仕事納め 2017/12/28(木) 午前 9:26
本日は仕事納め.修論の添削で仕事が納まった気がしない.
今年の研究発表は,
論文主著2報(和文1,英文1),共著1報(和文1;応答著者),本のコラム2報,和文雑文1報
であった.もう少しで受理されそうな英語論文(主著)もあるので,まずまずと言ったところか.
野外調査の方も前半戦は,自分のデータが取れず焦ったが,最終的には何とか論文に出来そうなデータと来年度に繋がるデータが取れたので及第点と言ったところだろう.さっさとデータ解析して,論文投稿まで持って行きたい.
来年もこの調子で順調に行くことを願うばかりである.
では皆様,良いお年を.
記録を残す 2017/12/28(木) 午前 9:15
何だか忙しくて記録を残すのを忘れていた.
年を越す前に記録しておく.
10月26日:鰻放生大祭
京都の三嶋神社のお祭り.なぜか市内の瀧尾神社で行われている.
ウナギ研究が上手くいきますよ~に!
10月28日:CoHHOの国際シンポ
巻き込まれてポスター発表した.そして,自分の準備よりも院生のポスター添削が大変であった・・・.懇親会の準備などもお手伝い.
11月15日:京大の海洋系研究室合同セミナー
たまにはよそ様の研究室の発表を聞くのも良いですね.概ね楽しく聞けた.
12月6日・7日:遺伝研研究集会
主にトゲウオ関係者で研究成果の共有と議論.有意義な集会であった.進展の速さがすごいですな.
私がトゲウオ研究の世界に再び戻れるのはいつの日か・・・.
遠征の連続が終わる 2017/10/10(火) 午後 4:56
遠征続きの日々も終わったが,その疲労が抜けない今日この頃.
恒例の記録を綴っておく.
9月22~24日:水産学会国際シンポ
魚類学会の疲労をやや残しつつ東京海洋大.
お久しぶりなA井先生とじっくり話ができた(今生の別れ?をしてきた).お元気そうでなにより.そして相変わらずド派手な服.もう少しで退官だそうだ.
この学会は,自分のためになる発表とそうでないのがはっきり分かれる学会ですな=暇な時間はホントに暇.
9月26日:森里海の勉強会
これ,今年最大のヒットです.とても面白くためになる講演だった.
こういうのなら,毎回,文句も言わずに参加するんだけどね.
10月1~6日:松川浦調査
連続遠征のトリを飾るのがこの調査.もっとも過酷.
人数はたくさんいるが,運転手は私1人.京都・福島間をレンタカーで移動(学生でも運転できるように規則を変えてほしい.もう成人なんだし・・・・).移動だけでヘトヘトである.
調査の方は,U川が濁っていてウナギ採集が思うようにできなかった.
しか~し,もう1つの調査河川N川では,クロコがたくさん.
想定外ではあったが,とても良いデータが取れた.後はこのデータをどう料理するかだ.腕の見せ所である.頑張ろう.
と遠征が続いたことで,お仕事がたくさん停滞している.あれもこれもやらねばです.しばらくドタバタが続きそうです.
時間経過が早い・・・ 2017/9/20(水) 午前 11:22
最近,時間の経過が早いです.このブログもずいぶんとご無沙汰してしまいました.
ということで,最低限の記録を残しておこうと思います.
6月22日~27日:松川浦調査
今回から経費節減で,京都~松川浦をレンタカー移動.恐れていたほど疲労感はなく一安心.調査の方は,ボチボチな成果.まぁ,及第点でしょう.
7月24日~29日:安定同位体解析
初めてやる作業.思ったよりは簡単な作業で,今後も活用できそう.
7月31日~8月3日:松川浦調査
電気ショッカーを用いた調査を中心に据えた計画だったが,早々に故障・・・・.
惨敗である.
これで今年度の私の研究課題は次回の調査に運命を託すことに・・・・.
9月15日~19日:魚類学会@函館
やはり他の学会よりもそこそこ研究を楽しめる.講演聴いたり,ポスターを見たりしながらぶらぶらして,会場のあちこちで挨拶をしてまわる.夜は飲み歩き,10年も函館に住んでいたんだよね,と懐かしむ.
最終日18日のシンポは,台風直撃も我らのシンポは午後からなので影響は少なく済む.まぁ,路線バスが運休してたから,移動手段はタクシーだけだったけど.
シンポの方は,非常に示唆に富んだものになったのではないかと思います.講演者の皆様,参加いただいた皆様,ありがとうございました.
とこんな感じで行事があった.
この間に,念願のイトヨ論文が投稿できたし(査読から返ってきて改訂中),コラムを寄稿した図鑑が出版されたり,昨年度の修了生のウナギ論文が無事アクセプトされる等,比較的順調な前期だったのではないかと思われる.
原田真実・久米学・望岡典隆・田村勇司・神崎東子・橋口俊也・笠井亮秀・山下洋(2017)大分県国東半島・宇佐地域の伊呂波川と桂川に設置したウナギ石倉かごにより採集されたニホンウナギと水生動物群集.日本水産学会誌;印刷中
さて,明日からまた遠征だ.休日が欲しい・・・
魚類学会でシンポジウム 2017/6/15(木) 午後 3:26
今年度の日本魚類学会年会で,九大の鬼倉さんとシンポジウムを企画しました.詳細は下記になります.ぜひご参加ください.
淡水魚保全における河川行政との連携
Collaborationwith river administration for freshwater fish conservation
日時:2017年9月18日(月)13:00~17:00
場所:北海道大学函館キャンパス
コンビーナー:久米学(京大フィールド研)・鬼倉徳雄(九大院農)
【シンポジウムの趣旨】
魚類学会に所属する研究者が,淡水魚保全の現場に関わることは,魚類学を担う者としての責務と言える.そして,このような現場に携わる場面が増えるにつれて,我々研究者にとっては,専門的な見地から如何に有効な助言をできるのかという点で,その存在意義が問われることとなる.その一方で、研究者と河川や湖沼などの淡水魚保全に関わる各種行政との考え方の相違から,淡水魚保全の現場において,施策が有効に機能しない状況や,研究者の提案が行政に受け入れられにくい状況が生じることもあるだろう.しかしながら,研究者と行政が良好な関係を保ちながら連携することで,淡水魚保全をより効果的に,より効率的に行われることが望まれる.
そこで本シンポジウムでは、行政と連携して淡水魚保全に向けた取り組みを有効に機能させるにあたって研究者が留意するべきことを明確にすることを目的とする.まず,行政と上手く連携し,淡水魚保全が成功した事例を紹介する.次に,行政の立場から,淡水魚保全に対する考え方を紹介する.最後に総合討論を通じて,淡水魚保全をより促進するために,行政との連携の仕方について議論を深めたい.そして,魚類学会の若い世代の研究者が,淡水魚保全の現場でより活躍していける道筋を探る場としたい.
プログラム
1.13:00-13:10
趣旨説明:これまでの淡水魚保全における研究者と行政との関係
久米学(京大フィールド研)
2.13:10-13:35
防災と干潟保全の両立を目指して~徳島県那賀川汽水域における事例~
乾隆帝(山口大院創成)
3.13:35-14:00
九州での淡水魚保全:行政と共働したいくつかの取り組み
鬼倉徳雄(九大院農)
4.14:00-14:25 円山川流域における自然再生事業-コウノトリの野生復帰地における試み-
佐川志朗(兵庫県大院地域資源)
5.14:25-14:50
河川、都市、農地における淡水生物保全の事例
永山滋也(岐大流域)
6.15:00-15:25
行政主導の生物多様性モニタリングにおける研究者とNGOの役割
横井謙一(日本国際湿地保全連合)
7.15:25-15:50
ミヤコタナゴの積極的保全にどのように取り組むか?-淡水魚類の保全における環境行政の役割-
鈴木規慈(千葉県生物多様性セ)
8.15:50-16:15
河川整備における魚類生息場の保全アプローチ-多自然川づくりの現状と今後の方向性-
萱場祐一(土木研究所)
9.16:15-17:00
総合討論
2018年1月1日追記
シンポジウムの開催報告が魚類学雑誌(研究業績C-8)に掲載されました.こちらもご覧いただけると幸いです.
ドタバタ劇その他 2017/6/14(水) 午前 11:30
前回からずいぶんと間が空いてしまいました.
理由は,やたらと調査やら何やらあり余裕がなかったため.
以下に時系列で振り返ってみる.
4月17日~20日:厚岸調査
例年よりも早めの調査第一弾.参加者は,遺伝研のKさん,Iさん,Kくん,Hくん,京大生態研のFさん.
予想通りの結果に一安心.
5月8日~12日:厚岸調査
毎年恒例の調査.参加者は,遺伝研の遺伝研のKさん,Iさん,Kくん,Aくん,Hくん,京大生態研のFさん,O大(海外)のMR.
今年はイトヨの遡上が遅いのかやや不発.相変わらず良くわからない魚です.
5月15日~19日:松川浦調査
今の本業のウナギ調査.ウナギが動き出すのもこれからか?
この時期はまだ暑くないので良いが,次回からの調査はキツいだろうな.
でも,ある程度の数のウナギの捕獲が期待できるので楽しみでもある.
という感じで,調査準備→調査→調査片付けのループ,合間に雑用多数でした.
そんな中でも嬉しい知らせが.
論文アクセプト!
難航していたが,ようやくです.以前,ブログで触れた珍妙な魚の論文です(2017年1月4日記事).その正体は,クロホシマンジュウダイ.福島県での初記録であり,かつ太平洋岸の北限記録を更新したという話です.次号の魚類学雑誌に掲載される予定です.
久米学・和田敏裕・高木淳一・堀友彌・三田村啓理・荒井修亮・山下洋(2017)福島県松川浦におけるクロホシマンジュウダイ幼魚の初記録.魚類学雑誌,印刷中
ウナギはどうした?と言われそうですが,ちゃんとウナギの研究やってますよ(論文も投稿したし・・・).これは副産物です.とは言え,ウナギプロジェクトで雇用されて,クロホシマンジュウダイの論文を書くことになるとは思いませんでした.研究をやっていると予期せぬ事に遭遇するものですね.
異文化交流 2017/4/4(火) 午後 3:15
いつの間にやら新年度.
相変わらずドタバタしています.
先日,初めての水産学会に参加.
前々から聞いていた通り,ドレスコードが違った.
そして発表内容も.まさに異文化.
生態分野はややぼやっとした内容が多く,聞き終えた後にモヤモヤ感が残るものが多かった.
と言っても,勉強になった.
3.11. 2017/3/11(土) 午後 2:03
今年も3.11.がやってきた.
毎年の事ながら,早々に大槌での研究成果を論文化せねばと改めて思う.
一日も早い復興を祈って.
山場は去った? 2017/2/14(火) 午前 9:32
ようやくにして,山場は去ったような,去ってないような,よくわからない今日この頃.
修論生のお世話は一段落し,順調に(本丸のイトヨ論文以外の)論文は書き進んでいる.
といっても和文ばかり,英文にするネタは,ペンディング中.二報目以降のデータを解析中.第一弾が投稿(あるいはアクセプト)されてからじゃないと出しにくいのだな.
来年度から自分主導のウナギ調査もはじまるので,今のうちに出来ることはやっておきたいところだ.
ということで,今,手がけている和文は3月中旬には共著者に意見を貰う旅に送り出したい(願望).
そう言えば,Q大のOさんとのワルダクミは採択された.9月が楽しみである.詳細は後日このブログに載せる予定.
どたばたと 2017/1/29(日) 午前 11:04
なんだかドタバタしています,修論生が.
と言いたいところですが,私もドタバタしています.はい,今,ブログを書いているのは現実逃避です.
対応すべき案件は,色々と重なるものである.
普段は,まだポスドクということもあり,散発的に案件が突撃してくるのですが,最近は討伐したと思うと別案件が突っ込んできたり,討伐中にも割り込んできたりする.
良い作図法はないか悩む.現状案は一見良さそうだが,情報が消えすぎている気がするのである.もう少し考えなくては・・・・.
以上,愚痴でした.
厳冬の厚岸 2017/1/21(土) 午後 8:44
ぼちぼちと仕事は進んでいます.
寒かった厚岸調査の記録.
1月10日~14日:
どうやら,今冬の中でもかなり寒かったそうな.
川も凍っていた・・・.
こんな中でイトヨ採りする人たち.そんな奇特なメンバーは,いつもの4人(遺伝研のKさん,Iさん,Kくん,そして私).
人も鳥も氷の上に立てる.この鳥さん(↓)は氷の上をすべってた.写真はないがKくんも(笑)
なんとかイトヨも採れてめでたしめでたし.
次回は,4月か?
そう言えば今日,もう1本,論文を投稿した(再投稿).
こんどこそ良い結果になりますよ~に.
記録(2016年10月~12月) 2017/1/4(水) 午前 10:23
投稿する機会を逃し続けて年が明けてしまいました.
記録の穴埋めをしておきます.
10月17日~20日:厚岸調査
イトヨの降海個体と残留個体の採集.遺伝研のKさん,Iさん,Kくん,北大のNくんと.
残留個体のデータはバッチリも降海個体は不発・・・.リベンジ調査決定・・・.
10月27日~29日:松川浦調査
27日は移動前に大学の初任者研修.そしてギリギリの飛行機移動.
翌28日,石倉を上げる.ウナギは1尾のみ.もう活性が落ちたのだろうか?テレメのデータを見れば,何かがわかるかも.ついでに変な魚が採れる.北の方でばかり調査をやっている私にはえらく毒々しい姿に見えた.
11月1日~4日:厚岸調査
イトヨの降海個体と残留個体の採集のリベンジ..遺伝研のKさん,Iさん,Kくんと.
前回の反省を活かして定置網とその張り方を改良.で,大成功.良いデータが取れた.満足.次は1月,寒そう.
12月21日:標本登録
11月の松川浦で採れた変な魚(私にとってですよ)の標本登録.京大総合博物館のNさん,ご助力ありがとうございました.
そして,この数日後に某誌へ査読の旅にでた.受理されますように(祈).
年始 2017/1/4(水) 午前 10:01
あけましておめでとうございます.
今年もよろしくお願いいたします.
さぼり気味のブログですが,今年も活動記録が追える程度には更新したいところです.
そして,今年の目標ですが,
・これまで排出できていないネタを数本(2~3本?),論文化して投稿すること
・ウナギネタを形にすること(学会発表できればよいな)
の2つです.ほとんどネタ元が違うプロジェクトなので,私の頭がついていけるか不安です.
どの程度,目標を達成できるかわかりませんが,ほどよく力を抜きながら頑張っていこうと思います.