ゼミ案内
2024年度杉浦ゼミを希望する方々への課題(応募要領)
杉浦ゼミでは2024年度のゼミ生を10名程度募集します。応募は、原則として、社会学専攻の方に限り、他のゼミとの掛け持ちは認めません。入ゼミを希望する方は本Webサイト(このページ)に書かれた内容をよく理解し、社会学専攻の入ゼミ手続きにしたがって、入ゼミ課題を提出してください。このページは、皆様からのお問い合わせ等により、補足することがあります。常に最新版を参照し、最終的に当ゼミを選び手続きする際に、今一度、ご確認ください。2023年10月30日
ゼミや課題内容についてのお問い合わせは、以下までご連絡ください。随時受け付けます。
提出先: jsugiura@flet.keio.ac.jp
更新情報
11月29日の社会心理学概論2の際にご指摘を受けアナウンスしたところですが、入ゼミの手続きをGoogle formで行う際に、志望理由を課題レポートとは別に記載するフォームはありませんので、すべて課題レポートに含めて記載してください。また講義時に、必要な文字数などの質問をいただきましたが、このページに必要なことはすべて記載されています。最初から最後までよく読み、また関連ページも参照し、「ここで求められていることは何か」ということを適切に読み取り、それに対応したレポートを作成してください。応募者が多数の場合、このページに示してあることをもとに選考を行います。本ページで特に大事なところは赤字で示しました。(2023.12.1)
オープンゼミのすべてのプログラムが終了しました。メールで参加登録された方々には、オープンゼミのフィードバックに関する連絡のメールをお送りしました。(2023.11.14)
オープンゼミへの参加は必ずメールで期限までにお申し込みください。(2023.11.13)
インスタグラム junkichis をぜひご覧ください。(2023.11.7)
https://instagram.com/junkichis?igshid=bG5zZ2kydzFtbm45&utm_source=qrオープンゼミ(11月7日分)について情報を更新しました。(2023.11.6)
ゼミ説明会のアウトラインと卒論題目一覧をこのページに追加しました。(2023.10.31)
ゼミのテーマと課題
私たちが暮らす社会には様々な問題があります。このゼミでは、各自が関心をもつ社会問題についての解決方法を探求することを目指します。それには、ゼミを希望される方々自身が、社会にかかわる問題意識をもっていることが前提です。その上で、ゼミでの活動の第一歩として、日常生活において、人々の行動に影響を与える仕組み、仕掛け、コミュニケーションのスタイルで、「おもしろい」と思えることをみつけてみてください。おもしろいと思えるような行動を人々がとるような環境を準備し、ルールをデザインすることで、問題解決につながるかもしれません。人々が行動するための環境・ルールづくりをここでは「経験デザイン」と呼ぶことにします。経験というと過去のことを思い浮かべますが、未来の経験を今どうやったらデザインすることができるでしょうか。このような発想から、この3年にわたり、「おもしろい」が社会を変える:経験デザインの社会心理学 というテーマで取り組んできました。2024年度はこのテーマを継承しつつ、さらにゼミの活動が私たちの社会のサスティナビリティにどうつなげられるかについて踏み込んでいきます。環境とリスクについての社会心理学をベースに皆さんとゼミで一緒に考えていきたいと思います。
以上のような問題意識のもと、「ゼミでこんな取り組みをしてみよう」という提案を「プロジェクト計画書」としてまとめていただきます。「ちょっと待って、経験デザインとかプロジェクト計画書とか、何を書いたらよいかわからない」という方、それはもっともな話です。でも、こんなことなんじゃないか、ということを自分のことばでまとめてみてください。このサイトから、過去のゼミの活動、過去の入ゼミの課題にアクセスすることができます。現在、ゼミは4年生12名、3年生9名が活動していますが、ゼミのSNSもありますので、そこからゼミの方々にアプローチしてみるのもよいでしょう。きっと、何かアドバイスをもらえると思います。もちろん杉浦に直接尋ねていただくことも大歓迎します。
当ゼミは、2013年に開設されて以来、ゲーミング・シミュレーションを用いて社会問題の解決をテーマとして活動を行ってきました。今年度、社会心理学概論ⅠおよびⅡの講義において、「面接かぶと」「スターパワー」「廃棄物ゲーム」「Read and Play」「あかとあお」「砂漠で遭難したとき」「クロスロード」など、社会心理学を学ぶためのゲーミングの実習を行ってきました。当ゼミの活動はその延長にあります。必修選択科目「環境行動論」「リスクコミュニケーション論」も社会心理学概論Ⅰ, Ⅱを踏まえた内容を展開しますが、当ゼミに参加していただく方にはゼミで学んでいく重要なことを扱いますので、ゼミ活動の一環としてプロジェクト計画に位置づけてください。
作成と提出の要領
入ゼミ課題(プロジェクト計画書)はWORDファイル(A4版)で作成し、Google フォーム「社会学専攻2024 入ゼミ申込み」(URL その他はkeio.jp ニュースの「【三田文学部】研究会に関するお知らせ」欄の文書を参照のこと)で提出してください。
プロジェクト計画書の構成や分量は自由に展開してくださって結構ですが,下の3点を含んだものとしてください。プロジェクト計画書の冒頭には、その計画書の内容を端的に表すタイトルをつけてください。応募者が多数で選抜が必要な場合は,必須の要件・形式が守られていること,詳しく書かれていること,の2点から選考を行います。上記Googleフォームには志望理由(300 字程度)も記載してください。(←書く欄がありませんでしたので、不要です。不備があり、申し訳ありませんでした)選考の段階で入ゼミ課題をゼミ生が閲覧することは一切ありませんが、入ゼミが確定した方に関してはゼミ生と共有させていただきます。
1 自己紹介と志望動機
自己紹介や自己アピール,本ゼミのどのような点に魅力を感じて応募したかなど。
2 ゼミ活動に関する関心事
本ゼミの活動に関し,これまでに関心をもってきたことを説明してください。特に,広い意味での現実社会の問題とどうかかわり,ゼミで何を扱いたいのかを詳しく述べてください。また,これまで大学内外で何をどう学んできたかも,具体的な講義名や文献など具体的に参照しながら,説明してください。
3 研究プロジェクトの構想
ゼミで行っていきたい研究プロジェクトの構想を具体的に示してください。その際に,今後どのような文献を参照するか,どのような講義を履修していく予定かなど具体的に挙げながら,現時点での考えを説明してください。研究を構想するにあたって、11月中のオープンゼミに参加し、そこで得た経験にも言及しながら、実際にどんなことができそうか、構想してください。オープンゼミはインターンシップだと捉えてください。社会心理学概論で経験したことも踏まえてください。
プロジェクト計画は,実際にそのとおりに進めなければならないということではなく,むしろゼミで検討して皆で作り上げていくことなので,臆せず思い切った構想を披露してください。過去の卒論題目など参照いただき、ゼミ活動をご理解いただいた上で,新たな可能性を提案していただければと考えています。内容の設定に関してわからないことなどあれば,杉浦までご相談ください。早めに計画書(草稿でも見ます)をお送りいただければ,内容に関してフィードバックします。
プロジェクト計画書の作成にあたっては、文献を必要に応じて引用し、社会心理学概論で指定している様式で引用文献のリストをつけてください。
ドイツにかかわる研究(環境,市民参加,ゲーミング,ほか)に関するテーマも歓迎します。こうした大きなテーマについて,ゲーミング・シミュレーション(インタラクティブで能動的な活動全般と捉えてもらって構いません)を主な手法とした研究活動を行い,その成果を卒業論文としてまとめていきます。
2024年度向けオープンゼミについて 南校舎443教室
ゲーミング演習の準備の都合上、各回、前日18時(厳守)までに杉浦まで以下のメールアドレスまで参加希望日・時限をご連絡ください。複数参加も歓迎します!(2023.10.30) 連絡が期限に遅れた場合でも、人数に余裕のある場合は参加していただけますので、早目にご連絡ください。
jsugiura@flet.keio.ac.jp
2022.11.7 4限・5限
卒論構想報告(3年生)、卒論中間報告(4年生)、ゲーミング演習 (4限、5限で発表者、演習内容が変わります)
ゲーミング演習 4限:「すごろくゲーム」(4年R.M.さん担当)、5限:「友だちセールス」(4年M.O.さん担当)
いずれもオープンゼミに参加された方とゼミ生とフランクに交流できるようなゲーミング演習です(2023.11.6)
2022.11.14 4限・5限
卒論構想報告(3年生)、卒論中間報告(4年生)、ゲーミング演習 (4限、5限で発表者、演習内容が変わります)
ゲーミング演習 4限:「リスクの分配」(4年Y.M.さん担当)、5限「ゲーミングの開発と実際:化学反応ゲーム」(杉浦担当)
参加人数は順に5名、5名、6名、5名でした。
社会学専攻ゼミ説明会 2023.10.31
1 社会心理学は心理学の一領域ではあるけれども
実験を行うとか仮説を検証するとか簡単ではない
2 社会心理学の隣接学問は社会学と文化人類学である
社会現象の背後にある構造=社会システムを読み解く:理論研究の重要性
日常をフィードとして問いを発見していく
3 経験デザインとしてのゲーミングシミュレーション
「実験者-被験者」という関係を乗り越え、「参加者」として意味のある場を構成していくことを目指す
下手な実験を行って何にもならないどころか・・・・/調査XX
4 ナラティヴの生成と表現
「 システム-ルール」としてのゲーミングによる様々な語りの生成をどう捉えるか
5 協力とサポート:卒論への道のり
ワークショップ:想像する場
相互協力/「思い上がり」に気づけるか
独立自尊・自我作古・半学半教
ゼミを希望される方へ
各年度ごとにテーマを設定した上でゼミ募集を行っています。その年度の募集要領をよくご覧いただくのはもちろんのことですが、ゼミ活動の大きな方針は一貫していますし、2学年が一緒にゼミ活動を行うこともあり、過去のゼミ募集の案内も是非ご参照ください。
ゼミで学ぶ上での基本文献(テキスト )
※今後、随時更新していきます(2023.8.28)
社会心理学の概論書
2年次の必修科目「社会心理学概論1」「社会心理学概論2」の教科書
社会心理学の研究法
安藤清志・村田光二・沼崎誠(2017) 『社会心理学研究入門 補訂新版』東京大学出版会
ゼミ関連のSNS
ゼミの雰囲気を知る参考にしてください。(2022.11.2)
https://twitter.com/sugiura_2022
https://instagram.com/junkichis?igshid=1jjeud66vg9o5
Twitter(過去)