【 テーマ2:学習に関わるメディアを多面的・多角的に捉える能力
12.読者とお店の両方の立場をふまえて食レポを考えよう

【 目標 】

食レポの読者とお店への影響を考えた食レポについて検討・作成・発信することを通して、日々の生活に必要な情報の活用方法について考えることができる


〈 授業テンプレート 〉

12.読者とお店の両方の立場を踏まえて食レポを考えよう【テンプレート】
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【このテンプレートは1人ずつに配布してください】

学習の流れ

1. 目標と学習の流れを確認しよう

Google Classroom に投稿された内容を読むとともにテーマを確認する
テーマ:
「情報を受け取る立場に立って、よりよい食レポを発信しよう」

2. 前提となる考え方を知ろう

教師とともに食レポとは何かを確認し、読者に伝えるためにはどんな情報が必要かを考える

3. 読者のためになると思ったクチコミを調べよう

Google Maps のクチコミ(食レポ)を読んで、読者のためになると感じたクチコミをコピーして貼り付け、その理由を書く

【スライドA】

4. よりよい食レポについて考えよう

マイナスのコメントの必要性について、お店と読者の視点で議論し、よりよい食レポについて考える

【スライドB

マイナスコメントはお店の人を傷つけるからやめたほうがいい

マイナスコメントはあったほうがお店側も改善できる。そこをもっと改善すればお客さんがもっと来る


5. 食レポを作成して発信しよう(給食前後)

給食前に食レポする給食の写真をとり、給食後に写真をのせた食レポを書く

【スライドC


食レポがどのように作られているのかという仕組みを知ると、食レポという情報を用いるときに注意すべきことが分かるようになります。
同じ給食の食レポでも、書く人によって違うということを経験させ、情報を相対化して見ることができる力を身につけさせることが大切です。

これまでのメディア・リテラシー教育では、ソーシャルメディアやクラウドを学校で活用することができなかったため、実感を伴った授業実践ができませんでした。今回の実践は、Google Workspace for Education を活用することでそれらが取り組めるようになった事例です。
児童生徒たちにとって身近な題材を扱いつつ、世の中のメディアの仕組みを理解できるよい実践です。