環太平洋に面した一部を除き、4度の氷河期を乗り越えることができず、絶滅したとされる(塚田(5),遠山(6))。
→ 200万年前の氷河期以前に出現したとされるスギ科スギ属が約100万年前から始まった4回の氷河期を日本南部(屋久島)及び中国南部でのみ生き延びた。
いま,世界中で生き残っている樹木たちです。
ヤクスギの巨木だらけになっていたでしょう! 素晴らしい!
台湾、朝鮮半島、インド、ネパールで植林されています。生きていけますね。その用途は、木材や防風林など。役立っています。
いい質問ですね。屋久島では,スギ天国。授業の中で説明します!
切り出せない山々にあったスギ。降雪量の多い場所→水が大好き。スギが神と崇められていた場所。雪が多いところで育ったスギは,建築材に不向きになる(後日解説します)。建築材に不向きなスギはあえて,切らない。
「成長錘(インクリメントボア)」と呼ばれる細い円筒状のドリル状の器具を突き刺し、直径5mm程度の年輪の標本を取り出し、年輪を数える。
または,近くの倒木の年輪を数えて,成長スピードを計算。そして直径から推定。
目 → センサー → 種の保存 → 逃げる → 食べる
ぜんぜんちがいます。来週お見せしますね。
ロジンは,水に溶けないので,結局,足下には水の膜が生じるから。・・・滑るんじゃないかなあ?
カーブしている幹を使います。カーブしていれば,なんでも使えますよ。ブナでもアカマツでも。
ただし,アカマツ,クロマツは,曲がっている幹が多いのと,製材・加工しやすいですね。だから,使われている。
ヒノキチオールは抽出・精製という製造過程が必要で,値段が高くなります。化粧品や歯磨き粉,育毛剤等に使われています。
幹を切らずに枝打ちした枝や葉から抽出する。
腐りにくい,が,正しいです。
ヒバやヒノキのお風呂に限らず,お風呂は,水あかや温泉の成分によって,ほおっておくとぬるぬるします。
また,ヒバやヒノキに含まれるヒノキチオールやヨシキソールは揮発性なので,成分は抜けていきます。抜けると,腐りやすくなります。成分が抜けた表面が腐ってきます。表面を削れば,香りが戻ってきます。メンテナンスは必要です。
いいえ,乾燥させた材から作ります。ヒバやヒノキの浴槽は一年中水を張っているわけではありません。
また,次回に説明しますが,木の性質をうまく利用して作られています。
いい質問ですね! はい,そのとおりです。 この次の授業でくわしく説明します。
いい質問です! はい,この次の授業で説明します。樽と桶とウイスキーの樽それぞれ、使用する木材の性質を知り尽くした芸術品です。
なぜでしょう。いまのところ(2016年)大きくは腐ってないようです。
沈んでしまう木には使えないかもしれません。昔の人の知恵です。どんな微生物が有効か,特定されていません。
現在は,乾燥技術が進化しているので,伐採して製材され,乾燥機に入れられることが多いです。
ぼくも見に行きたい!
ヒバやヒノキに含まれるヒノキチオールやヨシキソールは揮発性なので,成分は抜けていきます。抜けても表面を削れば,香りが戻ってきます。「法隆寺を支えた木」(西岡常一,小原二郎共著 NHKブックス)という本があります。すでにヒノキで作られた法隆寺は,670年建立で,すでに1350年くらいもっていますが,2000年もつと言われています。
陰樹だからヒノキチオールがあるわけではない。
樹木は生育する環境(生命を脅かす敵)に合わせて,生きていくために,抗菌・防虫等をがんばる。その成分が,ヒバの場合,ヒノキチオール。ヒバやヒノキは,過酷な条件で生きてきたから,強力なそういった成分が分泌されるようになった。
感嘆! そうなんですよね。悲しいです。
なります。器物損壊罪だそうです。ぼくは,殺人ならぬ「殺木」罪だと思います。
「スギの葉には栄養が少ない」という表現が正しいです。 一般的に,
1. スギは常緑ですので,葉っぱは更新時に落とされるのみです。落葉広葉樹のブナやミズナラは,秋になると,必ず落葉しますので,ふかふかになってきます。(スポンジのように水も蓄えられます。)絶対量が違いますね。
2. スギの新鮮な葉にはヤニ(脂質)が約30%含まれ,落葉広葉樹のブナやミズナラ(約20%)より多い。ヤニ分はミミズや微生物が嫌いなので,土壌で分解されにくく,土壌深くではその割合が多くなってます。
3. 杉の葉っぱの栄養分もブナやミズナラの葉っぱに比べると少ないので,微生物やミミズが繁殖しにくくなります。
ちなみに,イチョウの葉っぱには,ケイ素が含まれ,これも,ミミズが大嫌いな成分です。よって,イチョウ葉っぱは分解されずにしばらく残ってしまいます。
しかし,スギの葉もイチョウの葉も,しかるべき微生物がやってきて条件が整えば,すべて分解されていきます。
グラナディラという樹木。重硬材。緻密な細胞組織。のちほど,材質について授業で解説します。
いいえ,すべての樹種の木取りで,どう製材すればムダがでないか,目的の板(柾目,板目)・角材・柱材が得られるか,を考えます。
木取りの過程で追柾もでます。
追柾・・こちらも悼め板ほどの狂いがないので,準高級品です。同じ価格なら,柾目や追柾目を見つけて購入しましょう。
芯持ち材 (後ほど授業で。。)
準高級家具の部材。好みもある。
いい質問ですね! 針葉樹材の薄い柾目板は,繊維に沿った方向で簡単に割れます。
いい質問ですね! ぜひ,調べてみてください。
ギターなら・・ピアノなら・・たいこなら・・
はい,味が違うと思います。(呑んでもぼくにはわからない。) ウィスキーを育てる「樽」といいます。 調べると,めちゃくちゃ深い観点です。
さて,他の特性とはなんでしょう?(後ほど授業で。。)
針葉樹ですね。
はい,すぎぼっくりの種も,風に乗って飛んでいくようです!
いい質問ですね! 方角というより陽光がより多く当たる方向の細胞が大きく生長しています。孤立ちの木なら、南方向がよく生長しますが、森の中ではそうはいかないですね。森の中で方角わからなくなっても、切り株の年輪の様子では方角はわかりません。
いい質問ですね! 板目板のみで作った机なら曲がります。 曲がらなくするような工夫をする必要があります。
樽や桶のように水分を吸湿・排出する木材の性質を生かした製品の中に,「柾目と板目を合わせて」はないかもしれません。考えときます。
いい質問ですね! 乾燥方法が鍵を握ります。(後ほど授業で。。)
いい質問ですね! 比重の小さかったキリやバルサは,広葉樹です。用途については,これから授業で話していきます!
気になったので,調べたら,リグナムバイタとは,ラテン語で,「生命の木」を意味していて,樹液も万病に効くとされていて,とても貴重なものであることがわかりました。木のことがもっと知りたくなりました。
はい,好気性の腐朽菌でも,水分は必要です。 少し水に浸かったくらいでは,木材の内部に水は浸入しません。 湿気の多い梅雨時なら,木材の表面にカビが生えます。
同じ厚さ、全方向での頑丈さなら、もちろん,ベニヤ合板。空手家に「合板を割って」っていったら?
曲げ強度を考えた時,一番外側の繊維(木材の質)の善し悪しが,強い弱いの大きな要因になります。
厚めの低質材を,薄い高品質材で挟み込むことで,コスパを実現しています。また,見た目を普通の板(表も裏も同じ繊維方向)のようにしたい,ところもあります。
なお,できあがった奇数枚の合板の上に一枚,超高品質突き板や化粧板を貼り付けて偶数枚にする化粧合板もあります。この場合は,その一枚は,強度のためではなく,装飾の一枚としています。
木材を解繊してパルプとして材料にするので,同じつくり方なら,違いはでないと思う。 ケナフの繊維でつくる紙や,こうぞ,みつまたでつくる和紙は,全く違う紙ですね。
汚れではありません。 黒赤いのです。 その樹液は,万病に効くと言われています。
仮道管は,道管の役割とともに樹体を支える役割を持っていて,道管として,分化していないから。
といわれても,針葉樹材とっては,自然なんですけどね。「仮」と言われる筋合いはないんですけど。。。
いいえ。樹体としてはダメージですよね。 しかし勲章です。 その当時の枝葉がなければ,いまの樹体はない。勲章だね。
はい。安いです。 変形して使えないものもあります。
希少価値の高い木材は,値段が高いです。 以下たとえば
ヤクスギ(1000年もの)はめちゃくちゃ高いです。
すでに伐採ができない天然秋田杉は高いです。
コンゴの森の奥から切り出される硬くて思い木は高いです。
手入れを極限までに施した北山スギは高いです。
節のない柾目板は,高いです。
みんな,なにかと比べて高い,安いになります。今度,授業で,ホームセンターに行ってみましょう。
東急ハンズに行くと,高い,安いが一目瞭然。 樹種が豊富です。
比重の小さな木は,比較的成長が速い木です。いっきに大木になることで,樹体を維持しています。 バルサは,6~7年で直径60cm、高さ20m程にも成長します。日本産でいちばん比重の小さいキリの木(ゴマノハグサ科キリ属)も,成長が速いです。
枝の多さ・・太陽光をより多く浴びるために努力し,かつ,太陽光が届かない枝は,みずから落とします。 環境に合わせて,やられそうな環境だなあと思ったら,ヤニツボができたり,増えたりします。
樹木にとっては異常な組織ではなく,生きている証であり,勲章であるわけで,何とも言えません。 北山スギのようにいじめることで,強く通直に育てる方法が良いかも知れません。
心材ではすべての細胞が死んでおり,水も樹液も流動しません。 辺材も細胞は死んでいますが,水の流動があります。 樹木は形成層で細胞を作り,内側に木部,外側に師部をつくっています。師部は死ぬと樹皮になります。
樹に含まれる樹脂分は,樹体の健康を守っています。伐られても,その成分が残っていれば,健康の状態が続きます。
いいえ,いろいろです。ちょっとよわっちょい材を強い材で挟み込むだけで,強い合板になります。 ただ,ラワンという安い南洋材を主に扱っている工場が多く,その場合は,ラワン材のみの合板になります。
ベニヤの厚さは,かつらむきをする時に,樹種や材質に応じて何通りかに決めています。 その組合せで,使用目的に適切な強度になるよう,接着剤(耐水性かどうか,熱を加えるか加えないか),組み合わせ方,枚数を選んで接着します。 できるだけムダがでないよう,ムリが生じないよう,ムラが生じないよう,コストも加味して製品が作られます。
いい質問ですね! 芯を残して角材にする時だけ,背割りをします。 授業でも解説します。
ユリア樹脂接着剤、メラミイン・ユリア共縮合樹脂接着剤、メラミン樹脂接着剤、フェノール樹脂接着剤、レゾルシノール樹脂接着剤
髄は維管束植物に見られる構成要素です。随の役割は養分と水分の貯蔵と考えられています。
樹木の場合,根っこも冬期には肥大成長が緩やかになるため,年輪ができると読んでいたし,年輪を見たことがあるが,すべての樹種で年輪があるともいえないかもしれない。(文献が見つかりません。)暖かい地方の暖かい土壌では,年中,肥大成長をする可能性もあります。
また,髄に関しても「単子葉植物では根の中心部が木部ではなく,柔組織からなる髄になっていることが多い。」という文献を見つけた。ヤシやセンネンボクなどの単子葉植物なのに樹木の根っこには髄が見られるかもしれません。
使用する木材を乾燥させグレード分けし、専用の機械を使って木口面にフィンガージョイントを施し、グレード毎にフィンガージョイントどうしをJAS規格の接着剤でたて接ぎをし、次に幅はぎ(木端面の接着)した後、上下左右からぎゅーと圧締(プレス)していきます。授業で写真をお見せしましょう。
ないことはないです。集成材を,板として表面で見せる用途の場合は,一種類です。 内部に隠れてしまうような用途で,数種類の樹種を区別せずに集成加工することもあります。
安いから,そしてぼやがおきた時,その部屋だけで食い止めたいからですね。湿気は吸わないし,断熱効果もないので,あまり快適な部屋ではないのではないでしょうか。
あまり期待できません。しかも,音が反響するので,木質セメント板で覆われた部屋にいると,変になります。音楽なんてかけられません。
成長が速い分,組織がやわらかです。やわらかい材料でしっかりした箱やタンスを作るには高い技術が必要です。簡単な構造の桐箱なら100均でも売ってると思います。
道管は「多孔質素材」を生かす使い方に使えるでしょう。屋内材として木材を使う場合,道管を塞ぐような塗装をしてしまうと,せっかくの木材なのに,吸湿・排出してくれなくなってしまいます。
家具,壁,天井,床などなど。再来週お見せしますが,器にもなります!
大断面の丸太材を乾燥させるのは難しいから,雨水が丸太材の亀裂から染み込んだ場合,乾燥しにくいので結果的に腐りやすくなります。 特に良質な丸太でないと,変形してくるので,丸太材が部分的に割れたり、接合箇所に隙間が出て水が染み込みやすい状況になってきます。
これらの問題を先進の乾燥技術や防腐技術、接合技術で解決したログハウスは非常に素敵で快適です。
値段と強度,快適さ,インテリア,長持ち度,メンテナンス程度など,建て主の方針によって,いろいろです!
→ 葉っぱ1枚あたりの光合成の量は,たしかに若い木の方が精力的(陽光がじゅうぶんに当たっていれば。=下草刈りなどの手入れをじゅうぶんにすれば。)です。しかし,日本では成長の早いスギの木で,2年経っても,直径3mm程度,高さ10センチ程度の樹です。伐ってわりばしをつくったり、燃やしたりするスピードについていけるはずがありません。(カーボンニュートラルにはほど遠いです。)(雑木林や森の開いたての山にスギの木を植えた時は、その土に多くの養分が含まれているので、スギの木もすくすく生長していきましたが、次やその次の植林ではどうでしょう? 光だけで、スギの木が同じようにすくすく育つでしょうか? 肥料をまくのでしょうか?)
同様に、カーボンニュートラルな事業として、間伐材を燃やして発電する木質バイオマス発電所もありますが、これまた伐って燃やすスピードに、木々の生長はついていけません。また、林道近くの尾根側の間伐材なら発電所まで比較的簡単に運び出せますが、奥地や谷側の間伐材を運びだすには、たくさんの化石燃料を使う重機を動かさざるを得ません。しかも伐採直後のスギ材の含水率は200%超えることもあり、燃やす前の処理にエネルギーを使います。(木質バイオマス発電が、自然から得られたクリーンなエネルギーと考えられるでしょうか?)
1960年代に(スギの植林でお金が欲しいのではなく)生物の(豊かな)森を守ろうとしたけど,非国民のレッテルを貼られるのがイヤで自分の山にスギの植林をやむなく受諾した方々,その方々は,わりばしをつくられたり、燃やされたりするためにスギの木を植えたのではありません。
→ 逆になぜ,「短期間で二酸化炭素に戻していい」と思うのでしょうか?
人間が地球上に誕生した頃には,世界中に,日本中にたくさん木が生えていたのに,どんどんなくなっていることはおわかりですよね? それと同じことです。
1. 木を育ててみましょう。日本では成長の早いスギの木で,2年経っても,高さ10センチ程度の樹です。
2. また,たくさん植えて置ける場所がありません。
3. さらに,切り出して工場(発電所)に持っていく際の燃料のことを考えると,工場(発電所)から離れた山の斜面ではなく,工場(発電所)のある平地に植えておきたいのですが,日本人はそんなことしませんよね。
→ 1世帯1年間に50年生のスギの木何本分のペレット燃料を使って,1世帯が50年間使えるだけの人工林を確保するには,どれくらいの面積が必要でしょうか? ほんとうにカーボンニュートラルになるでしょうか?
→ 可能性としては,前にも出てきたニセアカシアです。どんなところでも生育し,火もちがいいのが特徴です。幼樹や枝にはトゲがあり,幹の樹皮も硬いので,シカにも食べられません。
→ リグナムバイタの天然分布地域は,フロリダ南部、西インド諸島,メキシコ,中米,コロンビア,ベネズエラなどです。熱帯地域にありましたが,ほとんど刈られてしまっています。
→ 熱帯にありながら,あまり大きくならず、また生長も遅い樹です。
→ ガヤックという濃い色の樹脂が含まれていて,100℃以上に熱したり,金属との摩擦がおきたりすると,この樹脂が出てきます。ガヤックは,潤滑油にもなります。船舶のスクリューのベアリングに使われています。
→ 今回見た,細長い廃材を配列して接着したボードは,まだ,コスト高になると思います。実用化されていない,研究室レベルと思います。
→ アフリカ等のサバンナに生える木です。 日本で育てる場合,巨大温室(30m×30m×高さ30m)が必要です。そして,少なくとも数百年かかります。家として住むのは,ちょっと難しいですね。ツリーハウスはどうでしょう?
→ バイオコークスを作る方法は,近畿大学理工学部の井田民男准教授によれば,「植物性の廃棄物を乾燥させて微粉砕し,大きな圧力をかけて鉄以上の硬度を持つまで圧縮し、成型して作る」ようです。固形燃料への転換の際,廃棄物を出さないゼロエミッション燃料であることで注目されているようです。
疑問としては,「廃材のほか,サトウキビ殻,茶殻,コーヒー殻、野菜くずといった植物性の廃棄物を細かく砕き、大きな圧力をかけて鉄以上の硬度を持つまで圧縮し、成型して作る。」際の,細かく,くエネルギー,高温および大きな圧力をかけて圧縮・成形するエネルギーが必要なので,ここでのエネルギー損失があるはずです。サトウキビ工場等の廃熱によって,上記のエネルギーが確保されれば言うことなしなのですが。。
CMCは,木材の成分である「セルロース」と,危険性の高い化合物である「クロロ酢酸」の反応により合成されますが,合成後は,医薬品にも使用されてる安全な水溶性高分子です。 食品添加物の欄には,CMCと記載されています。食品では, アイスクリーム、ヨーグルト等に、他に身近なものでは、化粧品や歯磨き粉、洗剤、糊、電池等に、工業用にも、結合剤、可塑剤、分散・安定剤として使われています。すごいですね。大いに役立っています。
生長できません。リグナムバイタの天然分布地域:フロリダ南部、西インド諸島,メキシコ,中米,コロンビア,ベネズエラなど,熱帯地域にありましたが,ほとんど刈られてしまっています。 熱帯にありながら,あまり大きくならず、また生長も遅い樹です。 ガヤックという濃い色の樹脂が含まれていて,100℃以上に熱したり,金属との摩擦がおきたりすると,この樹脂が出てきます。ガヤックは,潤滑油にもなります。船舶のスクリューのベアリングに使われています。
はい,そのとおり。熱帯にありながら,あまり大きくならず、また生長も遅い樹です。顕微鏡写真,あります。
そうですね。メープルも必要だから樹液をつくっています。元気な幹を選んで,ほどほどに採取していると思います。あまり取りすぎると,春に芽が出てこなくなってしまいます。以下。
道管は水の運搬,師管は養分の運搬です。葉で作られた砂糖を含む甘い汁は,師管の層です。
葉緑体で光合成するとグルコース(ブドウ糖)ができます。できたブドウ糖はいったん葉の中で,でんぷんに換えますが,夜になると,再びブドウ糖に換えて,葉から師管むけて運びます。師管ではさらに運びやすい砂糖やソルビトールに換えて,樹体に送り出します。2~3月の芽出しの時には,芽にじゅうぶんな養分を送るために,濃い師管液になります。
クヌギの樹液は,人為的には,あのどろっとした樹液はできないようです。過程:1. ボクトウガやコウモリガの幼虫がクヌギの師管を食い荒らして,めくれあがってきます。2. クヌギはその傷をいやすために栄養を集中させます。3. その栄養,すなわち砂糖がしみ出てくるのですね。
また,こうして砂糖がしみ出るクヌギは,100本に1本くらいだそうです。
ストレスがたまります。自然界で傷つけられた時にケガの修復を行う機能です。人間にとられまくると,寿命が短くなります。商用的には,ほどほどに採取するか,死んだら,新しいマツから採取するか。畑ですね。かわいそう。
そうなんです。切断する際にのこぎりに松やにがつくと,のこぎりが切れなくなります。たいへんな問題です。ひんぱんに楽品でヤニを取り除いたり、とぎなおしたりする必要があります。 また,ヤニツボのある丸太材でログハウス等を建てると,天井からヤニが落ちてきます。
すみません。説明不足でした。リグナムバイタからオイルはとりません。
リグナムバイタに穴をあけて,鉄で出来たシャフトを通して,軸受けに使っていました。リグナムバイタの内側で鉄のシャフトが回ることで摩擦熱が発生します。(一般的には,物体どおしで摩擦が生じると動きにくくなってしまいます。が,)この摩擦熱が生じるとリグナムバイタから樹脂分がしみ出てきて,潤滑剤の役割をして,スムーズに回るというものです。(現在では,軸受けにベアリングが使われています。)
高温・高圧・高含水率状態(180~200℃で5~20時間)加熱する圧縮(約40%から50%まで)すると, 細胞壁は復元力を失います。硬くなるというより,弾性回復力がなくなるくらいに変形され続けた,と言えるでしょう。
熱処理によって,木材を構成しているへミセルロース,セルロース,リグニンの一部で分子鎖の切断が生じてもどらなくなってしまうと考えられてます。
天然のスギは,個性豊かです。もちろんまっすぐに伸びる杉もあれば,二股になるもの,5本になるもの,縄文杉のようにぼこぼこになるもの。スライドで見たようなオームの抜けがらのようなものまで,様々です。屋久島では,まっすぐなスギは,刈り尽くされ,凸凹のものは,切っても価値がないから残された。それが,今に残っているヤクスギたちです。
人工林のスギは,素性のよい(まっすぐに伸びる)天然のスギを選択し,その木の枝を切り,挿し木によって根付いた苗を一面に植林し一斉に成長させました。だから,まっすぐなのです。
個性豊かなスギを考えると,スギは「まっすぐに伸びるから」スギ(直ぐ)というのは,そう考えれば,まちがった名づけ方なのかもしれません。
七本とも,独自に光合成しています。だいじょうぶです!
はい,その通りです。するどいですね。生物は環境に合わせて進化しています。
北山杉は,民間企業です。環境省や農林水産省ではありません。京都北山丸太生産協同組合を,ぜひご覧ください。そして,夏休み,京都にぜひ,行ってみてください。
伐ってすぐの杉の木の含水率は,150%~200%です。びしょびしょな状態です。すごく重いです。北山杉では,含水率が比較的少ない秋に伐採し,葉っぱをつけたまま,伐採後約1ヶ月そのままにして葉枯らし乾燥(ついている葉っぱからの蒸散により丸太内部の水分を減らします)を行うようです。やや軽くなりますが,それでも材内部は濡れています。その状態で,樹皮をはぎます。水圧で樹皮をはがしている間に材に染み込む量は,微々たるものです。剥ぎ終えてから,材を天日乾燥や人工乾燥をします。このときの含水率は12%くらいです。ですから,家の柱に使う時,腐りません。
毒性はありませんが、アレルギーがでる可能性があります。データシートによると、用途- 紙のサイズ用、染料、合成樹脂用、乾燥剤、電線、温床紙、研磨材、 リノリウム、ゴム、医薬品、加工紙、レコード、農薬、うるし、皮靴、 新聞印刷インキ、乾電池、ベルトワックス、化粧品原料(清浄用化粧品、頭髪用 化粧品、基礎化粧品、メークアップ化粧品、芳香化粧品、日焼け・日焼け止め 化粧品、爪化粧品、アイライナー化粧品、口唇化粧品、口腔粧品)、 ガムベース(チューイングガム)など
タンパク質、糖、油、タンニン、樹脂、天然ゴム等を含むエマルジョン液 (分散混濁液)です。空気に触れると凝固します。竜血樹は、赤い樹液。不思議です。
現地では、深夜2~3時から採取するようです。日が昇ると樹液が固まってしまうようです。 ゴムの木の表面の皮を薄く削げばにじみでるようです。ぼくは試したことはありません。レッツトライ。
樹齢5−6年から採取できるようです。
主に中国から輸入してます。アメリカからも少し。日本では生産されてません。
マンゴー カシュー(カシューナッツ) ピスタチオ
カシューナッツの「殻」やマンゴーの果実の「皮」には、ウルシオールに似たマンゴールというかぶれの原因となる物質が含まれてます。中味なら大丈夫かな? ウルシ科ではありませんが、ギンナンでもかぶれることがあるようです。
柏の葉は,以前にもお話ししたように,春先まで古い葉がくっついています。新芽が出ないと古い葉が落ちません。これを「子供が生まれる前に親は死なない」「家系が絶えない」つまり子孫繁栄の意味だそうです。
五重の塔の一本柱は,心柱といって,神木です。この神木と,その延長上にある相輪を守るために屋根がつけられています。 以下のページがとてもわかりやすく五重塔の振動モデルについて書かれています。必見です。
多くの高等植物が菌から身を守るための成分です。タンニンと総称されるポリフェノール成分が含まれています。
フィトンチッドの殺菌作用の他に,アレロパシー『植物から放出される化学物質が、他の植物や微生物・昆虫に対して阻害的あるいは促進的な何らかの作用を及ぼす現象』で,他の植物を寄せ付けないようにしたり,ブナどうしでも縄張り争いをしたりしています。
ブナは雪の重みで曲げられては立ち上がり、また翌年にも曲げられても立ち上がる逞しい樹種で,かつ,水分を大量に含んでいる樹種です。 製材した時、水分を上手に乾燥させないと曲がったりゆがんだりするという性質があります。材料という観点からは,使いにくい材料なので,昔は愛されていませんでした。現在は,乾燥技術が進み,木質材料に使われるようになり,好まれる樹種になりました。
もちろん 生計をたてている方もたくさんいらっしゃいます。
酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤は,水の中に均一に分散させた接着剤で,引火の危険性や毒性の心配が少ない、比較的安全性が高いものです。
難燃や防火ではありません。水溶性なので,当然,水には弱いです。詳しく調べてみましょう。
たとえば,リグナムバイタのように,道管や空隙が極端に少ない樹種であれば,浸透によって強く接着される接着剤,たとえば酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤 は,向きません。
牛乳のような分散質が液体のコロイド溶液を、一般的にエマルション(emulsion)といいます。酢酸ビニル樹脂エマルジョン=木工用ボンドがそれにあたります。 コロイドには、他にサスペンション(suspension)、エアロゾル(aerosol)という状態もあります。
赤・・薬用,顔料,着色に使われていた。『赤い金』ともてはやされた時代もあったらしい。
たとえば,ゴムの木のように、白い樹液(タンパク質、糖、油、タンニン、樹脂、天然ゴム等を含むエマルジョン液 (分散混濁液)です。空気に触れると凝固します)は食べられません。
たとえば,カブトムシなどの好きなどろっとした樹液はどのようにしてできるのか?
道管は水の運搬,師管は養分の運搬です。葉で作られた砂糖を含む甘い汁は,師管の層です。
葉緑体で光合成するとグルコース(ブドウ糖)ができます。できたブドウ糖はいったん葉の中で,でんぷんに換えますが,夜になると,再びブドウ糖に換えて,葉から師管むけて運びます。師管ではさらに運びやすい砂糖やソルビトールに換えて,樹体に送り出します。2~3月の芽出しの時には,芽にじゅうぶんな養分を送るために,濃い師管液になります。
クヌギの樹液は,人為的には,あのどろっとした樹液はできないようです。過程:1. ボクトウガやコウモリガの幼虫がクヌギの師管を食い荒らして,めくれあがってきます。2. クヌギはその傷をいやすために栄養を集中させます。3. その栄養,すなわち砂糖がしみ出てくるのですね。
また,こうして砂糖がしみ出るクヌギは,100本に1本くらいだそうです。
トドマツの場合,セ氏マイナス25度以下で起こるとされていますが,スギの場合,これまで,青森、岩手、秋田、宮城、茨城、福井、岐阜、奈良、三重、愛媛、福岡、大分等でも起きています。
共通して言えることは,心材の含水率が高い樹で起きていることです。
一般的に,心材は辺材に比べて,含水率が低い樹が多いのですが,ときどき,心材の含水率が異様に高い樹があります。心材の水分には砂糖やソルビトールの供給されませんので,凍ってしまいます。
いいえ,樹は気温が零下まで下がると,糖の濃度を高めて樹液の凍結を防ぎます。
ビールが凍るのが-10℃程度 ワインや清酒が凍るのが-14℃ 醤油が凍るのが-25℃程度。
ぼくが以前住んでいた北海道の名寄では、早朝にマイナス30度になっていたよ。名寄の人は、醤油が凍らないように、冷蔵庫に入れるといっていました。それでも凍裂で木が裂ける音は聞いた事がないです。凍裂で木が裂ける時は「バーン」とすごい音がするらしいです。
よく樹脂が出るウルシノキのクローンを育てています。関東・関西・備中付近では特にクローンです。
しかし,国産漆の一大産地,岩手県二戸市浄法寺町では,その土地にあった方法として種からも行なっているようです。 ちなみに根から苗木を作るのは,数は多くできません。種はいっぱいとれるので苗を作り植樹しているようです。
★ 漆を根で増やす方法を「根分け法」と言う。漆を根で増やすことで種子で増やすよりも早く育つ。しかし、種子で育った漆よりも寿命が短いです。漆を採取する目的で植樹するので、寿命は関係ないのでしょう。(10年生になった一本のウルシの木から、下辺から上辺までムダなく漆を取り終えるとその木は伐採します。日本で主流の「殺し掻き」と呼ばれる方法です。)
カンボジア、ラオス地方に生育分布する漆樹の樹液の主成分はモリコールと呼ばれています。国産ウルシや中国ウルシの主成分であるウルシオールとは違い、モリコールは品質が劣るので、中国ウルシと混ぜて、カンボジア、ラオス地方の漆器等を生産しています。
漆は熱や湿気,酸・アルカリにも強いんです。何性って??
成分に違いはないものの,仕上がりに微妙な差があると,職人さんはいっています。国産でも,産する地域,産する時期によっても違いがあります。職人は,塗る時の湿度や気温に合わせて,ブレンドして使っています。
ウルシオールが、がっちくっついた状態になれば大丈夫です。 塗って,翌日に手に付かない状態になっていても(1週間〜)1ヶ月くらいは工房の常温常湿の状態で放置します。その後,出荷します。
塗料。カシュ-樹脂は”カシュ-ナッツ”の殻から搾りだした油が原料。カシュ-の樹は漆科ですが,カシュ-樹脂は「漆のように」カブレることはないと言われる。ただし,かぶれる人もたまにいるようです。 とても臭いシンナー(専用うすめ液)を使うので,漆職人は嫌がってよほどのことがない限り使いません。
★ カシューの樹液は漆と同様に塗料として使用する。カシューの樹液の利点は…紫外線に強い・色が自由に選択できる・熱やアルコールに強い・塗装工程が簡単などがあります。→ 参考:ニシザキ工芸株式会社 塗装部 塗装の知識 カシューという名の「漆系」塗装② 2016年7月25日アクセス tosou.nishizaki.co.jp/info/info18.html
あります。漆塗りといつわっていることもあります。カシュ-塗料は漆に似た性質を持ち、その肉持ち、光沢あふれる塗膜は一見漆と見分けがつかないくらい美しい塗りです。カシュ-漆ともいいます。
天然樹脂もたくさんの種類があり,それぞれ利点と欠点があります。 合成系樹脂もたくさんの種類があり,それぞれ利点と欠点があります。 各観点から使い分ける意味はもちろんあるので、すべて答えると,1冊の本になると思います。
★ 「天然樹脂と合成系樹脂のそれぞれの利点と欠点は何か。使い分ける意味は何か。」「天然接着剤と合成系接着剤のそれぞれの利点と欠点は何か。使い分ける意味は何か。」については調べてもわかりませんでした。申し訳ありません。
シラカバ(シラカンバ)は,陽樹なので,植生破壊のあった,荒れ地になった日当たりのよい土地に生えてきます。先駆者。「日本の高原」のイメージがあり,長野県や北海道に多いです。カバノキ科カバノキ属は,他に,ダケカンバ,ウダイカンバ,マカンバ,ミズメがあります。
シラカバの伐った後の材は,腐朽しやすいので,屋外での使用に向きません。アイスの棒(スプーン)や,割り箸,楊枝に加工されます。
ペリペリと横向きにむける樹皮(北海道ではガンピと呼ぶ)は,たいへんよく燃えるので,天然の着火剤としても使われていました。なので,北海道では,よく植樹もされたのではないかと思います。
ちなみに角館の樺細工には,サクラの木が使われています。「桜皮細工」からきたと言われています。
「大館曲げわっぱ」「秋田杉桶樽」「秋田杉製材品」
経済産業大臣が指定する伝統的工芸品は,• 日常生活で使われている工芸品であること,• 手工業であること,• 技術、原材料が100年以上受け継がれていること,• 一定の地域で産業として成り立っていること,の条件があります。
おいしいといえば「さとうかえで」の樹液を煮詰めると,そう,メープルシロップになります。
おいしくないけど食べるといえば,
フィンランドでは食料難の時代に,マツの師部(樹皮のすぐ内側)を,乾燥して,粉にし,ライ麦と混ぜて,硬いパンをつくって食べていたこと,
日本でも,秋田県由利本荘市鳥海、矢島地域のみに伝わられている松皮餅という郷土菓子があり,マツの師部(樹皮のすぐ内側)を軟らかくなるまで煮てつぶし餅に練り込んだもの。
なお木材の木部を構成しているセルロースやヘミセルロースやリグニンは,人間には消化できません。ただ,木部を食べる研究もされています。 木全体が食べられるようになると,世界の食料事情が変わるといいます。のこくずやかんなくずがおいしく食べられたらいいですね。
タラノメやアブラコシやマテバシイのどんぐり など,木の芽や葉っぱ,木の実は,おいしく食べられますね!
樹種,年輪の細やかさと通直さ,木取り,乾燥技術,職人による細やかな加工技術(機械加工のものは安い)などと思います。 イチローや松井は,北海道の日高でとれるアオダモでバットを作る職人さん(バットマイスター)である久保田五十一さんと相談をして,バットを作ってもらっていたようです。(久保田さん,現在は引退) バットに適した日高産アオダモは,もう,採れなくなっています。 アオダモに代わる素材として、カナダや北米、中国産のメープル材などがあります。
イチイは成長が遅い樹です。 しっかりとこまかく年輪を刻むので,強度も高く重厚です。 心材には,多くのヤニ分が含まれ,色が濃くなります。 心材の保存性(腐りにくさ)も高いです。
辺材がとても白く,心材が濃いので,そのコントラストを生かした丹頂鶴や動物の木彫にも使われます。
→古代ではその強くしなりのある枝から弓を作っていた様子。ロビン・フッドの弓もシャーウッドの森のイチイの枝から作ったものであるという逸話があるとかないとか。
何と比べて? 他の木材? スチロール? バルサは,模型飛行機の材料に使われています。 大空を飛びます。
→比重が最も小さい。たいへんよく浮きますね。スペイン語で「いかだ」の意だそうです。
→飛行機模型のボディにバルサを使う理由 →加工しやすい上に軽いからボディの軽量化に最適ですね。
→比重が最も大きい樹種です。1.3 です。水に沈みます。堅いです! これで人を殴ってはいけません。(笑)
「生命の木」という意味の名前です。中世の時代、この木の樹脂に万病に効く薬になる成分があると信じられていたからだと言われています。
木材の比重の大きいもの。何に比べて? 種類もいろいろ。その利用のされ方もいろいろ。
比重1を超える,ジャングルで育つ,樹種のほとんどは,絶滅危惧種になってます。 伐られないように,各国の政府が取締をしていますが,高く売れるので,密伐が絶えません。
リグナムバイタの切断はたいへんです。伐採しないようにしましょう。
日本産で比重が大きい,シラカシは,カンナの台やげんのうの柄などに使われています。
→マリンバではローズウッド、シロフォンならローズウッド・カリンなどが使われるらしい。使うスティックの形も影響していると考えられますが、同じローズウッドで作っていてもマリンバは厚みのある柔らかい音、シロフォンは飛び跳ねるような爽やかでかわいらしい音を出すので、音の違いがとても興味深いです。
まな板、風呂桶、風呂イスなどなど。いちばん安くて効果てきめんなのは,ヒバの野路板を買ってきて,部屋の中においておくことです。1束10枚で1000円くらいです。 ワンルームであれば,1枚あれば,結構いい感じなので,10人で買って,1枚100円♫
(例えば恐竜の血を吸った)蚊が,樹脂でべとつく木にたかって動きがとれなくなった。その後,蚊を包み込むように樹脂が流れてきた。真空パック状態。その後,樹脂は固化。 その後,地殻変動によって,固化した樹脂が,土砂に埋もれて,高温・高圧の下で,化石化:琥珀(アンバー)になった。
中には,トカゲやトンボが包み込まれている琥珀もあります。
木材の細胞壁には,結合水という水分があります。気乾状態の木材(日本の湿度ではその含水率は12〜13%)を水に浸けると,まず,細胞壁の中の結合水という形で,含水率が30%になるまで,木材に染み込んでいきます。その時,細胞壁は膨らみ,元の形に戻ろうとします。アコーディオンのように折りたたまれた細胞壁も,水分が入ってくると,元の形にもどる。つまり,「形状一時固定」というのは,細胞をただつぶしたレベルだった訳です。
高温・高圧・高含水率状態(180~200℃で5~20時間)加熱する圧縮(約40%から50%まで)すると,木材は復元力を失います。
サンプルお見せする時に説明したつもりでしたが, 形状永久固定の木は,直径が300mmくらいの木。形状一時固定の木は,直径が150mmくらいの木でした。圧縮率と,加熱温度, 圧縮時間が違います。
樹皮,師部はなくなってます。圧縮の際,とれちゃいます。
機械的にはできません。機械的にできるのは圧縮のみ(比重は大きくなる)です。木材の比重を小さくする、できるとすれば, 木材に含まれている樹脂分を抜くことかもしれません。
防火処理は,できます。でも,ミサイルが当たると燃えるでしょう。エンジンでも,火花がでるようなエンジンであれば,燃えますね。
クスノキの防虫効果ですか? 「臭し」「薬の木」。 成分は,カリオフィレン、α-ピネン、シネオール、リナロール、カンファー、リモネン、ゲルマクレン、サフロールなど。 楠(クスノキ)にとっては,無害なフジダニというダニには効きません。クスノキにはフジダニが棲んでいます。 衣類に卵を産む,イガやコイガ,ヒメマルカツオブシムシは,樟脳が苦手です。
ほんとですね!実際のものを見てみたいです。船のような,クジラのような形です。
すごい!!!!!そしてかっこいい!
あまりよくないね。いろいろと問題がでてくる。紅の豚の飛行機・・・・
そのとおり。たくさんグッツが売っています。ヒノキやヒバの家は,家そのものが, です。
ラワン(lauan) は、フタバガキ科 ( Dipterocarpaceae ) の広葉樹の総称です。 フィリピン、インド、ボルネオなど熱帯で生育し,成長がきわめて遅いものもあり,遅いものは絶滅危惧種もあります。 木目は不明瞭(雨期と乾期の違いによる交錯木理がある。→カンナかけづらい),軽軟な材が多く、加工は容易です。材は腐りやすいです。
また、気乾比重 : 0.38~0.64と,フタバガキ科3亜科17属ほどの総称なので,ばらつきが大きいです。ラワン合板(コンパネ含む)をホームセンターで購入する時に、ロット(つみあがった山)によって、1枚単位、とっても軽いラワン合板と、すっごく思いラワン合板があります。同じ値段です。
釘は,衝撃一発で叩き込めます。スピーディです。そして、とっても安いです!
そう単純だろうか?
多くの高等植物が身を守るための成分です。タンニンと総称されるポリフェノール成分が含まれています。
フィトンチッドの殺菌作用の他に,アレロパシー『植物から放出される化学物質が、他の植物や微生物・昆虫に対して阻害的あるいは促進的な何らかの作用を及ぼす現象』で,他の植物を寄せ付けないようにしたり,ブナどうしでも縄張り争いをしたりしています。
天然成分:ヒノキチオールやヨシキソールには,防腐効果があります。防腐剤を注入すれば,それなりの効果があります。どれくらいもつかどうかは,設置された環境により変化します。
丈夫な構造を無視すると,いずれも丈夫ではありません。具体的な環境・条件がないと比較ができません。地盤や地震の多さ,湿度,雨量,潮風,使われる樹種,石の種類等々,限定していかなければ比較は出来ません。何(地震,雷,台風,津波)に対して丈夫かどうか。家の形,大きさにもよりますね。
高度経済成長時代〜1970年代まで,製紙工場での廃液(水を汚染し、悪臭の原因となる物質)でした。1970年代以降〜現在は,その利用法がさまざま検討され,そのひとつにバイオマス燃料が考えられました。製紙業界では,リグニンを燃料に発電し,全エネルギーの約30%をまかなっています。
おいしいといえば「さとうかえで」の樹液を煮詰めると,そう,メープルシロップになります。
おいしくないけど食べるといえば,
フィンランドでは食料難の時代に,マツの師部(樹皮のすぐ内側)を,乾燥して,粉にし,ライ麦と混ぜて,硬いパンをつくって食べていたこと,
日本でも,秋田県由利本荘市鳥海、矢島地域のみに伝わられている松皮餅という郷土菓子があり,マツの師部(樹皮のすぐ内側)を軟らかくなるまで煮てつぶし餅に練り込んだもの。
なお木材の木部を構成しているセルロースやヘミセルロースやリグニンは,人間には消化できません。ただ,木部を食べる研究もされています。 木全体が食べられるようになると,世界の食料事情が変わるといいます。のこくずやかんなくずがおいしく食べられたらいいですね。
タラノメやアブラコシやマテバシイのどんぐり など,木の芽や葉っぱ,木の実は,おいしく食べられますね!
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