2022年度ゼミ募集案内

  • 2022年度ゼミ募集に関するお知らせ

  • 12月3日に志望登録が締め切られました。12名の方々が新たなゼミのメンバーに加わっていただくこととなり、志望者ご本人にその旨メールでご連絡いたしました。(2021/12/4)

  • 本日、11月29日がプロジェクト計画書の提出締め切りです。すでに以下にお知らせしていますように、明日(30日)に2回目のオープンゼミが設定されていますが、プロジェクト計画書はオープンゼミに参加していただいた経験を踏まえて作成してください。そのため、本日までの提出を1次締め切りとし、最終版は専攻の「入ゼミ志望情報」の登録締切日である12月3日までにお送りください。お送りいただいたプロジェクト計画書は、入ゼミ志望情報の登録で当ゼミへの希望を登録されることで、選考の対象となります。計画書の作成について質問等あれば直接連絡してください。定員を超える希望があった場合はプロジェクト計画書により選考いたします。なお、現時点(午前11時)で8名の方からプロジェクト計画書を提出いただいております。(2021/11/29, 11:00) 補足:オープンゼミの経験を踏まえてプロジェクト計画書の作成をお願いしているのは、ゼミにおける活動内容をよりよく理解した上で実効性の高い計画書を作成していただけるだろうと考えるからです。オープンゼミに参加することなく応募される場合はこの限りではありません。

  • 11月30日(火)のオープンゼミの参加予約、引き続き受け付けております。11月16日に参加された方も、希望される方は是非ご参加ください。プロジェクト計画書には、オープンゼミでのことも触れていただけたらと思っています。そういう意味で、プロジェクト計画書は、11月29日にいったん提出していただいた上で、志望票提出締め切りの12月3日までに修正版(完成版)を提出していただければ結構です。これは希望されるすべての方に対してのメッセージです。繰り返しになりますが、(最終的に志望票を当ゼミに出さないとしても)入ゼミ希望の意思表示としてプロジェクト計画書の提出をお願いします。よくご質問を受けるのですが、ゼミでプロジェクト計画書のとおりに進めるというよりは、現時点でのプランを作成しておいてほしいということです。ゼミ参加を通じて、これを修正したり、あるいはまったく別のものでもよいので、作り上げていき、それが最終的に卒論として結実すればよいのです。最初から計画書が完璧にできるということなどは想定していません。それができないからゼミがあるのです。そういうスタンスで臨んでいただけたらと思っております。(2021.11.24)

  • 多くの方にオープンゼミに参加していただけることなりました。以降、参加希望される方は30日の方でお願いいたします。計画書の提出に関してのご連絡もお待ちしております。なお、今回のゼミの案内に関し、お伝えできていないことがありました。ご質問をいただいて気づいたのですが、今回の案内に「ゼミの掛け持ちは認めない」とは明示していないことに気づきました(過去の案内には記載しておりました)。本ゼミでは他のゼミと掛け持ちで参加することを認めておりません。ご案内が不十分で申し訳ございませんでした。本ゼミでは、卒業論文の作成に向け、メンバーそれぞれが実証的な研究を時間をかけて丁寧に作業を進めてきております。本ゼミの活動の集中していただきたいということです。ご理解いただけますと幸いです。(2021.11.16, 10:30) ※文学部の「研究会に関するお知らせ」の掲示には、掛け持ち不可ということは明記しておりました。(2021.11.29付記)

  • オープンゼミの参加希望、何人もの方からご連絡をいただきました。関心をもってくださり、ありがとうございます。引き続き、希望される方は早めの予約のご連絡をお待ちしております。11月30日の方は比較的空いております。(2021.11.12)

  • オープンゼミは対面で行います。原則として事前に杉浦までメールでご連絡ください。11月16日(火)の4限、5限、30日の4限、5限から参加希望日・時限をご連絡ください(複数回参加も歓迎します)。jsugiura@flet.keio.ac.jp 各回、過去の卒論テーマの紹介(ゲームの実演)と3年生の研究計画の発表を行います。(2021.11.1)

  • 募集人数は10名程度、オープンゼミは11月16日(火)と11月30日(火)の4限と5限、443教室で行います。詳細は追って本ページでお伝えします。選考にあたって面談を行うことがあります。またゼミ応募にあたっての個別の相談にも応じますので、遠慮なくご連絡ください。jsugiura@flet.keio.ac.jp (2021.10.26)

  • 専攻の説明会(10月26日)を迎えるにあたり、応募要領を若干手直ししました(誤りの訂正、重要事項のハイライト、補足、など)。当日は、持ち時間7-8分の中で、重要事項の説明と補足を行います。(2021.10.25)

  • 2021年10月26日に社会学専攻の入ゼミ説明会が開催されます。それにあわせて、本ページにおいて、杉浦ゼミの入ゼミに関する公式情報をお伝えしていきます。希望される方はここでの最新の情報を確認してください。ゼミを希望される方は本ページの内容をよく理解し、必要な手続きを行ってください。以下は昨年度の募集とほぼ同様の内容となっています。必要に応じて内容をアップデートすることがあります。常に最新の情報を参照してください。過去の入ゼミに関する情報も参考にしてください。(2021.10.18)

ゼミのテーマと課題

私たちが暮らす社会には様々な問題があります。このゼミでは、各自が関心をもつ社会問題についての解決方法を探求することを目指します。それには、ゼミを希望される方々自身が、社会にかかわる問題意識をもっていることが前提です。その上で、ゼミでの活動の第一歩として、日常生活において、人々の行動に影響を与える仕組み、仕掛け、コミュニケーションのスタイルで、「おもしろい」と思えることをみつけてみてください。おもしろいと思えるような行動を人々がとるような環境を準備し、ルールをデザインすることで、問題解決につながるかもしれません。人々が行動するための環境・ルールづくりをここでは「経験デザイン」と呼ぶことにします。経験というと過去のことを思い浮かべますが、未来の経験を今どうやったらデザインすることができるでしょうか。このような発想から、今回のゼミのテーマは今年度に引き続き、「おもしろい」が社会を変える:経験デザインの社会心理学 と設定しました。これから社会心理学をベースにゼミで一緒に考えていきましょう。

 以上のような問題意識のもと、「ゼミでこんな取り組みをしてみよう」という提案を「プロジェクト計画書」としてまとめていただきます。「ちょっと待って、経験デザインとかプロジェクト計画書とか、何を書いたらよいかわからない」という方、それはもっともな話です。でも、こんなことなんじゃないか、ということを自分のことばでまとめてみてください。このサイトから、過去のゼミの活動、過去の入ゼミの課題にアクセスすることができます。現在、ゼミは3年生6名が活動していますが、ゼミのSNSもありますので、そこからゼミの方々にアプローチしてみるのもよいでしょう。きっと、何かアドバイスをもらえると思います。もちろん杉浦に直接尋ねていただくことも大歓迎します。

 当ゼミは、2013年に開設されて以来、ゲーミング・シミュレーションを用いて社会問題の解決をテーマとして活動を行ってきました。例年、社会心理学概論の講義内で行うゲーミングの実習をもとにイメージしてもらうのですが、今回はそれができませんでした。コロナで社会が激動してきていますが、そうした変化の中にも、経験デザインのヒントはいくらでも見つけられるのではないかと思います。

例えば、ZOOMを使ったミーティング中、参加者の姿はみえるけど音声が通じなくなったら、私たちはどうやって意思疎通を図ろうとするでしょうか。このことは、「もし音のない世界になったら、私たちはどうするだろう」という根本的な問いにも発展させることができます。ゲーミングには、「身振り手振りはよいけれど、いっさい話をしてはいけない」というルールをもつものもあります。逆に、姿はみえないけれど音は聞こえるという状況だってあるでしょう。「人狼」というゲームがありますが、ゼミでは過去に、暗闇の中で人狼を行ったらどうなるか、という実験を行ったことがあります。

コロナ禍では、何かと制約が多くて辛いこともありますが、制約があるからこそ以前よりもよい状況が実現できることも見つけられるのではないでしょうか。

作成と提出の要領

 プロジェクト計画書はWORDファイル(A4版)で作成し、電子メールに添付して11月29日()までに杉浦まで送付してください。表紙は不要,複数ページの場合はページ番号を振ること。受領し次第,確認のメールをお送りします。返信が確認できない場合は,改めてご連絡ください。プロジェクト計画書は、ESだと思ってください。最終的に当ゼミを希望されなくても構いませんので、応募の可能性のある方は、まずは以下に従って早めにお送りください。

プロジェクト計画書の構成や分量は自由に展開してくださって結構ですが,下の3点を含んだものとしてください。応募者が多数で選抜が必要な場合は,必須の要件・形式が守られていること,詳しく書かれていること,の2点から選考を行います。社会学専攻の「志望票」を所定の要領で提出して有効となります。「志望票」の志望理由欄は,この計画書を参照する旨,記して下さい。

1 自己紹介と志望動機

自己紹介や自己アピール,本ゼミのどのような点に魅力を感じて応募したかなど。

2 ゼミ活動に関する関心事

本ゼミの活動に関し,これまでに関心をもってきたことを説明してください。特に,広い意味での現実社会の問題とどうかかわり,ゼミで何を扱いたいのかを詳しく述べてください。また,これまで大学内外で何をどう学んできたかも,具体的な講義名や文献など具体的に参照しながら,説明してください。

3 研究プロジェクトの構想

ゼミで行っていきたい研究プロジェクトの構想を具体的に示してください。その際に,今後どのような文献を参照するか,どのような講義を履修していく予定かなど具体的に挙げながら,現時点での考えを説明してください。

プロジェクト計画は,実際にそのとおりに進めなければならないということではなく,むしろゼミで検討して皆で作り上げていくことなので,臆せず思い切った構想を披露してください。過去の卒論題目など参照いただき、ゼミ活動をご理解いただいた上で,新たな可能性を提案していただければと考えています。内容の設定に関してわからないことなどあれば,杉浦までご相談ください。早めに計画書(草稿でも見ます)をお送りいただければ,内容に関してフィードバックします。それをもとに完成版を期日までに提出してください。

ドイツにかかわる研究(環境,市民参加,ゲーミング,ほか)に関するテーマも歓迎します。こうした大きなテーマについて,ゲーミング・シミュレーション(インタラクティブで能動的な活動全般と捉えてもらって構いません)を主な手法とした研究活動を行い,その成果を卒業論文としてまとめていきます。