諸元設計ツール(Version43)は、歯車セット、作用線、かみ合い点のDXF出力が可能になっています。
かみ合い長さ計測だけなら、本章の末尾に記す方法で簡単にできますが、ここでは、歯形ファイルの読み込みサンプルを兼ねて、本DXFによる手順を説明します。
レイヤー0の歯形データを「ソリッド」から「押し出し」すると、平歯車が完成します。「押し出し」の「プロファイル」で2つの歯形を選択すると、歯車セットが一回で完成します。
作図で求める場合
作図で求める場合
今回は作用線やかみ合い点が準備されたDXFファイルを用いたが、ない場合は次のようにします(アンダーカットなしの場合)。
2つの歯車の基礎円、歯先円を、中心距離をはさんで配置
2つの基礎円をたすき掛けする共通接線作図(=作用線)
作用線と2つの歯先円との交点をとる
交点間距離(作用線が互いの歯先円で切り取られた長さ)を計測