1F 正藍染 東北大学学章

藍染め
正藍冷染 4代目 千葉正一さん

栗原市栗駒文字地区。

この土地で受け継がれている「正藍冷染(しょうあいひやぞめ)」という藍染め技法は、日本最古の染色技法として貴重な技術であることから、初代の千葉あやのさんは、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されたという歴史があります。

現在は、4代目となった千葉正一さんが、先代のまつ江さんと共に代々千葉家に伝わる伝統技法を守り続けています。

染めの工程で使う水は、千葉家から指呼の間には栗駒南麓から流れる「二迫川」、背にした裏山から引いた湧き水。

敷地内の畑で藍を種から育て、葉を摘み取ります。

その後も手間暇を惜しまず、藍玉を作り、藍建ての作業まで一貫して行うため、藍染めに関わる営みは一年中続きます。