SDG's挑戦 Q&A

SDG's 貢献をめざします

SDG's 挑戦 Q&A

「曲がるスギ材と根っこんな森」SDG'sまだまだ、仮説・検討の段階です。Q&Aです。

質問に移動:

なぜ柴犬、秋田犬なのですか?

1. ほんとうはオオカミがその役割を果たしていました。しかし,日本では,絶滅させてしまいました。

2. 一般社団法人 日本オオカミ協会 (Japan Wolf Association: JWA)は,日本の生態系を回復させるためにニホンオオカミのルーツであるシベリアのハイイロオオカミの日本の森林への導入をめざしています。しかし,オオカミ=怖い=悪者 のイメージから今のところ、導入に至っていません。

3. なお「オオカミ導入による生態系+地形の安定化」の大きな実験は,アメリカのイエローストーン国立公園での実験です。

4. そもそもイヌは,オオカミの群れから放れた個体から誕生しました。オオカミの群れから離れてヒトに近づき,生き長らえていた生物です。ヒトによるイヌ間の交配で犬種が多用化,そしてイヌがヒトとの生活習慣に合せるように進化しています。

5. 日本の種で遺伝的にいちばんオオカミにちかいのは,アキタイヌ,シバイヌです。北海道では,実際に放し飼いにしている秋田犬がエゾジカを日常的に捕らえている報告があります。

6. 柴犬、秋田犬であれば,柵の中で、放し飼いにしても近隣住民の不安はないものと思います。彼らの愛らしさから,子どもたちや犬大好き人間たちのアイドルにもなりえます。犬好き人たちが全国から会いに来てくれるかもしれません。

7. オオカミ(大神)の神社もあります。住民の方々は理解(納得)してくださると期待しております。

柴犬、秋田犬導入によるシカの個体調節は具体的にどのようにするのでしょうか?

個体調節の目標到達させるためには,しばらくは,トライ&エラーの実験を重ねることになります。

 まずは,第一実験です。

 →放置林を実験地として決定し,そこにシカが好む環境をつくります。

 →(きらめき活動により明るい草地をつくります)

 →秋田犬(雑種も可)の家族を、放置林の一定範囲を囲った大きな柵(シカ用のトラップ)の中で飼います。放ちます。あそばせます。

 →秋田犬の家族がシカ(たぶん小鹿)を捕食するようになれば,第一段階クリアーになります。

北海道ではどのような犬の調教や状態で日常的に捕獲するようになったのでしょうか? どのくらいの期間でどのような調教すれば、捕獲できるようになるのでしょう? 調教師はいるのでしょうか?

ヒトによる「調教」ではなく イヌの「本能」を生かします。

1. 子犬はボールや小動物を追いかけます。

2. 犬はパック(主従関係のかたまり)をつくろうとします。オオカミでは,これをウルフパックと呼んでいます。パック単位での生活(生きる活動)が基本であるという,生まれながらの埋め込み(本能)があります。

ヒトのための「捕獲」ではなく,イヌが生きるための「捕食」を促します。

1. イヌが生きるための捕食になります。

2. 北海道のケースでは,その秋田犬が小鹿をしっかり食べています。

捕獲はシカ以外に、イノシシ、ハクビシン、猿など適用できるでしょうか?

日本犬が,イノシシ、ハクビシン、猿を,捕らえることはできないと思います。

1. しかし 森林にイヌが入ると,上記した How Wolves Change Rivers のような変化が徐々に現れるようになると期待できます。

2. 現在,ニホンジカが大繁殖できる大きな要因が,手入れされた人工林の存在です。

3. 人工林が,豊かな森(いきもの森)に変化することで,生態系は森の中で満足する。→

4. 畑を荒らすことが,徐々に少なくなると見込んでいます。

5. 外来種であるハクビシンは,日本の生態系に入れないので,手ごわいですね。

鳥獣被害対策として、罠による捕獲と犬と人との猟友会による捕獲がありますが、鳥獣被害防止特措法では、犬の放し飼いによる捕獲は認められるのでしょうか? ペットではないですが、住民に被害を加える可能性などに対しての対処法がありますか?

 実例がないので,(すぐには,もしかしたらまったく)認められないでしょう。

1. 人間に育てられたオオカミは,自然の中で暮らせる一方で,人間を自分より上の立場としてとらえることがわかっています。主従関係を大切にして生きる生物だからです。オオカミにちかい犬種も同様と思われます。しかし

2. すべての人間に犬との主従関係が保てるかどうか。保てないと思います。森にいきなりでてきた野犬を,人間も怖いと思い撃退・逃避しようとします。犬も自己防衛をします。

捕獲後のジビエ料理などの活用が必要です。日本ジビエ振興協会で流通と衛生管理など案内があり、トレーサビリティまで記載がありますが、犬の柵中放し飼い捕獲の獲物は価値があるでしょうか?

秋田犬がシカを食べちゃうので,いまのところ。。。。

今回は,狩猟・ジビエ料理は考えておりませんでした。なぜなら狩猟・ジビエ料理となると,現状では,多くの制約や資格が必要だからです。

しかしながらそれらの様々なハードルを乗り越えられれば,犬の放し飼い狩猟→ジビエ料理の視点も興味深いですね!

犬の柵中放し飼い捕獲の目的はなんでしょうか?

なんと言っても日本中の鳥獣被害対策になります。

鳥獣被害対策は,今のところ,「人間」の生活・農業を荒らす動物への対策 ですね。あくまでも「人間」基準です。これが,「生きもの」基準に変えられれば,根本的な解決につながっていくと思われます。そうしたいです。

まさに,マタギ文化 は,自然界と人間の共存を実現したひとつの形 だと思います!!

手入れされた人工林で、柵中であっても、放し飼いの犬が個体調整をする場合、シカは犬を天敵として人工林から山奥に逃げないでしょうか?

 おっしゃるとおりです! 安全な場所に逃げます。よって,山奥に限らず,他の畑を荒らしにも行きます。(行った先から苦情がきますね)

 また,山奥の一ヶ所にシカが集まった場合,食べるものがなくなると個体数を減らします(北海道知床のエゾジカの例)が,関東では,シカの逃げ場所はかなり広いですね。本州全体が逃げ場所になってしまいます。(屋久島くらいの島なら実験できそうですが。)

 本州では一定の面積を囲わなければ,部分的に「犬の放し飼い」を行なって犬が捕食しても,個体調節にはなりませんでした。ご説明不足で申し訳ございません。。

確かに野生本能があっても、実験中に中途半端な犬の野生化で人への影響が出ないか心配です。

 カナダで,人間に育てられたオオカミが野生に放たれたものの,何年かぶりに,育て主がその森に行くと,愛犬のように甘えてきたという実録があります。 ただし,育て主以外の 人間全員にオオカミはどう接するか? となると,上記のような主従関係はつくれないと思います。

 また,進化という意味での「犬の野生化」が現れると,まずは,現在,日本の森林で生息する「ノイヌ」と同様な生物になるかと思われます。

 その後,遺伝的にオオカミにちかい「ノイヌ」の場合,行動もオオカミ(大神)に(うまく3世代以上その生活が続くと※)少しずつ近づくかもしれません。(人類が滅べば,確実にオオカミにもどるはずです。)

 すでに「ノイヌ」が群れ化し,北海道東部、日光、丹沢、対馬等で,シカなどの捕食者として現存しているという報告もあるようです。

◯「ノイヌ」は,法令上の分類では「野生獣」「狩猟獣」となります。

◯ 一代目は,所有者が遺棄した「イヌ」とされた場合,日本では動物虐待行為と見なされ,所有者に50万円以下の罰金が科せられます。

◯「ノライヌ」として捕獲された場合,物として扱われ処分されます。

 そもそも日本では,犬の放し飼いそのものが,全国,北海道でも禁止されています。 ご説明不足でした。すみません。

(※ 飼い主に捨てられたイヌは,精神的にも本能も人間依存の傾向にあり,子育てをうまく行えないようです。)

生き物基準で考えて、鳥獣被害特措法に適用するためにどのように対処できるかでしょうか?

 鳥獣被害特措法に適用する 試験的に実施できそうな方法・手段,生き物基準のモデルを考えてみました。 もちろん,以下,⑤の,野生獣の捕獲には「狩猟免許」「わな猟免許」と「狩猟者登録」が必要になります。「鳥獣被害対策実施隊」がいらっしゃれば さらに。。

① 人工林の幹を利用して,例えば,最初は,50メートル四方の網枠(高さ1.5m~)をつくります。幹に直接穴をあけ,アンカーで金具を取りつけ,網(ワイヤー)を固定します。コロニーの形成。

② 網枠内部は,きらめき間伐をして光を入れ,下草が茂るようにします。一部,アルファルファ等の畑も一部につくります。また,鉄くずや鉄粉(使い捨てカイロの中味)使用済ホチキスの塊:「シカこいこい」を設置します。

② 誘導トラップからの,シカの出入りは(出られるなら)自由にします(トラップあるのに罠ではない?)。 が,常駐するシカも見込まれます。鉄くず・鉄粉に,シカが多く集まると考えられます。しばらくすると繁殖します。

③ 鹿せんべい等,餌づけ等も試み,ヒトとシカ,イヌとシカの距離を近づけます。(奈良公園化)(愛護団体の抵抗・抗議もかわさなければなりません。)

④ ドッグランとしてオープンします。(シカが逃げても,・・てもOK)

⑤ 子ジカを,定期的に,ジビエとしていただきます。流通をめざします。

⑥ 自然と人間生活圏のバッファー化をめざします。

⑦ 順次,コロニーを増やす あるいは エリアを拡張します。

⑧ 拡張に合わせて,イヌの本能を刺激します。

鉄分はシカのみならず野生動物は欲したがると思いますが? イノシシやサルも集まるのでは?

 はい。逆に集まったとしても、犬の野生本能でシカのみ対応した奈良公園化になるか、

 囲いの中は基本,草地にするので,誘導トラップで,入ってくるのは 草食動物のシカが多いと思います。シカが死んだり,ミミズが増えたり,果樹が育つと,侵入動物の種類に変化がおきるでしょう。

 イノシシの親は入って欲しくないですね。網をこわされちゃう。子どもイノシシを置いて,親イノシシは去ってくれたらいいです。(親イノシシは,自分は捕まりたくないから,子どもに挑戦させて,逃げる習性がありますね。) ウリボウは,かわいいし,美味しい。

 動物の出入りは,自由なのですが,直進性の高いシカが逃げ場を失ってくれるように「誘導トラップ」を工夫したいです。

犬と子ザルが仲良くなるか?

 あるかもしれません。サルには,慣れて欲しくないです。彼らと付き合うとキリがないと思います。賢い。サルは,上から,出入り自由ですね。

「シカこいこい」が、ジビエ料理を目的とした観光として成り立つでしょうか?

 さっぽろ羊ヶ丘展望台では,ヒツジとたわむれながら,横のレストランでジンギスカンを楽しむことができます。訪れる観光客は,じゅうぶん理解しています。 シカ捕獲 そして,ジビエも,理解していただけるような形になれば,いいですね。

 親シカは,学習すると,既述の「誘導トラップ」では,出入りできると思われます。 ジュニアのシカが捕獲対象になると思われます。

 ゆるやかなシカ公園,ゆるやかな捕獲場,ゆるやかなレストラン を目指せればいいかと思います。

一般的な鳥獣被害対策の罠との違いを明確にうたう必要がありますがいかがでしょう?

 一般的には,ネット囲いの中が,畑。ネット囲いは鳥獣の侵入をなくすためのブロックの役目ですね。

 一方で,今回のネット囲い(柵)の中は,シカにとっての(危険な)遊び場・食事場,人間にとってはゆるやかなシカ公園,ゆるやかな捕獲場,ゆるやかなレストランとなります。

コロニーの広さはどれ位がいいのか検討が付きませんが、いかがでしょうか?

 実験的に初期段階では、市販のネットが100m巻きから安価。よって,まずは,2巻買って,50m四方くらいでいかがでしょうか?

「シカこいこい」や誘導トラップでなく、誰もがいいね。と言ってくれるいい名称がないでしょうか?

シカこいこい→ 「シカミネラル補給所」,「シカ鉄なめ所」,「ミネラルの森」

誘導トラップ→ 「いらっしゃい・またおこしくださいゲート 」、「いってらっしゃい・おかえりなさいゲート」「よくきたなゲート」「よくきたな・まあすわれゲート」

 もっともっと,小学生からのネーミングを募集できればいいかと,考えています。

よくある質問を入力します。

質問に対する答えを入力します。

✓ 貴社の CSR 活動 の お手伝いに!

✓ 貴自治体のSDG'sへの取組に!

  1. 拙ない研究課題ばかりですが、ご興味ある方、ご協力いただける方、ご連絡お待ち申し上げます。

  2. 本研究課題に関するご質問・疑問等ございましたら、ご遠慮なくお寄せください。

  3. ご教示、お力添えいただけましたら幸いです。