巨大な火山をモチーフとしているのでしょうか。中央に城塞のごとく置かれた3除外が特徴的なタイルです。3除外を通るのか、迂回するのかで大きくコースが分かれることになります。通せんぼや渋滞も起こりやすく、このタイルを押さえられるかどうかが勝敗を大きく左右することになります。
基本的なルートとしては、3除外を通るルート、通らないルートの2通りがあります。3除外を通るルートの場合、周囲は1-2ナタとそこまで難しくはありませんが、中央を突破する際にどんなカードを除外するかで大いに悩む事になります。普段は重宝する除外マスでも、手札に3枚無駄なカードを揃えるのは至難の業です。特に中盤以降は、どうしても2ナタやオールマイティを除外しないと進めない……なんてことになる可能性もあります。3除外を通らない場合は、近道ルートでも3捨て、遠回りルートでは2金&2オールの連続という、どう進んでも多くの手札消費を強いられる難所が待ち構えています。
また、このマップは通せんぼが起こりやすいマップでもあります。特に右上―右下で接続した場合は顕著で、先行プレイヤーは「3除外or周囲の2ナタマスでとどまる」ことで比較的安全にデッキを整えることができます。後続をダボつかせている間に購入と手札の整理を進め、機が熟したら(3除外でデッキを圧縮しつつ)一気にゴールへ突っ走る……というえげつない戦法が成立してしまいます。もしも左側から回り込もうとするプレイヤーが居ても察知して先に動き出すことができます。とくに序盤に右下→右上のように通り抜ける形でこのマップを配置した場合、3除外を最初に通過したプレイヤーがそのまま勝者となる可能性が非常に高いです。
3除外を経由しないタイルとして活用してもなかなかの難しさを誇ります。左上―下で接続した場合は、金やオールを強化するか3捨てを行わなければ通過できないタイルとなります。変わった使い方として、左下角に水のエルドラド(ゴール)を接続した場合、ゴールするにはオールを強化する必要があるため、終盤に大きな山場を作ることができます。
なお、ネイティブを持っていれば3除外や3捨てを無効化でき、立ち回りが楽になります。
総合して、間違いなくエルドラドのタイルのうちもっとも難易度の高いタイルはこの1枚といえるでしょう。
3除外を通過することが必須のマップ構成の場合は、とにかく早く3除外マスの手前までたどり着くことが重要です。左側をメインとしたマップ構成の場合は、オールの海を超える手段を確保しておきましょう。