年の瀬 2014/12/27(土) 午後 2:07
年の瀬である.ようやく今年の講義も終わり,論文執筆に没頭できる.
なぁ~んてことはなく,年明けにある残り2回の講義準備と試験問題を作成しなくてはならない.前者は半分くらい終わっているけど,後者は手つかず・・・・.
さっさと終わらせて,時間が止まったかのごとく進捗状況がよろしくない論文の執筆に勤しみたい.1月から3月の間に2~4本の初稿を仕上げたいところ.それでも遅れを取り戻せていないのが悲しいところだな.
ともあれ,今年もたくさんの方々にお世話になりました.ありがとうございました.
それでは,良いお年を!
しつこい風邪 2014/12/15(月) 午後 9:09
なぜかしら風邪が長引いていて,もう2週間も経つのに症状が残ってる.
そして,やることだけが堆積していく・・・・.可及的速やかにやらなきゃいけないことは,「講義の準備」と「査読(第2稿)」だ.どちらもそれなりに時間が掛かる作業だよなぁ.そろそろ,試験問題も考えないと・・・・.雑多な案件がいっぱい・・・・.
結局,何だかんだ言ってても最終的には何とかするんだけど,こういう状況って肉体的にも精神衛生上もよろしくない.
このままだと,貴重な論文執筆強化期間(正月)にも色々な雑用(いや,これも必要なことなんだけどね)が食い込んできそうだな~.どーしましょ,やれやれ.
調査のち風邪 2014/12/4(木) 午後 6:29
11月28~30日に某所で河川の河床・流速調査をした.
非常に多様な河床環境で流速も変化があり面白い.
その一方で,上流の工事現場に近づくほどにアーマー化が進んでいたり(河床がガチガチで浮石がなくなってた),流出土砂の堆積が見られたり(洲が新たに2つできてた),とあまりよろしくない.そういえば,付着藻類にシルトがたっぷりまとわりついていた.いやはや.
と思っていたら,自分が風邪ひいた.調査後に体が冷えたのが原因だろう.ちゃんと対策してたんだけどなぁ~.いやはや.
と言うことで,ここ数日は休業.ようやくゆるりと動き始める.今週中に完治すると良いなぁ~.
魚類学会 2014/11/21(金) 午後 3:23
11月15-17日に魚類学会に参加してきた.
ちょっと遅くなったけど(学会後の講義準備と講義で力尽きたので,このタイミングになった),記録を残しておく.
今年の出番は,
ポスター発表
久米学・西田翔太郎・森誠一(岐阜経済大)
「震災津波により形成されたイトヨ新規集団および既存集団における形態学的研究」
口頭発表
池谷幸樹・波多野順・国崎亮・野口亮太・須田暁世・中野大輝(アクア・トトぎふ)・久米学(岐阜経済大)・大原健一(岐阜県水研)
「水槽飼育下での長期観察によるメコンオオナマズPangasianodon gigas の摂餌周期における雌雄差」
の2題でした.
結論から言うと,とても刺激的で有意義な時間を過ごせました.
15日:
新幹線が遅れて,やや遅刻して会場到着.
ポスターを貼って一息つく.
その後,ポスター会場を徘徊してチェック.
昼食後,オークション会場で入札してみた(結果は1勝1敗)
ポスター発表コアタイム.本当はポスターの説明する日なんだけど,他のポスターを聞きたかったのでフラフラと徘徊する.
だが,今年はやたらと知り合いにトラップされ,ポスターの説明をする.そして,初見の方にトラップされ,また説明.図らずもこの繰り返しとなる(翌日もこの繰り返しになるとは予想してなかった・・・・).
ようやく解放されたのはコアタイム終了時間を過ぎてから.
午後の池谷さんの発表は聞けず.渾身の仕込みを受け止めに行けなくてゴメンナサイ.
と言うことで口頭発表の方はパスして,いくつかのポスターで説明を聞く.
カマツカ,滅茶苦茶面白い!今後が楽しみすぎる.
でもって懇親会.飲みすぎたかな?
16日:
本日はお気楽モード.
午前中はユルユルと過ごす.
昼食後,オークションの成果物を受け取り,ポスター会場へ.
今日もトラップされること多数・・・・.
グッタリしてきたので,口頭発表会場へ.
とある発表の酷さにゲンナリして撃沈→撤退.
どうもこの判断は正しかったようで,次の発表でG先生が暴れたとか.
ポスター撤収して,その後は京大チームに紛れて飲み.
17日:
シンポジウムの日.
「魚類における適応と種分化の進化遺伝機構:研究最前線と今後の展望」に参加した.この手の話,現在も係ってはいるのだが(主に野外データ部門で),専門ではないのでイマイチ理解しきれていない部分もあったが,今回のシンポを拝聴してかなり理解できた気がする(気のせいかも・・・).
懇親会にもお邪魔させていただいて,楽しい時間を過ごす.
終電に乗って帰宅.
やっと完成? 2014/11/11(火) 午後 10:18
今週末は魚類学会でポスター発表.
そのポスターがやっと一通りできた!
作業時間は正味2日間.こんなにギリギリ・短時間で準備するなんて普段はしない.
故に,ちょっと焦った.やれやれ.
明日,見直して問題なければ印刷しよう.
って言っても,見直しする時間を取れる保証はない・・・・(むしろ無理かも?).
講義の進め方 2014/11/5(水) 午後 10:39
実に悩ましい問題だ.
何がと言うと,講義の進め方.図らずも少人数の講義となった1つの科目を対話型で進めたいと思っている.ところが,なんと言っても反応が返ってこないのだな.問いかけてもほぼ無反応なので,話を進めようがないという悪循環.ヒントを出してもやっぱり無反応.そんな状況でこの進め方だと,当然のごとくグダグダになる.知識が乏しいのは織り込み済みだったのだが・・・・.とにかく,完全なる受け身の姿勢で,「考える」ことを放棄している状態.そもそも講義そのものに興味がなく,単位を取るためだけに出席してるのかな?大学の就活予備校化とは言いえて妙かもしれない,特に今教鞭をとっている大学は・・・・.次週からは,紙芝居(スライド)を多めにして,大人数仕様の講義にした方がよいのかなぁ~.
そう言えば,今どきの大学生の授業中の暇つぶしは,スマホでネットかSNSなんだね.世代間ギャップを感じる.いや,そういう話じゃなくて,授業中に堂々とスマホをいじってるんじゃないよって話.興味のない講義やつまらない講義を取らざるを得ない場合,どーやって時間をつぶそうか考えることはあるだろう(自分の大学生時代もそうだったし).でもね,スマホをいじるにしてもゲームするにしても寝るにしても,そういうことはこっそりやるものだよ.それがバレて注意されたら,素直に謝るのが普通の対応だと思う.ましてや少人数の授業ではバレ易いんだから.今日の学生は,注意しても止めないのでさらに注意をしたら,「はいはい」とあしらう様に言われた・・・・.これが二十歳の人間の言うことか?,信じられん.次からは即レッドカードにしましょうかねぇ.
そんな中で,共著論文がアクセプトされたとの嬉しい知らせが届く.めでたい!
楽しい調査とは 2014/11/4(火) 午後 7:13
今日は,以前の職場(自然共生研究センター)の調査に助っ人参戦.
以前はよく足を運んだ現場だが,本当に久しぶりに行った.
そして思ったのは,目的が明確で,かつ作業内容の指示(事前・事中とも)が的確な調査は参加して
「とても楽しい」し,「精神衛生上よろしい」
ということ.
事前の依頼段階からちゃんとしていると,こちらも十分な準備ができるのでありがたい(身も心も,そして装備も).たとえ自分の業績にならなくても,興味深い知見が得られる(とわかっている)ことが重要だ.だからこそ,やりがいもあるってものだ.
そのおかげで,昔のことを懐かしみつつ,調査を堪能できた.楽しかった~!
やっぱこうじゃないとね.
共生センターの皆様,お誘いいただきありがとうございました.
今年度やってきたほとんどの調査(含む調査と言う名を冠した単なる肉体労働;)は,上記の点が欠落していて,満足感が十分得られなかったんだな,と確認.むしろ,イライラすることばかりだった.私は研究を仕事にしているのであって,都合よく使える肉体労働要員ではないのだよ.報酬の多い少ないや有無を問題視している訳ではないことは言うまでもない.
湧水保全フォーラムinおおがき 2014/10/28(火) 午後 6:46
27・28日は,湧水保全フォーラムに参加してきました.
27日.まずは講演を拝聴.
数を詰め込みすぎで,やや消化不良も概ね満足.勉強になりました.
ついでに会場もキャパが小さすぎてすし詰め状態.一般参加の定員250名ではもう少なすぎでしょ,7回目の開催なんだし,これまでの繋がりで全国から参加者(参加希望者)が来るフォーラムなんだから.
お次はポスターを拝見,と行きたいところだったが,時間が短く流し読み.
見ごたえありそうなポスターもある一方で,観光案内や営業的なポスターも多く,なんだかなぁ~って感じ.湧水保全の取り組みについて情報交換する場ですよ.地元(岐阜県)とその他の地域(県外)の発表数の偏りも気になる.わざわざ県外から参加されたのにポスター発表をできなかった知り合いも数人いた.蛇足ながら私も「何でポスター発表してないの?」と何人もの知り合いから冷やかされた(*私は発表するつもりでしたが,運営者の落ち度でできませんでした).やれやれ.
28日は現地視察.
大学のハリヨ池で説明を担当した.
説明内容の要望もなく丸投げ状態だったので,経済大学にハリヨ池がある意義とビオトープとして評価した時に優れている点を説明した.その後は,自由に見学していただき,個別に質問に答える.急な依頼だった割には出来は上々,及第点には十分達していただろう(面白いことを言えなかったのが無念).そういえば池に来るカモの数が増えていてビックリした.場合によっては何らか対策を考える必要がありそうだ.
それにしても同行スタッフは何のためにいたのか謎だった.バスから見学場所への誘導もしてないし,ただいるだけ.
そんなこんなで今回のフォーラムは,運営以外は概ね満足.講演者の方々や趣旨を理解してポスター発表をされた方々に因るところが大きい(感謝).
充実 2014/10/22(水) 午後 8:11
久々の書き込みである.講義の準備に追われて,あまり余裕がなかったこの間の出来事を羅列しておく.
10月19日
某希少魚の夜間調査.だいぶ冷えてきたので,ちょっとしんどかった.成果は上々.
10月20日
ニホンウナギの生態と保全に関するセミナーを拝聴.本種まわりの課題などがクリアにまとまっていてわかりやすかった.しかし,外来種の影響ってのが謎だった(質問するタイミングを逃した).あまりそんなイメージがない.何が想定できるんだろう?外来ウナギとの交雑かな?
夜間調査 2014/10/12(日) 午後 3:11
昨夜は某所で某希少魚の夜間調査.
前回の夏調査とは,かなり河川の様子が違った.
河床に砂礫が溜り,全体的に水深が浅くなった印象.
先日の台風の影響だろうか.
今週の台風後にどうなるのか,注視する必要があるだろう.
ということで,就寝は午前3時過ぎ.とっても眠いし,体中がバキバキである.
まだ,水曜の講義の準備もほとんどやっていないのだが・・・・.
自転車操業はしばらく続きそうである.
大槌調査 2014/9/29(月) 午後 10:35
大槌調査,終了.
今回は,京都チームとの新プロジェクトのためのサンプリング.
27日
昼前に大槌着.
6月以来,久々に来たため,復興事業の進捗と町の変貌に驚愕する.
何なんだ,この驚異的な速さは・・・・.
この日は,大槌川水系のサンプリングが主な作業.
源水川にはサケが遡上してきており,秋の訪れを感じる.
28日
この日は,小鎚川水系と市街地の新規水域のサンプリング.
市街地の新規水域は,学術的側面だけではなく,文化的側面からも重要なものだが,かなり状態が変わっていた.
先日の応用生態工学会自由集会での議論とも通じるところであるが,短期的視野だけではなく,中・長期的視野を持って,町づくりを考えなくてはならないだろう.その辺りの使い分けができていないようにも見えた.
それはそれとして,サンプリングは順調に進んだ(ちょっと?混乱した場面もあったけど).
29日
最終日.残った地点のサンプリング.
いたって順調に進んだ.ちょっと興味深い結果が出せるかもしれないアイデアも思い浮かんだ.少し頭を整理して,勝算があるのか検討したいところだ.
今回の調査で改めて,異分野の研究者との交流は刺激的であるなぁと思った次第です.
京都チームの皆様,有意義な時間をありがとうございました.
講義 2014/9/24(水) 午後 11:03
本日より,講義開始.
受講登録期間中のせいか,受講者がとても少ない.
今の学生さんってこんなもんなんだろうか?それともこの大学特有なのか?
そもそも例年よりも受講希望者が少ないのか?(担当が代わった訳だし)
次回以降の受講状況でわかるだろう.
いずれにしても次回の講義は,今回の復習を多めにしないとな感じ.
週末は久々の大槌調査.楽しみである.
応用生態工学会 2014/9/21(日) 午後 9:14
週末は応用生態工学会に参加してきた.
私の出番は2日目(19日)の自由集会「震災復興に応用生態工学はどのような貢献ができるのか2:復興の現状と課題」.このなかで,企画と講演をやりました.
今回の自由集会では,厳しい現実を突きつけられる一方で,今後の展望が開けてきたように思う.
厳しい現実とは,「東日本大震災からの復興は過去のこと」となっていることである.自由集会への参加者が非常に少なかったことが,このことを如実に現していると言えよう.ニュースなどで取り上げられる機会が減ったのも原因かもしれない.現地に行ったことがある人ならばわかることだが,地域差はあるものの震災復興は現在もまだ試行錯誤している段階である.応用生態工学会という学会の性質上,参加者が少なかったことは残念でならない.
一方で,総合討論での活発な議論によって,今後の展望が見えてきたのは収穫である.東日本大震災の発生時や復興過程において「応用生態工学会」は学会として何ができたのであろうか?中村先生の言葉をお借りすると,「応用生態学会は敗北した」のである.より詳しく言うと「会員個々の活動はあったが,学会としては何もできなかった」のだ.近い将来,巨大地震が発生すると言われているからこそ,東日本大震災から得た教訓を整理し,そこから巨大地震の発生前後にできることを議論する場の必要性を痛感した.この学会や応用生態工学という学問領域の存在意義を問われる場面だ.その機会を提供できるような自由集会を来年度は開催したいと思う次第である.
最後になりましたが,ご参加いただいた皆様,パネリストをお引き受けくださった中村先生,五味先生,森先生,共同企画者かつ講演者の境さん,向井さんには感謝申し上げます.ありがとうございました.
餌 2014/8/27(水) 午後 7:09
25・26日は,遺伝研チームとサンプリング.岐阜・滋賀・福井と渡り歩く.
今回のターゲットはイトヨの餌.と言うことで,ヨコエビなどを採集する.
順調に進んだサンプリングであった.すばらしー!
そして今日の私は疲労困憊・・・・.
以下,記録.
25日
大垣駅で遺伝研チームのK野さんとI川さんと合流.
まずは大学へ.さっそく大学の池でサンプリング.ちょっと時間がかかった.
昼食を挟んで滋賀県に移動し,醒ヶ井で2か所サンプリング.
さらに,福井県大野市に移動し,まだ早い時間だったので1か所サンプリング.
ついでに日本酒「いとよ」もGet!
無事,本日の予定を消化し,居酒屋でアホな話から真面目な話まで楽しいひと時を過ごす.
26日
まずは「イトヨの里」へお邪魔し,サンプリング.
30分もかからずに終了してしまった(今回最短!).
当初の予定を大幅に短縮できたので,館内をゆっくり見学.
副館長のH川さんの解説を聞きつつ,色々と有意義な情報交換もできました.
H川さん,ありがとうございました.
その後,大野市内の御清水(おしょうず)を見学ついでに,隣接する結ステーションでお土産を購入.
でもって,岐阜への帰路につく.
途中のSAで昼食を挟み,岐阜県の津屋に着.ここでもサンプリング.
終了後,大学に戻り調査道具の整理や遺伝研へサンプルを発送する準備.
荷物を発送し,遺伝研チームを大垣駅まで送る.そして帰宅.
発送 2014/8/24(日) 午後 7:08
先ほど,某書類を発送して一つ仕事を終えた.
良い結果であることを祈るのみ.
ゆっくりではあるものの,着実に仕事をやっつけていっていると思っていたんだけど,よくよく考えてみると堆積している仕事の山.期限のあるやつだけでなく,期限の決まっていないやつは・・・・,聞かないで状態(苦笑).そろそろ後期の授業の準備もやらないとだし・・・・.
いずれにしても,着実にこなすことが大事だな.
明日・明後日とサンプリング.リフレッシュして来よう!
ちょっと前進 2014/8/10(日) 午前 0:07
ここ数日,ちょっとだけ大垣市内の希少魚調査.
雨が降ったりしたので採集調査が中心.目的の魚が採れず残念.
本当は水質も計測したかったが天気が相手なので仕方がない.
続きは台風が去ってから.
この時の調査で養魚場から逃げ出した魚がこれまでよりもたくさん採れた.養魚場って日本の食糧事情を考えると必要なものかもしれないけど,養魚場からの魚の流出や排水など在来生態系を脅かすリスクも存在する(すなわち,外来種の拡散や河川・水路の過剰な富栄養化・水質汚染を引き起こすリスク).”生態系の保全”というキーワードが認知されつつある現在,こういったリスクを軽減する対策を講じる必要があるだろう.これらの対策を講じるための技術研究はどれほど進んでいるのだろうか?技術革新がなされているのであれば,どの程度の養魚場で新技術が導入されているのだろうか?水産方面は詳しくないのでよくわからないが(水産学部卒なんだけど,水産分野の研究はしていないから,ちょっとした知識しかないんだよね),研究をはじめてから十数年でそんなに変わっていない気がするんだけど気のせいかな?そもそも基礎的な知見もあまりないとか?う~ん,どうなんだろう?そんなことを考えさせられた調査であった.
8月 2014/8/1(金) 午後 10:14
気が付けばもう8月.時がたつのは早いですな.
忘れないうちに7月の出来事を書き記しておこう.
と言っても,ほとんど書くことないんだけど・・・・.
某日,某希少魚の夜間調査へ.
それなりに見つかって何よりである.
調査終了後,移動中にパトカーに止められる.
交通違反を何かやったかな?何もやってなはずなのにおかしいなぁ?と思っていたら,職質された(応援の覆面パトも来た!).
夜に何人もの大人が川に入っていたら怪しいことこの上ないので仕方ない.
職質されたの何年振りかな?野外調査しているとチョクチョクあるんだよなぁ.
で,警官によると,近くの資材置き場で資材の盗難があったらしい.
当然ながら,無罪放免.
翌日には,昨日に調査した河川の水質調査.
あっつ~い!
汗ダクダク,肌はこんがり.
グッタリ疲れて終了.
なかなか良いデータがとれたと思う.
おしまい(今年は野外調査あんまりやってないなぁ~)
厚岸遠征 2014/6/23(月) 午後 8:59
厚岸遠征終了!今回の遠征も遺伝研チーム(K野さんとI川さん)と.
今回はハードだった.でも目的は概ね達成!心地よい疲れである.
以下,大雑把な記録(だから少々,時間の前後あり).
17日
厚岸へ.大別川でトラップを仕掛けた後,翌日の準備.
18日
大別川のトラップ回収.太平洋イトヨが採れた!ここで採れたの久しぶり.
午後から漁師さんに船に乗せてもらって厚岸湖へ,のはずが豪雨で翌日に延期.
予定変更して,琵琶瀬へ.ここではトラップでニホンイトヨがけっこう採れた.
ついでに釣れた.イトヨを釣る人(=I川さん)を初めて見た(笑)
19日
朝から漁師さんに船に乗せてもらって厚岸湖へ.
でも結果は惨敗.無念.
午後は,厚岸の高校で授業(課題研究)を少々.
授業終了後に汐見川.大漁!
でも分布が変わったような・・・・,何故?
その後,琵琶瀬へ.今度は惨敗.
調査終了後,飲みながら高校の先生と打ち合わせ.
良い取り組みになりそうな予感.期待大.
20日
別寒辺牛川中流にてカヌーを使ってイトヨ採集へ.
大漁!新方式を導入したが,非常に有効であることを確認できた.
増水すごい.
その後,琵琶瀬へ.本日はこちらも大漁!
昨日と何が違う?
21日
イトヨ搬送のための梱包作業.
新方式導入がこの後の悲劇(喜劇?)を生む.
この新方式に手間取って,私の帰りのフライがトぎりぎりに.
空港到着後のイトヨ搬送作業を遺伝研チームに任せて,搭乗手続きに向かう.
ところが搭乗予定の便が欠航になり,今度は4時間待ち.
ということで,空港での作業を手伝う.
レンタカーを返しに行って空港に戻ってきたK野さんは私を見てビックリ(笑)
そりゃそーだよなー.
作業終了後,遺伝研チームは無事に機上の人となる.
でもって残った私は暇人に.そして帰宅は午前様.
ようやくブログを更新している現在も疲労が抜け切らず,体力の低下を実感する.
厚岸をメインフィールドに研究をはじめて十数年.
そりゃ当時のようにはいかないよな~.
大槌遠征 2014/6/15(日) 午後 9:30
先ほど,大槌町から帰ってきました.
今回の遠征では,いくつか想定外の出来事があった.しかし,これはポジティブな出来事.以下,備忘録.
12日
夕刻に現地入り.すごい雨が降っている.明日,大丈夫?判断は朝一で現地を見てからとすることにした.
13日
この日は終日調査予定.でも実際に現場に行ってみると,この3年に及ぶ大槌への定期調査訪問で初めて見るほどの凄まじい増水具合.
「ひょえ~,予定の調査ができない~」
でも,こんなハプニングは野外調査ではよくあること.さっそく計画変更して,「増水時の水質調査」をすることにした.
結果としては,岐阜から通っているとなかなか取ることができなデータを取得できたのでよかった.
これも野外調査の醍醐味ですな.
本来の計画の方は,コンサルさんにやっていただけることに.こちらも非常に重要かつ今しか取れないデータなので非常にうれしい展開.ありがとうございます.
14日
この日は,シンポジウムに参加.とても良い話が聞けて有意義な時間を過ごせた.これまであまり意識していなかった部分で復興事業に足りないものの一端が見えてきた気がするし,これまで感じていたことを再確認し再度確信を持つことができた.今後の展開が楽しみである.
15日
撤収日なので,ゆっくりゆったり.
ゲストを現地案内した後,ゲストの水中写真撮影にお付き合い.ご満足いただけたようで何よりです.
そんでもって今,帰宅して一息ついたところ.
充実感満載です.
明後日から今度は厚岸遠征なので,しっかり休養をとって万全の体調で臨みたいと思います.
論文への道は遠い 2014/5/25(日) 午後 4:11
最近,何をやっているかと言うと,「大槌調査の論文化」.
これがまた難解なことこの上ない.何が難解かというと,データが膨大にありすぎて,どーやってまとめるべきか悩ましいのだな.あれこれデータをこねくり回してみるものの,イマイチしっくりこない.とりあえず,「シンプル イズ ベスト」か???そーでもないような???
もう少しじっくり考える必要がありそうだ・・・.謎は深まるばかりですな.
日本海イトヨ 2014/5/18(日) 午後 3:32
日本海イトヨの記載論文がでました.これからは学名が「Gasterosteus nipponicus」になります.
「Higuchi M, Sakai H, GotoA (online first) A new threespine stickleback, Gasterosteusnipponicus sp. nov. (Teleostei: Gasterosteidae), from the Japan Sea region.Ichthyological Research, doi: 10.1007/s10228-014-0403-1」
それに伴いHPの「対象生物」の表記を変更しました.それにしても太平洋イトヨは相変わらず,「Pacific Ocean form」を付けるんです方が良いんですかね.なんかすっきりしません.というか,気持ち悪い.「G. aculeatus aculeatus」だけでも良いのかな?
追記(2014/6/7)
魚類学会HPによると,日本海イトヨの和名は「ニホンイトヨ」だそうだ.
それに伴いHPの「対象生物」の表記を変更しました.
では,他の系統の扱いはどうなるのだろうか?
既往論文によると,太平洋系統と大西洋系統が存在する.これら2系統は,別種?別亜種?それとも同種?(上記の気持ち悪い原因はこれ).
日本においては,太平洋系統のイトヨの表記をどうすれば良いのか,が問題ということになる.
これまで通り,「太平洋イトヨあるいはイトヨ太平洋型」?それとも「イトヨ」?
いずれにしても,日本の業界内で統一見解が示されないと,コンサルさんや保全活動をされている地域の方々にとっては(我々研究者にも?)混乱の種となるだろう.
なお,当HPでは,(自分の中での)混乱を避けるために,当面はこれまでの経緯を踏まえて「太平洋イトヨ」と表記することにした.
再スタート 2014/5/16(金) 午後 4:14
これまで使っていた日誌ツールが使えなくなるようなので,yahooブログに移行しました.これからもボチボチ書き込みしていこうと思います.書き込み頻度が少ないのはご愛嬌ということで,よろしくお願いいたします.
追記 ボケにボケを重ねて,旧データの移行に失敗しました.かろうじて残っていたテキストデータを記録用に張り付けておきます.
2014年03月19日 08時34分50秒 生態学会
今回の生態学会も長かった・・・,そして飲みすぎた・・・.もう無茶できる年ではないということですね.
さて,今大会の最大のミッションは初日(14日)の自由集会「東日本大震災の生態系影響評価と復興の展望: 東北3県の取り組み」.企画者の1人であり,演者でもありました.初日で人でも少なかったにもかかわらず,ご来場いただきました皆様に感謝いたします.被害が特に大きかった東北3県での事例を1つの集会で講演いただくということはこれまであまりなかったと思います.生態学者が大規模災害時に「復興」というキーワードの下に,どのような貢献ができるのか,という良いきっかけになったのではないかと思います.私自身も岩手県大槌町以外の事例については疎い状況であり,大変勉強になりました.
来年度(さらにそれ以降も)も様々な地域,分類群,アプローチ等,多種多様な演者をお招きして,自由集会(企画集会?)を開催したいと考えていますので,私も仲間に入れろ!,などありましたら久米までご一報ください.
15~18日は,ポスターを中心にまわりつつ,口頭発表(集会や一般)をいくつか拝聴して過ごす.ポスターでは延々と30分以上も1人で聞き続ける輩にイライラしつつも何とか聞きたいと思ったポスターはだいたい聞けた.いくつか聞けなかったのもあったけど,人が少ない時間帯にじっくり見たので良しとしよう.口頭で興味深かったのは,環境DNAのセッション.まだ課題はありそうだが,環境DNAを活用できる範囲は割と広いのではないかという印象を受けた.それと同時に対象生物の基礎生態研究の重要性も確信した.基礎データの蓄積により,環境DNAのような新技術を適用する際に,より効率的かつ効果的になるだろう.
2014年03月11日 23時22分25秒 3.11.
東日本大震災から3年が経ちました.
私自身は震災直後から大槌町に入り,その後も何度も訪れている.今では学生時代から調査に訪れている北海道厚岸町と並び身近に感じ,そして愛着のある町となった.ようやくデータがまとまりだした2013年は,研究成果を学会や大槌町の学習会等で発表するなどして大槌町の情報を発信してきた.少しは大槌町の方々のお役に立てたのだろうか?私にできることは限られているし,このような形でしか貢献できないだろう.大槌町内外に情報発信をすることでお役に立てることがあると信じ,これからも続けていきたいと改めて思った次第である.
2014年02月11日 20時43分29秒 大雪の大槌
2月4日より岩手県大槌町で定期調査.現地はとてつもなく寒い.こんな寒い中で調査をやるのも憂鬱だが,週末にかけて大雪が降るなんて体がもつのか心配になる.なぜなら今回の遠征での最重要任務は週末8日のフォーラム「大槌町の郷土財:湧水からのまちづくりに向けて」での発表なので,調査でパワーを使い切るわけにはいかないのだな.途中で雪がちらつく場面はありつつも,なんとか7日までにほぼ定期調査を終える.予想通り,寒さで体力はかなり消耗したが,翌日のフォーラムは乗り切れそう.
てなわけでフォーラム当日の朝を迎える.まだ雪は降っていない.けどメチャクチャ寒い!でもファーラムは午後からなんで,午前中は定期調査の残り最後の1地点でサンプリング.前日までに蓄積した腰のダメージが爆発してぎっくり腰寸前.腰が痛いを連発しつつ,いよいよフォーラムへ.
私の発表は・・・・,ちょっと情報を詰め込みすぎた,しゃべりも硬かった.ほぼ初めての一般向けの比較的大きな会とは言えふがいない.ちょっと凹みつつ反省.多くの大槌町民の方々にも来ていただけたようで,私どもの研究成果が少しでも町の復興に役立てれば幸いです.私自身も大変勉強になりました.大槌に定期的に通うようになって3年がたとうとしていますが,まだまだ私の知らない大槌の魅力がたくさん発見できました.大槌の歴史や文化など奥が深い!また,湧水つながりで,山形県遊佐町,福井県大野市,東京都東久留米市など全国各地からの参加者もいらっしゃいました.湧水という共通の郷土財によってできたこの”絆”素敵です.
フォーラムの内容は以下の通り.
大槌町の郷土財:湧水からのまちづくりに向けて
1.はじめに
「大槌の郷土財としての湧水環境」 森誠一 岐阜経済大学教授
2.話題提供
「水質マップから考える湧水の見える町」 中野孝教 総合地球環境学研究所教授
「湧水に生きる水生生物:イトヨから見た大槌の湧水生態系」 久米学 岐阜経済大学研究員
「住民による大槌の宝を活かしたまちづくりに向けて」 北島淳也 名古屋大学大学院博士後期課程
3.基調講演
「大槌学の地平から考える復興」 秋道智彌 総合地球環境学研究所名誉教授
4.質疑応答
終わって会場をでると雪が降ってる.けっこう本降り.明日はかなり積もりそう.そして明日の某会議で発表しないといけないことが判明.もっと早く教えてよ~と悲鳴をあげつつも明日の某会議の参加者を釜石まで迎えに行く.いくら10年以上,北海道に住んでいたとは言え,本格的な雪道を車で走るのは7年ぶり.緊張しつつも徐々に感覚を取り戻す.無事,宿へ戻った後は打ち上げへ.
翌9日,朝起きると外は一面の銀世界.旅館のご主人もこんなに積もることはめったにないとおっしゃる程.午前中の某会議は無事(?)終了.午後に予定していた某プロジェクト用のサンプル採集は大雪のためあえなく中止となり,現地視察のみとなる.止水となっている場所は凍りつく中,湧水の湧出口や地盤からの浸みだし付近は凍っていない.なかなか見ることができない貴重な体験であった.
翌10日に帰宅.疲れ切ってしまった.ようやくブログを書くくらいの気力が戻ってきたのが今.
2013年11月08日 19時44分31秒 出張の連続
例年なら今時期は学会参加も終わってあまり遠出の出張や調査はない.でも今年は何故かやたらと出張・調査が多い.その結果,大量のサンプルが.もちろん,未処理・・・・.未入力データも大量・・・・.どうなる事やら,と言いつつも,年末までにあと4回の遠征(調査3回,会合1回)は確定している.忙しい年の瀬になるのだけは間違いなさそうだ.
2013年10月07日 20時26分49秒 秋巡業終了
9月後半から3つ続いた学会発表もようやく終わりました.ネタはすべて震災関連.震災から2年半の月日が経過しましたが,まだまだ復興半ばであることを実感していただけたのではないかと思います.巡業が終わって落ち着いたのもつかの間,今度は調査遠征が待っています.無理のない程度にがんばろう・・・.
2013年03月13日 19時28分11秒 応用生態工学
応用生態工学に論文が掲載されました.いずれも水田・水路関係と私らしくない内容.宣伝も兼ねて,少しだけ紹介します.興味を持たれた方は,ぜひご覧ください.
まずは,自然共生研究センターの永山さんが主著者の論文.内容は,岐阜県の水路で魚類の生息場利用を個体数や体長組成から検討したいたってオーソドックスなものです.
永山ほか(2012)農業用の水路における季節と生活史段階に応じた魚類の生息場利用.応用生態工学15(2):147-160.
永山さんの論文のような基礎的な知見の積み重ねは重要です.ですが,それだけで良いのでしょうか?そのような疑問から残りの2報の論文は生まれました.これらの論文は,2011年の応用生態工学会金沢大会で企画した自由集会の内容を特集「水田・水路生態系における魚類研究の現状と課題」として文章化したものです.1報は序文なので,特に取り上げるべき内容はないのですが,もう1報は,水田・水路での研究の到達点,課題,そして展望を述べた意見論文です.特に,環境社会学的な視点を取り入れることの重要性を指摘している部分は,水田・水路に限らず,あらゆる保全の場面においても必要なものだと思います.今後の発展が望まれる分野ではないでしょうか.
特集ではこの他にも,前出の永山さんと農村工学研究所の小出水さんにも総説を寄稿していただきました.こちらも併せてご覧いただければと思います.
久米・森(2012)序文 水田・水路生態系における魚類研究の現状と課題:特集を企画するにあたって.応用生態工学15(2):269-271
久米・森(2012)意見 水田・水路生態系における魚類研究の発展に向けて.応用生態工学15(2):287-291
2013年03月12日 13時30分45秒 震災から2年の歳月が経過した
2011年3月11日から2年が経過した.
私自身は,大槌町に行ったことがなかったのだが,ちょうど2011年の3月中には大槌町に入り,野外調査を計画していた最中での出来事でだった.その後,2011年4月後半に秋田経由で大槌町に入った.写真で見たことのある景色は一変し,これまた写真で見たことのある戦後の風景を思わせた.
あれから2年.生物と湧水環境のモニタリング調査でたびたび大槌町を訪れている.行くたびに復興が進んでいることを実感する.でもマスメディアで報道されているのと実感は大きく異なる.瓦礫の撤去など,一見してわかる部分の復興は進んでいるだろうが十分ではないし,沿岸部などの整備が進まない原因(現行の法律では対処できないなど)も報道しているのだが,そこに内在する要因には触れていない.視聴者受けするネタを報道したいのもわからないでもないが,一歩踏み込んだ,現地の切実な現状に即した報道を望みます.
最後になりましたが,被災地の方々には,これまでの復興に向けた奮闘に敬意を表するとともに,一日も早い復興を祈念いたします.
2013年03月10日 20時58分36秒 日本生態学会 発表・参加
3/5-9の日本生態学会に発表・参加してきました.私のポスター発表の内容は,岩手県大槌町における震災後の湧水生態系モニタリング調査について.まだまだサンプルの解析が残っているため,現状報告的な発表でしたが,現地の様子を知っていただく良い機会になったのではないかと思います.また,いくつか(個人的に)興味深い発表がありました.特に,保全や自然再生に対する住民意識に関連した内容には考えさせられるものがありました.もちろん,学術的な部分でも大変刺激を受けてきました.この上がったテンションを維持して,残っている大槌サンプルの解析を進めたいところです.
2013年02月10日 18時44分11秒 遠征・遠征・遠征
遠征3連発を終え,燃え尽きてます.以下,ちょっとした記録.
遠征1:北海道厚岸町.町役場の方々と会談.そしてちょっとだけ魚採り.滞在時間が少なかったため,魚採りはやや消化不良.おまけなので仕方ないが,今度はゆっくり時間をかけて冬場の調査をしたいところです.
遠征2:岩手県大槌町.震災関係の定期調査.前回の訪問時よりも復興が進んでいるのを目にして,ちょっと感激.研究者として貢献できることを着実にやっていきたいところだ.終始暖かめ.厳冬期を想定していたので,データ的には物足りない部分もあったが,それなりに今後が楽しみになるデータは取れた.
遠征3:福井県鯖江市・大野市.鯖江市で調査,大野市でシンポを拝聴.鯖江市の方は,力の入れどころが少しズレているような・・・.○○(自粛)が生息できる環境とはほど遠い.改修時にどれだけ改善できるかが楽しみでもある.
大野市のシンポ.こちらは震災関連.大槌町職員の佐々木健さんの講演が心に染みる.2011.3.11.からの”復光”その語り部として活躍されている佐々木さん.このような講演は,私たちに多くの教訓と示唆を与えてくれます.国のお役人にも被災者からのメッセージを生の声を聞いて欲しいと思いました.
2013年01月12日 21時15分20秒 論文を書く
正月休みはダラダラ過ごした.おかげでかなり疲れが取れました.それに気を良くして,という訳ではないですが,先日,久しぶりに英語論文を投稿しました.とは言っても,とある事情により一年くらい前には体裁を整えるだけの段階で,その後,放置プレイし続けていたもの.共著者の皆様および関係者の皆様,ご迷惑をお掛けしました.この場を借りてお詫び申し上げます.後は,リジェクトされないことを祈るのみです.
投稿後は何をやっていたかというと,日本語総説の執筆.これも放置プレイしていたものの1つ.その報いか,放置していた間に関連する英語本が出版されたり,続々と論文が出版されたり,という具合で,とっても大変なことこの上なし.大幅改訂を余儀なくされています.猛勉強してます.今月中に共著者にポイっと投げたいところですが,目途は立たず.どうなることやら.
年度末までに,(日本語総説とは別に)溜まってるネタを2つくらいは論文化して投稿したいと思う今日この頃.雑多な仕事がたくさんあるなか,そんな余裕あるのか?そう考えつつも,最近やる気が上昇しつつある.良い傾向ですな.
2013年01月02日 07時58分08秒 謹賀新年
あけましておめでとうございます.今年もよろしくお願いいたします.
元旦早々,だらだらと過ごしております.柏レイソルが天皇杯優勝したし,幸先が良い2013年のスタートですな.さてさて今年の目標ですが,70%程度まで復活すること.とりあえず,今年の前半のうちに諸事情により塩漬けになってしまっている借金(投稿論文)をなんとかしたいところです.ここ数年,まわりの方々にご迷惑,ご心配をお掛けしておりますが,そんな私を支えてくださった方々に,少しでも恩返しをしていきたいと思います.
2012年12月29日 14時30分33秒 仕事納め
昨日は仕事納め.でも中途半端に仕事が残った・・・無念.
さて,今年の論文発表状況(2012年の雑誌に掲載されたもの)は,8本(+2本:印刷中).いっぱい発表したように見えて,ファーストは日本語3本.す,少ない・・・,しかも日本語のみ・・・.でも諸事情からの復帰過程だし,良しとしましょうかね.
総括すると周辺の皆様に支えられて研究活動を続け,業績も増えた一年でした.お世話になった皆様,ありがとうございました.
では,良いお年を.
2012年12月16日 18時48分34秒 宣伝&シンポジウム雑感
今日は宣伝です.ヌートリア論文が12月15日に陸水生物学報に掲載されました.今回の論文は速報的要素が強いです.なぜなら,私的諸事情により継続調査が行えず,予定よりもはるかに情報量を減らして(データも中途半端にしか取れなかったし・・・),まず現状を知ってもらうことを主目的にしたからです.内容は,「ヌートリアがイシガイ科二枚貝を食べてますよ」,ということが書いてあります(ん?簡単すぎ?).興味がある方は,別刷をお送りしますので,ご連絡を.ということで,今後突き詰めていかなければいけない部分は多く残されています.只今,第2弾に向けて調査準備中です.と言っても,これもちょっとした報告ネタ.でも今後の基盤になる.早いところこのネタも論文化したいところです.がんばろう.
さてさて,話題は変わって,本日,アクアトトで行われたウシモツゴシンポジウムに参加してきました.生物保全のあり方について,いろいろ考えさせられました.保全を推進する側のあり方には,言いたいことはたくさんありますが,(けっこう前から考えてる割には)自分自身の考えもまとまっていないので,ここで具体的に書くのは控えます.生物保全関連のシンポジウムでは未だに,旧来の「希少種だけが残れば良い」と考えているとしか思えない内容の講演がしばしば見られますが,今回のシンポジウムでは,「希少種だけが大事なのではない」というスタンスでした.これは昨今,環境保全や生物多様性保全が話題になったことによる功績とも言えるでしょう.でも,その先を目指すことが重要なはずです.これ以上書くと,ただの爆弾発言で終わってしまうので,この辺りでやめておきます.中途半端なところで終わってしまって申し訳ありません.12月発行予定の「応用生態工学」誌に水田地帯の生態系研究に関する特集が掲載されます.そこに,生物保全関連の意見論文を書いています.その意見論文で今後の生物保全のあり方に関して私見を少し書いていますので(考えの全てを書いている訳ではなく,ある程度,確信を持って書ける部分だけ書いていますよ~),興味がある方はご覧ください(発行されたら,ここでお知らせします).
本日の教訓:現状に満足していてはいけない
う~ん,耳が痛い.がんばろう,過労死せん程度に・・・.
2012年12月09日 23時30分19秒 のんびりとしすぎ?
晩酌しながら,HPの更新をしてみました(ちなみに飲んでいるのは芋焼酎「くじら 大海綾紫」).だいぶ体裁が整ってきたような整っていないような.ずいぶん前から作ろう,作ろうと何度も思いつつ,手を付けてこなかったので,載せたいことがたくさんあるんですよね.まぁ,息抜きを兼ねつつ随時更新して完成に近付けていきたいと思います.そんな調子なので,完成はいつになるやら(苦笑)
ところで,ベントスソーティングは金曜日にやっと終わりました.第一の山場(ベントスソーティング)を乗り越えましたが,年内のうちに第二(クロロフィルの分析),第三(とある研究の中間報告の資料作り)の山場が待っています(ほんとはやることいっぱいあるけどとりあえずみえないふりしとこ).今週が勝負です.今週乗り切れば,後はなんとかなりそう(ん?気のせい?).ということで,飲んでないで,さっさと寝なければ.
2012年12月02日 09時35分09秒 休日
久々にのんびりと過ごす土日.昨日は残留争いで盛り上がるJ1リーグ中継を見て面白かったが,柏は負けてACL出場ならず・・・,ちょっとテンションが下がった.さて,明日から再開する苦行に向けて,今日は何して英気を養おうかな~.
2012年11月28日 23時02分28秒 サンプル分析
取り立てて面白いネタがあるわけでもない.本日はただの愚痴>です.ここ数日,何をやっているかというと,岩手県大槌町で採集したサンプルの分析作業.慣れない作業の連続でとても疲れる.特にしんどいのが,底生生物のソーティング.底生生物と異物(要はゴミ)を分ける作業のこと.分ける.分ける.まだまだ分ける.ひたすら分ける.無心で分ける.これでもかと言うほど単調で退屈な作業・・・.野外調査ばかりやってきた私には苦行以外の何物でもないのです.無理せずゆっくりやっていこう.また大槌に行ったらサンプルが増えちゃうけどね(苦笑)
2012年11月26日 17時16分57秒 行動学会
11月の三連休,奈良で開催された「日本動物行動学会」に参加してきました.学会参加は諸事情により一年数か月ぶり.顔見知りの方々はやさしく(?)接してくれました.忘れられてなくて良かった~(笑)肝心の学会の成果ですが・・・・,あまりなかったような・・・.直接,私の研究に関連する(活かせる)ような発表があまりなかったのもありますが,なんと言っても私の頭が働かず,自分の研究に活かすためのアイデア(妄想?)が浮かばなかったのが原因なのであります.もうちょっと状態を上げねばならんですな.何はともあれ,久々に学会参加できたこと自体が最大の成果なのかもしれません.楽しかったし.
2012年11月18日 12時15分21秒 ホームページ作りました
思いつきでホームページを作ってみました.ホームページを作るのは初めてで,試行錯誤中.時間を見つけてなるべく多くの情報を発信していきたいと思っています.よろしくお願いします.