天体撮影ナビ PRO (Ver7.5)の簡易マニュアル
天体撮影ナビ PRO (Ver7.5)の簡易マニュアル
この簡易マニュアルは2026.10.17のものです。
現バージョンVer7.5に対応させました。(スクリーンショットは古いもを使っている場合があります)
今までのこのアプリは日本国内しか対応していませんでしたが、海外にお住いの方のご希望もありまして、Ver7.5はではUTCを入力することにより、海外でも使えるようにしました。海外で使う場合は、先にメイン画面の右上にある「UTC」を入力してから緯度経度を入力してください。日本にお住まいの方は「UTC」を「9」で使ってください。
このアプリは、撮影したい天体の種別などを指定して、撮影条件の良い天体を探すために作成しました。
今日は何を撮影しようかと迷わずに済むかもしれませんね。
パソコンだけではなく、タブレットやスマホにも対応しています。
アプリのサイトに入ればすぐに使えます。インストールする必要はありません。
(無料で使えます)
4本の柱(機能)
➊ 720天体くらいの中から、目的の天体を探す強力な検索機能
❷ 天体の高度、月の月齢や高度から月の明るさを考慮した撮影条件を探る
❸ センサーサイズと焦点距離から求めた画角により、適切な大きさの天体を選ぶ
❹ 撮影予定の天体と撮影済みの天体を管理し、効率の良い撮影を行う
主な特徴
🔵現在、扱える天体は、約720天体です。(増減あり)
天体のカタログ番号、別名、大きさ、明るさ、星座名などをアイテムカード(以下カードと記載)
またはリストで表示
収録天体:メシエ(1~110)、コードウェル(1~109)、シャープレス(1~313)
そのほか NGC(114)、IC(31)、暗黒星雲(20)Arp(16)、Abell(4)などを追加 計722天体
(NGCは、他のカタログに含まれるものを入れると366天体)
🔵いろいろな検索、選択、並び替えの機能
南中時間、天体の種別、天体カタログ、撮影の難易度、季節など
🔵天体と月の高度表示
当日の天体と月の高度を折れ線グラフで表示
月齢も表示
🔵画角シミュレータ(FOV)
焦点距離とセンサーサイズから画角を表示
画角に天体の大きさを図形で表示
🔵撮影プラン
撮影予定、撮影済みのなどの設定
同じ端末と同じウェブプラウザを使えばデータはウェブプラウザに保存されます
🔵ウェブサイトを表示するだけであなた専用アプリとして使用できます
メイン画面(ライブラリ画面) 上部に検索・選択・並び順の設定があり、その下に天体の情報が表示されます
上の画面は、NGC天体、未撮影、銀河、秋の天体、9月10日観測、南中時間帯0:00~2:00、難易度初級で検索しカタログ番号順に並べたものです。3件該当
①ライブラリ
これを選択するとこのメイン画面になります。
②画角シミュレータ
天体が画角に収まるかをセンサーサイズ、焦点
距離、天体の大きさからシミュレーションします。
この②のボタンから画角シミュレータを開くと天体
の大きさが連動しないので、⑪のようにするのが
お勧めです。
③マイプラン
撮影予定、撮影済などを管理します。
④画面の色変更
画面が赤色系になります
⑤観測地設定 (New)
このボタンをクリックすると設定画面が現れます。
観測地を緯度経度を入力することにより指定でき
ます。(ご自分の設定は他のユーザーには及びま
せん。ご自分のウェブプラウザーに保存されます)
⑥検索窓
文字を入力して検索します。
カタログの場合は記号(Sh2,NGCなど)を入力
します。例えば M と入れるとメシエカタログが
表示されます。
[例]M,M31,Sh2,Sh2-240,NGC 7000
NGCは番号との間にスペースを入れてください。
他のカタログにも含まれている場合は、それも
表示されます。星座名などいろいろ検索できる
ので試してみてください。
⑦天体データの表示形式の切り替え
グリッド形式とリスト形式の切り替えをします。
スマホで使う場合はリスト形式が適しています。
(リスト形式の画像は省略しています)
⑧右側の欄に記載
⑨全選択肢(⑧番)の一つでも使用しているときに
表示されます。選択肢がすべて解除されます。
⑩お気に入りの指定、解除
⑪撮影計画の指定、解除
⑫撮影済みに指定、解除
⑬撮影適正指数
撮影に適しているかの指数
(大きいほど適している、指数はAIが作成)
⑭難易度の表示
⑮天体の別名表示
検索の対象になります
[例]NGC 7000で検索してもSh2-117,C20も
表示されます。
⑯高度グラフ画面の表示(天体と月)
⑰画角シミュレータの表示
このボタンで画角シミュレータを表示すると、
見かけの大きさ(値)が画角シミュレータに引き
継ぎされます。
⑦赤枠の中(選択肢を選んで天体を選択)左から順番に説明
撮影ステータス
全表示、未撮影、撮影済み、 計画中、お気に入り
から選択します。未撮影を選択すると、撮影済みに設定されている天体
以外が選択されます。
撮影済みに 撮影済み、 計画中、お気に入りはそれぞれ指定されている
天体が表示されます。
天体種別
全種別、銀河、散光星雲、散開星団、球状星団、惑星状星雲
超新星残骸、暗黒星雲
から選びます。その種別の天体が表示されます。
最適季節
全季節、春、夏、秋、冬
のいずれかを選択します。その季節の天体が表示されます。
観測指定日
日付をカレンダーで指定、または直接日付を入力して任意の日を表示
できます。
南中時間帯
2時間間隔で指定して、その時間帯に南中する天体を検索
します。
最低南中高度
南中時の高度を指定して天体を選択します。
(南中時の高度が低い天体を除外します)
撮影難易度
撮影の難易度により天体を選択します。
全難易度、初級、中級、上級(レベル設定はAIが作成したものです)
並び順
カタログ番号順(昇順)
カタログ番号順(降順)
今夜のおすすめ度順★
明るさ順
大きさ順
の中から選べます。
今夜のおすすめ度順★が使いやすい🦆。
【メイン画面の天体表示部分の上端へ(アップ)、下端へ(ダウン)、スクロールには、それぞれ [Ctrl] + [Home]、[Ctrl] + [End]、[Page Up]、[Page Down]のキーなどが使えます】
【メイン画面の天体表示部分にたくさん表示されている場合は、ページで分割されます。ページ移動は下端にページセレクターがあります】
高度グラフ(チャート)画面 天体の高度表示と月の高度を表示して、月明りの影響を知ることができます
❶日付の表示と日付のシフト
1日ずつ前後にずらす
❷月齢の表示など
❸天文薄明の影響のない時間帯
❹天文薄明の時間帯をグラフ上に表示
❺背景に月明かりを表示
❻天体の大きさを変更ボタン
❼最下部に「閉じる」ボタンを新設
右の画像にはありません(番号も振っていません)
【注意】このアプリの観測地設定は初期値が東京都付近の北緯35度に設定されていますが、変更することができます。(メイン画面の⑤番)
グラフ上の天体の高度は1時間毎から10分毎のデータに変更しました。
(南中時の高度計算は1時間毎のままです)
高度チャート画面が一部しか見えないときは、画面の右端を使ってスクロールしてくだい。
Ver7.4から赤経赤緯の表示方法が変更になっています。
画角シミュレータ画面 センサーサイズと焦点距離により画角を表示し、その中に天体の大きさが表示されます
❶高度チャート画面へ移動します
❷メイン画面の⑩のボタンからこの画面を開くと天体の大きさが連動してここに表示されます。
❸カメラのセンサーサイズを選択
スマート望遠鏡の機種名でも選択可能
❹望遠鏡やレンズの焦点距離を決めます。
スマート望遠鏡の場合は焦点距離が自動入力されます。
❺補正レンズの選択
❻モザイク撮影の倍率を選択
❼写真の表示(単一画像)
❽写真の表示(フォルダの選択)
❾写真の表示
❿望遠鏡などの画角を表示(分角)
⓫天体名と天体の大きさ(分角)表示
⓬天体の選択
ライブラリで検索した天体を順送りで表示します(逆順も可)
⓭画角の表示
⓮天体の大きさ表示
回転表示できます(⓯を使う)
⓯カメラ構図の回転角を設定
デザインが少し変わっています
はみ出し警告は、天体の長径が画角の大きい方よりも大きくなった場合、または天体の短径が画角の小さい方より大きくなった場合に出ます。
警告が出ていても回転して画面に入ればOKです。
写真の表示について❽
この画面に写真を表示できるようにしています。適当なフォルダを作ってそのフォルダに写真を入れてください。そのフォルダをアプリで指定してください。フォルダを指定するボタンは画角シミュレータ画面(左側中央付近)にあります。
ただし、写真のファイル名は規則があります。カタログ記号と4桁のカタログ番号の組み合わせのファイル名にしてくだい。(ファイルサイズは小さめの方が良いです)
【ファイル名の例】M31➡M0031、Sh2-240➡Sh20240、NGC7000➡NGC7000 (Sh2の場合は間違えやすいので気を付けてください)
【参考】主なスマート望遠鏡のセンサーサイズの大きさ
Seestar S30(IMX662) ➡ 1/2.8
Seestar S50(IMX462) ➡ 1/2.8
Seestar S30PRO(IMX585) ➡ 1/1.2
Seestar S50PRO(OmniVision ) ➡ 1/1.2
DWARFmini(IMX662) ➡ 1/2.8
DWARF 3(IMX678) ➡ 1/1.8
DRACO(Omnivision) ➡ 1/1.3
主なスマート望遠鏡のセンサーサイズを機種名で選択
できるようにしました。(Ver2.1 2026.09.12)
【参考】主なスマート望遠鏡の焦点距離
Seestar S30 ➡ 150mm
Seestar S30 PRO ➡ 160mm
Seestar S50 ➡ 250mm
Seestar S50 PRO ➡ 260mm
DWARF mini ➡ 150mm
DWARF 3 ➡ 150mm
DWARF DRACO ➡ 340mm
スマート望遠鏡のセンサーサイズを機種名で選択した
場合、焦点距離が自動入力されるようにしました。
(Ver2.2 2026.09.12)
画角シミュレータ画面が一部しか見えないときは、画面の右端を使ってスクロールしてくだい。
マイ撮影プランナー 天体の撮影計画(予定)、撮影済み、お気に入りを管理し、達成率を表示します
達成率
撮影の達成率を表示します。
タイムスケジュール
その日に撮影できる撮影計画(撮影予定)天体を表示します。
総露光時間の計算
1コマの露光時間 × 枚数 の単純計算です。
撮影計画(撮影予定)、撮影済み、お気に入り選択
選択された天体が下に表示されます。
データのバックアップなど
ユーザーデータのバックアップや復元をします。
該当する天体の表示
撮影計画・撮影済み・お気に入りの情報を表示する場所です。
実際の使い方
ここでは実際の使い方を簡単に説明します。
処理の流れ
❶ メイン(ライブラリ)画面で検索機能を使い撮影候補天体を絞る
❷ 絞られた天体が月の明るさに影響されないか調べる
❸ その天体が、使用する機材の画角に入るか調べる
上の結果により、撮影候補とします。
実際の操作
❶ メイン画面の上部にある、検索窓にカタログ名や星座名を入れて撮影候補を絞っていきます。
検索窓の下にある、天体の種別・観測日・季節・難易度などの選択肢を選んでさらに撮影候補を絞っていきます。
なるべく10天体以下にするとやり易いです。
(後日遠征をするなどの場合で、事前に計画を立てる場合は [観測指定日] で撮影日を指定します。遠征先に合わせて観測地も緯度経度を入力することにより設定できます)
その中から、次の高度グラフ(チャート)画面で月の影響がないか調べます。
❷ 絞られた天体のタイル表示部分の左下にある、「高度グラフ」のボタンクリックして、高度グラフの画面を開きます。
この高度グラフには、天体の高度変化の折れ線グラフと月の高度変化の折れ線グラフが書かれているので、月の明かりが撮影に影響がないか調べます。
月の影響がないようであれば、次の画角シミュレータの画面に進みます。
❸ 画角シミュレータを開くには、
高度グラフ画面の左下にある「画角シミュ起動」ボタンをクリックするか(上の画像)
右上にある ✖ をクリックして画面を閉じて、メイン画面に戻り、ボード上のカードの左下にある「画角シミュ」ボタンをクリックします。(右の画像)
こうすると、画角シミュレータの画面になりますが、選んだ天体の天体名と大きさが画角シミュレータ右側に自動入力されます。
次に、使用する機材のセンサーサイズを画角シミュレータ画面の左側上部分で選択します。
スマート望遠鏡場合は、望遠鏡名でも選択できます。
センサーサイズが選択されたら、次は望遠鏡の焦点距離をスライドバーで指定します。
センサーサイズをスマート望遠鏡名で選択した場合は、焦点距離が自動入力されます。
これで右側の画角表示部分に、使用機材の画角と対象天体の大きさが表示されます。
天体が画角からはみ出していないか確認してください。
はみ出している場合は、警告が表示されます。
なお、⓬のボタンで検索した天体をメイン画面に戻ることなく順番に表示できます。
大切なことは、メイン画面の天体カードの中にある「高度グラフボタン」または「画角シミュボタン」をクリックして高度グラフまたは画角シミュレータを開くことです。
メイン画面の一番上にある「画角シミュ」ボタンから画角シミュレータを開くと天体の大きさなどが反映されないのでご注意ください。
天体の明るさの取り扱いについて(Ver6.4, 2026.10.03より適用)
シャープレスカタログについては、天体の明るさは
1、暗い 2、中くらい 3、明るい
の3段階となっています。
このデータのままでは、明るさでの並び替えができません。
また、シャープレスカタログのすべての天体の視等級についてはウェブ上にも見当たりません。
そこで便宜的に
1、暗い ➡ 12 mag (等級) 2、中くらい ➡ 10mag 3、明るい ➡ 8mag
として取り扱うことにしました。
こうすることによって大雑把ですが、天体の明るさ順に並べ替えることができるようになります。
ただし、有名な天体や他のカタログにも載っている天体で視等級が分かっているものについては、その視等級を使っています。
ということで、シャープレスカタログの天体で、明るさが 8 mag、10 mag、12 magとなっている天体については実際の等級ではないのでお間違いのないようにお願いします。
また、暗黒星雲についても、視等級は便宜上すべて 20 magとしました。
天体の赤経赤緯の表示の変更についてVer7.4, 2026.10.15より適用)
Ver7.4から、高度チャート画面に表示される天体の赤経赤緯の表示を小数点表示から時分秒・度分秒(° ′ ″)に変更しました。マイナーな天体を撮影する際に、ASIAIRアプリやスマート望遠鏡のアプリに赤経赤緯の位置情報がない場合に利用しやすいようにしました。ただし、このアプリは赤経赤緯の位置情報は仕様として時・度の小数点第2位までの値として入力されています。つまり小数点第3位以下は切り捨てられています。それを時分秒・度分秒として変換しているので、10s~20s程度の誤差があります。しかし、かなりの長焦点望遠鏡でない限りあまり影響はないと思われます。
お勧めの使い方
🔵ビギナー向けの場合(一例)
まずは撮影しやすいものを検索してみましょう。検索条件などを入れて行きます。
検索窓に「M」を入れてメシエ天体を表示させます。
天体の種別から撮影したいものを選びます。例えば「散光星雲」
撮影日に応じて季節を入れます。例えば「秋」にします。
難易度を「初級」にします。
どの時間帯に撮影するか決まったら、南中時間帯でその時間帯を指定します。(高度が高いので撮りやすくなります)
ここまで検索したら、天体を一つ選んで高度チャート画面を出して、月の影響がないか調べてみます。
月の影響が大きいようなら、別の時間帯を指定して月の影響が少ない時間帯に撮影するようにします。
次に、並べ順で「明るさ順」または「見かけの大きさ順」にしてみましょう。これで撮りやすいものが上から順番に並びます。
今度は、使っている撮影機材の画角に、天体が収まるか画角シミュレータ画面で調べてみましょう。
高度チャート画面にある「画角シミュ」ボタンを押すか、ライブラリ画面に戻り、天体を表示しているパネル内にある「画角シミュ」をクリックする
と、画角シミュレータ画面になります。
ここで、使用するカメラのセンサーサイズと望遠鏡の焦点距離を入力すると画角が表示されます。
天体のカードから、または高度チャート画面から画角シミュレータ画面に入ると、その天体の見かけの大きさがすでに画角表示画面に表示されています。
画角にちょうど良い天体を探して撮影することにしましょう。
天体撮影ナビ PRO について
このアプリは、Gemini Canvas 3.6Flash (後半ではPROを使用)を使って作成し自分で少し修正したもので、最新バージョンは7.5です。
最初の公開日は2026年9月9日です。(Ver2.0)
この簡易マニュアルは2026年9月10日に作成しました。(10月17日加筆と一部書き直し、Ver7.5に対応しました)
気を付けていただきたこと
本アプリの計算結果やグラフは簡易的なシミュレーションです。大切な撮影の際は、必ず他の正確な星図ソフト等でもダブルチェックを行ってください。本アプリの利用によって生じた損害について、製作者は一切の責任を負いませんのでよろしくお願いします。
アプリのファイルを配付することは若干問題があるようなので、ウェブサイト上で使えるようにしたものです。
そのため表示幅が少し狭くなっていて扱いにくい面があると思いますが、ご了承ください。
なお、画面の大きさ調整は[Ctrl] + [ホイール]、[Ctrl] +[Home]で最上部に移動、[Ctrl] +[Home]で最下部に移動します。
。
アプリに不具合があれば連絡をお願いします。
このアプリは天体の画像が一切入っていませんが、ご自分で表示させることができます。(画角シミュレータ画面参照)
また、この天体写真集のサイトにはたくさん天体写真を掲載しています。
綺麗な写真ではありませんが、どんな天体かを知るくらいには使えると思うので、ご利用していただくとありがたいです。
(左のメニューをいろいろ押してみてください)
天体写真集サイトに移動するには、画面左側にあるメニューを使います。
メニューが出てないときは画面の左上にある「≡」をクリックしてください。
天体撮影ナビを開始するには次のボタンをクリックしてください