2月、教員3名+大学院生1名、学部生1名で佐渡予備調査。雪の中、小木と二見で話し合いを行いました。深浦(小木地区)では深浦小再活用検討委員会にも参加させてもらいました。
5月、教員3名+院生1名で佐渡予備調査。鼓童村では「丸の内朝大学」の集まりにも参加しました。
7月、夏期調査の準備のため杉本と東海大の学生1名が佐渡・宿根木(小木地区)へ。白山丸まつりにも参加しました。
8月14日〜25日、夏期合同調査を実施し、教員3名のほか首都大学東京の学生16名、門田が勤務する立教大学の学生4名、東海大から7名が参加。首都大学の院生2名がアシスタントとして加わりました。宿泊は主に宿根木公会堂で行い、3日間は旧二見小学校での夏学校のため二見集落センターに滞在しました。二見では夏学校だけでなく、3年計画で「七浦探検隊」という、子供と大学生が自分たちの住む地域を探検し、地元の良さや「売り」を発見してみるというフィールドワークイベントを行いました。社会調査の方は宿根木集落(小木地区)および大崎集落(羽茂地区)で実施。このうち宿根木は、伝統的な町並みが保存された有名な観光地ですが、集落にある旧宿根木小学校は民俗学者・宮本常一らの支援によって博物館として再利用されており、私たちのプロジェクトにとっても先駆事例となる集落です。本年は学生とともに宿根木の現在の生活を調べるとともに、フィールドワークの感想や発見を地元の皆様に報告する会を実施しました。他方門田・小西・杉本はアースセレブレーション(EC)の企画の一環として、セミナー「宮本常一と宿根木」を佐渡國小木民俗博物館で開催し、講演を行いました。
11月、杉本が東海大学生1名と佐渡で補足調査。東海大は大滝小学校の廃校舎を「大滝学舎」として再活用している大崎集落(羽茂地区)で調査を行いました。その成果は「第259回東海大学文学部 知のコスモス展示会・シンポジウム「新潟県佐渡市の山間集落における暮らしと芸能-羽茂地区大崎におけるコミュニティー調査の中間報告展示会-」」として展示されました。