連休が明ける少し前から、明けてしばらくご相談をいただくのが「夜ふかし」に関わるご相談や悩みです。
振り返ってみると大学生のころは、ちょくちょく夜通し遊んだこともあるし、夜通し学んだこともあったし、夜通し歩いたことがありました。夜ふかししてみないとわからない楽しさや気もちみたいなものが、どんなものなのかは少しはわかるつもりでいます。
夜ふかししたその朝は、決まって眠さや疲れがどっと押し寄せ、半日はまぶしい太陽も美しい青い空も見つめたいとは思わなかったのも事実です。小学生はもちろんですが、体力がついてきたころの中高生は、就寝時間も遅くなる傾向にあります。そもそも、学校の課題も多く、頑張って終わらせた後に友だちと連絡をとったり、動画を視聴していたら、慢性的に夜ふかししてしまうこともあるかと思います。
さて、夜ふかしにもいろんな種類がありますが、オンラインのゲームをしたり、なんとなくスマホを手にしたまま寝付けずにいたりなんていう夜ふかしが実は少し厄介なんですね。
オンラインゲームを夜遅くまでしてしまう気もちもわかります。強いプレイヤーやオンライン上の知り合いや友だちがオンライン上に入ってくる時間が結構遅いのも知っています。ゲームやSNSを楽しむ行為が日常化していることもやめられないことの原因だということも納得がいきます。
しかし、自分が夜ふかししていることで、学校でのパフォーマンスが低下していたとしたら、少し時間の使い方を工夫しないといけないかもしれません。夜ふかししている最中の時間もそうですが、そのことが別の時間にもマイナスの影響を及ぼしているからです。そして、あまり気が付かないかもしれませんが、夜ふかししていることで、家族にも心配をかけたり、気を使わせていたりするのです。
眠そうに朝学校に向かい、夜遅くまでゲームをしている、成績がいまいち伸びない、少し高いところから自分ではない人間が夜ふかしをしている姿を俯瞰してみてみると、「夜ふかし」からつながっているマイナスの流れがあることがわかると思います。
では、この夜ふかしを克服するきっかけの一つとして、自制心(じせいしん)という言葉を紹介したいと思います。自制心は、自分の心を制御する力で、自分の感情や行動をコントロールする力だと考えればよいでしょう。社会人として必要な規範はたくさんありますが、自制心は大変重要なものの一つです。反射的に人を傷つける、自分の行動で周囲を不快にする、自分自身を疲弊させパフォーマンスを低下させるなどなど、自制心が欠如している状態は、様々なトラブルとつながっていきます。
「月に一回は、夜通しオンラインゲームを楽しむけれど、日々の生活では睡眠時間を大切にし、最高の状態で学びと向き合おう」などと自制心を働かせられることはすごくかっこいいことです。夜ふかしで困っている自分を克服していくことは、自制心を高めていくことにつながると考えれば、今よりもかっこいい自分にも、かっこいい生き方にもつながりますし、充実した時間との向き合い方もできるはずです。
動画ではもう少し詳しくお話しています。
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