【 テーマ3:メディアで考えを表現したり、コミュニケーションしたりする能力】
16.説明する相手によって表現方法を工夫して、
スライドを作ろう
16.説明する相手によって表現方法を工夫して、
スライドを作ろう
【 目標 】
グループ内でそれぞれが違った相手に向けて同じテーマのスライドを作成することを通して、説明する相手によって表現方法が変わることに気づき、「国際連合」についてまとめることができる
〈 授業テンプレート 〉
学習の流れ
1. 目標と学習の流れを確認しよう
Google Classroom に投稿された内容を読むとともにテーマを確認する
テーマ:
「色々な相手に向けて国際連合についてのスライドを作成し、クラスのみんなと紹介し合おう」
2. 紹介スライドを作成しよう
3人で1つのファイルを作成する。それぞれ、色々な相手(6年生・1年生・保護者)のうち1つだけを選択し、「国際連合」についての紹介スライドを作成する
【スライドA】
【スライドB】
【スライドC】
3. クラスのみんなにアドバイスをしよう
①グループの中から1名のスライドを選び、自分のものと比べる。表現方法の同じところや違うところを見つけ、付せんを貼ったり移動させながら分類する(Google Jamboard)
②ベン図をもとに、どんな表現に変えた方がよいかをコメント機能を使ってアドバイスする
※「その他の操作」から、「コピーを作成」ボタンでコピー出来ます
● 1年生と6年生に向けて作ったスライドを比べると、文字の大きさ、漢字とひらがなという違いを見つけたよ
● 表現の方法だけじゃなく、内容にもレベルがあって保護者に伝える内容と1年生に伝える内容では大きく違ったよ
4. スライドまとめを続けよう
①活動をふまえて、再度スライドを加筆・修正する
②相手によって表現方法を変えるポイントについて記入し、クラスのみんなに提案する
【スライドD】
相手に情報を分かってもらうには、伝える相手がどのような人なのかを知ること、つまり相手の理解が大切です。また、相手に応じた伝え方だけではなく、伝える内容をどこに絞り込むかを考えることも大切です。
このことは、限られた時間でどのようなコミュニケーションをするのがよいかを考える練習にもなるのです。
同じ年齢の児童生徒同士のみでの学習の場合、同じテーマで表現しても、発信者によって表現が変わることは理解できます。しかし、伝える相手を変えると相手の理解力によっても表現を変える必要があり、このことは同年齢のみでの学習では理解ができません。遠隔オンライン学習が進めば、異学年交流、学校間交流、保護者、地域とのつながりで、さらに理解を深めることができます。