ゼミのあゆみ
(備忘録、随時更新)
このページについて
これまでのゼミの活動を担当者の杉浦が振り返り、今後を展望するための、杉浦自身の備忘録。記憶がたより、随時更新。
最終更新 2023.10.31
ゼミのテーマ
経験デザインの社会心理学
環境とリスクの社会心理学
2024年度
12年目、3年生14名、4年生8名、修士2名。
テキスト
江崎貴裕(2022) 『数理モデル思考で紐解くRULE DESIGN:組織と人の行動を科学する』 ソシム.
2023年度
11年目、3年生(11期)9名、4年生(10期)、修士1年1名での活動。
テキスト
野村康(2017) 『社会科学の考え方:認識論、リサーチ・デザイン・手法』名古屋大学出版会
文学部社会学専攻は、主に社会学・文化人類学・社会心理学で構成されていますが、それぞれの研究の発想や方法は様々です。そうした中で、(ゼミのテキストの1つでもある)『社会心理学研究入門』(東京大学出版会)で扱われている社会心理学のメインストリームだけでなく、社会科学全体に目を向けて、その考え方や研究方法のバリエーションを学ぶことで、個々の研究を相対化することを目的として、このテキストを選定しました。毎週、1章ずつ読んで各自の関心に引き寄せながら発表と小レポートの作成を行い、最後に各自でテキスト全体を4000字程度のレポートにまとめました。
ゼミで行った主なゲーミング
「はぁっていうゲーム」「カタン」「ハッピーマイホーム」「大富豪」ほか
在籍ゼミ生の特徴
3年生(11期) 9名:2022年度の社会心理学概論では、2019年度以前と同様のゲーミングを実施、その経験を経てゼミにやってきた世代
4年生(10期) 12名 :2021年度の社会心理学概論がオンデマンドで、2022年度のゼミ、環境行動論、リスクコミュニケーション論において主なゲームをフォローアップ
修士課程 1名:今年度から杉浦を指導教員とするM1の方にも参加いただいています
ゼミ合宿
2023.9.19-21、熱海にて。第1日は初島に船で渡りフィールドワーク、夜はホテルでのボードゲーム実習。第2日は熱海市内をグループに分かれ観光スポットを訪問する合意形成型ゲーミング演習、夜はサンビーチで花火。第3日はボードゲームの実習。
2022年度
テキスト
大坪庸介・アダム・スミス(著) (2017)『英語で学ぶ社会心理学』有斐閣
2019年度に引き続き(メンバーも入れ替わっているので)、このテキストを丁寧に読み、各自の研究の序論を作成する作業へとつなげました。この本は社会心理学の主要な11のテーマが各章に配置され、それぞれが5から6つのトピックで構成されています。「英語で学ぶ」とありますが、このテキストは日本語で書かれていたとしても、重要な内容がコンパクトにまとまったテキストということができると思います。各トピックは見開きでまとめられ、左側に本文(英語)、右側に解説(日本語、図表は英語)があります。このテキストで学んでいただきたいことは、もちろん内容もあるのですが、日本語の概念と対応する英語に触れることで、英語の論文や書籍を読むための準備ができるということが挙げられます。くわえて、論文を読んだり、実際に自分で論文を書いたりする際に必要な知識もコラム的に示されており、研究を進めていくのに役立ちます。
ゼミでは、各章を読みながら各自の研究に近いトピックを特定し、そこで取り上げられている研究の原典を探ったり、重要な文献のリストを作成することの練習もしました。そして、各自の研究にかかわりが深い章・トピックを3つほどとりあげ、その関連性を自分のことばでまとめ、レポートを作成しました。
ゼミで行った主なゲーミング
Barnga、人狼、ほか
ゼミ合宿
コロナ禍の諸事情から未実施、替わる行事として屋外でのバーベキューを2022年9月に実施
卒論発表会
2023年2月7日、芝大門の貸会議室を会場に、終了後は浜松町駅近のお店にて懇親会
OBOG会
2023年1月 三田にて約4年ぶりに開催(第5回)
2021年度
2021年度当初から3年生のみのゼミを開講する予定も、コロナ禍で杉浦の留学からの帰国が約半年遅くなり、秋学期からの正式開講
春学期:杉浦がドイツ留学中のため、月1回のペースで日本とドイツの間でオンラインでゼミを実施。吉川肇子先生(商学部教授)、中村美枝子先生(流通経済大学教授)にも一部ゲスト参加いただく
秋学期:3年生6名と4年生(インフォーマル参加)1名で、対面で10月からスタート
『ドイツの記憶2020-21』より
当初の予定では、2021年3月に帰国し、4月より講義を担当する予定であったが、帰国が半年延期になった。これにともない、2021年度のゼミも2021年10月の秋学期から始まることになっていた。2020年度はゼミの募集をしなかったが (非公式に1名の8期生としての参加を得た)、2021年度のゼミ生は2020年12月にはゼミ9期生6名が内定していた。2021年3月からは、本来のゼミの時間である火曜5限(16:30-18:00、ドイツ時間9:30-11:00)に、月1回程度のペースで、以下のようにオンラインにてゼミ活動をスタートさせた。
3月19日(金) ブロックワーク演習(メーリングリストによる)
4月20日(火) 16:30 顔合わせ
5月18日(火) 16:30 NASAゲーム(砂漠で遭難したとき)
6月22日(火) 16:30 アンゲーム(英語版)
7月13日(火) 16:30 ブロックワーク(オンライン版)
2020年度
塾派遣留学により杉浦が1年間ドイツ滞在するため、3年生は募集しておらず、4年生(7期)11名のみでのゼミ活動という予定でした。インフォーマルにゼミに参加していただける方がお一人いて、ゼミ8期として一緒に活動していただき、7期の世代と次の9期の世代との橋渡しをはじめ、大きく貢献していただきました。
結果的には、新型コロナウイルスの世界的感染拡大による制約のためドイツ渡航が7ヶ月遅れとなりました。この1年間、ゼミは杉浦の共同研究者でもある商学部の吉川肇子先生にゼミの担当をお願いし、卒論の指導をしていただきました。8月にSlackでゼミのワークスペースを立ち上げ、11月のドイツ渡航以降、SlackでのチャットやDMで卒論ゼミを行ったりしました。2021年2月2日にZOOMで卒論発表会を実施しました。
吉川先生、この1年間のご尽力、本当にありがとうございました。
2019年度
4年生(6期)が6名、3年生(7期)が11名での活動、2020年度の1年間は杉浦が塾派遣留学で不在となることを前提に3年生の募集を行い、3年生の方々には3年生のうちにある程度、卒論のテーマ、構成を完成に近づけておくことを目標として活動しました。
テキスト
「英語で学ぶ社会心理学」
ゼミ合宿
熱海 2019年9月 2泊3日
OBOG会
2019年11月、三田「しょこら」にて (第4回?)
2018年度
3年生6名(6期)、4年生(5期)14名での活動。前年度のゼミ説明会で、使用予定のテキストを紹介し、気候変動問題を大きなテーマと掲げました。気候変動といっても、それは私たちの生活の様々なところとかかわり、個々に扱うテーマがその問題とどう繋がるのか、それをゼミで考えていこうという方針で進めました。
テキスト
Meadows, D. et al (2016) The Climate Change Playbook: 22 Systems Thinking Games for More Effective Communication about Climate Change
ゼミ合宿
秩父・長瀞(埼玉県)
OBOG会
2019年1月12日三田のスペインバルにて (写真はFB投稿より、第3回?)
2017年度
3年生(5期)14名、4年生(4期)10名での活動。各自の関心のあるテーマにかかわる使えそうなゲームを探し、卒論に繋げていくことを目標としました。
テキスト
亀田達也 (2017) 「モラルの起源―実験社会科学からの問い」 岩波書店
ゼミ合宿
新島(東京都)2017年9月20日-22日
卒論発表会
2018年2月1日
2016年度
3年生(4期)10名、4年生(3期)10名での活動。
テキスト
シェリング, T. 「紛争の戦略」
ゼミ合宿
軽井沢(長野県)
学会発表
2016年11月、名古屋工業大学で開催された日本シミュレーション&ゲーミング学会秋季全国大会においてゼミで企画セッションを実施。ゼミ4年生3名、3年生2名の5名と杉浦とで名古屋でのミニ合宿(写真はFB投稿より)
OBOG会
2017年1月29日渋谷にて(写真はFB投稿より) (第2回)
2015年度
3年生(3期)10名、4年生(2期)10名、ほかで活動。
ゼミ合宿
生命の森 (千葉県)
OBOG会
2015年10月17日、初めてのOBO会。1期から3期までが田町駅前のイタリア食堂に集いました。(写真はFB投稿より) (第1回)
2014年度
3年生と4年生が揃い、社会学研究(1〜4)の2限連続のゼミがスタート。西校舎525B教室。
ゼミ合宿
那須高原(栃木県)
2013年度
3年生10名で新設のゼミとしてスタート。授業としては、社会学研究会Ⅰ、Ⅱ(火曜4限)のみ、西校舎525Bで。
ゼミ合宿
伊豆高原(静岡県)