めっっっちゃネタバレあるのでご注意ください!!!!!!!!!
▼好きなものと嫌いなものの話
無性に語りたくなったのでフォロワーさんからお題を募集したのですが、思った以上に長くなり過ぎたのでこちらにもメモ( ..)φ
【嫌いな食べ物:肉・魚】
幼少期はとある研究施設で育った維斗。不老不死を望む先代国王指揮のもと、行われた数々の人体実験をその身に受けていました。維斗は投薬が主でしたが、同年代の子どもの中には魔力を限界まで使用したことによる暴走を見るものや、他者の魔力を受け入れるもの、魔力を作り出す器官・心核を入れ替えるものなど、それぞれ異なる分野で非道な実験を受けている子もいました。
維斗が研究施設を脱走する経緯は今後のネタバレなので省きますが、ある日、自分より幼い子が体を切り開かれている場面を目撃してしまい、絶叫が木霊するなか目に焼き付いた生々しい血肉が忘れられず生肉が苦手になります。それから脱走当日。研究員の何名かをナイフで刺したことや、銃を奪って撃ち穀したことなどから肉の感覚や飛び散った肉片に対する拒絶が顕著になり、生肉どころか刺身など〝意思のあったもの〟の一部を体内に受け入れることができなくなりました。生はもちろん、焼いても〝それ〟と認識できる以上は受け付けません。しかし、一般的には肉や魚を食するのが普通であり、かつては自分も肉や魚を食べていた身。声を大にして言ったり大袈裟に拒否することはありませんが、勧められても「いろいろあって体が受け付けない」と断って食べませんし、生肉や切り身、焼き魚などを目の当たりにしても少し渋い顔してなるべく見ないように努めています。
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【好きな食べ物:クルトン(、じゃが)】
上記の通り、維斗は肉と魚が食べられないので菜食系を好むのですが、葉月家にお世話になるようになったある日、ポッと出で食卓に出されたサラダの上に乗ったクルトン。初めはそれがどういうものか理解していなかったのですが、その食感と自分が食べられる数少ない料理に高級感を与える特別な価値を見出して以来、サラダやスープにそれが使われていると密かに喜んでたりします。
「通称:じゃが」は燈弥の祖母が作る肉じゃがの肉ナシverです(祐のツッコミから命名)。燈弥と維斗にとってのお袋の味のようなものなので、帰省した折には必ず作ってもらうんだとか。
祐「野菜だったら何が好きなの?」維斗「うーん…パプリカとか?」祐「ふーん……。そこでも〝赤と黄〟なんだ…」維斗「べ、別にそういうわけじゃないからな…!?」誰とは言わないけど、イメージカラーが赤や黄のものに惹かれそうだなって思ったネタ(笑)最初の段階ではプチトマトとか好きそうだなって考えてたんですけど、酸味の強いものは苦手そうなので他に色鮮やかなパプリカの方が好きそうってなりました。――というか、施設時代は閉塞的な空間で育ち、葉月家に匿われていた最初の頃も友達のこととか、先代への恨みとか、燈弥の祖母への不信感や反抗心とかで心が荒んでいたので、色鮮やかなものに惹かれるんだと思います(完全な後付け設定)。
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【好きなもの:施設で読んでた科学の図鑑(大全)、研究】
維斗が今の道を進むきっかけになった図鑑。本当は化学なんて毛ほども興味なかったのですが、いつ息絶えるか分からないような惨たらしい実験を耐え抜く日々から抜け出したくて同じく頭のキレる同年代の子たちと分担して、科学の基礎や応用を頭に叩き込んだのが始まりでした。
投薬による自身に起きた突然変異の体質を追究するため、薬学を学ぶことにしましたが、そもそも研究所から脱走してからの数年は先代国王に生きていることを知られるわけにもいかなかったので義務教育すら受けていません。学校に通えないので燈弥や燈弥の祖母のサポートを受けながら15歳までの間に高校の理系科目をすべて覚え、大学入学までの期間に先代の実験のことや両親が携わっていた研究について調べていました。両親とも筋金入りの研究員でその間に生まれたからか、彼も研究が好きなようです。(ただ、マウスやラットの動物を使った実験では当然トラウマがぶり返して気分を悪くしてしまうので、大学で知り合った教授に全面協力してもらうかたちで共同研究を進めている…らしいです/仮)
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【嫌いなもの:先代、痛み】
自分の欲のために他人の命を踏み台にする先代が憎くて仕方ありません。しかも、先代は燈弥を拉致&監禁し、トラウマを植え付けています。自分のこと、仲間のこと、そして燈弥のこと。恨みは募り募って何としてでも彼の野望を阻止し、復讐を遂げると固く決意しました。(一族を根絶やしにするはずだったのに、出会った今代国王がアレなので穀意をなくしてしまいましたが…)
痛みは実験の影響によるものです。というより投薬も経口だけではなく、さらに副作用などの発熱や嘔吐、感覚の麻痺はざらだったので痛みやショックに関して結構敏感なところがあります。幸いにも、体質で風邪や毒への耐性があるので、葉月家に居候してからそういったことはなくなりましたが、逆に本編(契約編)の例の件で、自分の腕を犠牲にしてでも燈弥の前に飛び出したのはそれだけ燈弥が彼の中で大切な人だということです。(たぶん、それが弥生や昌浩でも、自分が守れなかったせいで 誰かを失う思いは二度としたくないはずなので、きっと飛び出すと思いますが…)結果、思わぬ事態を招いて地獄を見る羽目になるのですが、割り入った後悔は無いと皆の前で笑ってみせます。と言っても痛みに弱いのは変わらないので、一人のときに痛みのあまり涙を流してると思いますが…。
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とこんな感じで「維斗の好きなもの/嫌いなもの」のお話でした。彼にとっての世界は、幼少期は研究施設、思春期は葉月家だけで完結していて大学に入ってやっと平穏な生活と友達と呼べる友達ができたので、過去を掘ろうとするとどうしてもこんな話になってしまうんです。。。少しでも柊維斗という人物の背景を知っていただけたらなと思いました。
(2023.11.23)