選挙活動方針
【食欲宣言】私たちの約束と未来へのアクションプラン
計画名: 未来共創プロジェクト「食欲宣言」
目的: 従来の選挙の常識に捉われず、私たちの理念と行動を一致させることで、社会のOS(オペレーティングシステム)の変革という、新しい選択肢を皆さんと共に創り上げる。
選挙運動期間: 2025年7月3日~7月19日
投票日: 2025年7月20日 対象エリア: 東京都全域
第1部:はじめに~私たちが挑戦する舞台(東京都選挙区)
この計画書は、私たちが挑戦する「舞台」の特性を分析し、その上で私たちの活動方針を誠実にお伝えするものです。
選挙区: 参議院議員選挙 東京都選挙区
改選議席数: 6議席(全国最多)
有権者数: 約1,100万人以上(一国に匹敵する規模)
この選挙区の主な特性:
巨大な浮動票層: 特定の支持政党を持たない有権者が多く、一人ひとりの意思が選挙結果を大きく左右します。
圧倒的な多様性: あらゆる年齢層、職業、ライフスタイルの人々が混在し、特定層だけに向けたメッセージでは、社会全体の合意は得られません。
情報の洪水: 皆さんは日々、膨大な情報に晒されており、ありきたりな政策や候補者の声は、なかなか届きにくいのが現状です。
低い投票率と「政治への期待を失った層」: 近年の参議院選挙における投票率は50%台で推移しており(例:2022年は56.51%)、有権者の約半数が棄権しています。これは、既存の政治に期待できず、「投票しても何も変わらない」と感じている人々が極めて多いことの表れです。
この巨大で、多様で、変化の速い舞台で皆さんの共感を得るため、私たちの活動は設計されています。街頭演説やチラシ配りといった従来の手法ではなく、まず私たちの考えを広く知っていただくための「ポスター」を通じた対話に活動の軸を置きます。そして「顔」ではなく「アイデア」で、政治に期待を失った方々の知的好奇心に直接訴えかけることは、この選挙区において最も誠実で、効果的なアプローチだと考えます。
第2部:理念・哲学(なぜ、私たちはこの挑戦をするのか)
私たちの目的は、単なる政策の修正や、目先の利益供与ではありません。社会の根幹にある**「OS(オペレーティングシステム)」そのものを、より持続可能で、より人間的なものへと、皆さんと一緒に書き換えたい**のです。
2.1. 私たちの「共通の課題」の定義
私たちが向き合うべきは、特定の誰かではなく、社会全体に巣食う、以下の**「見えない共通の課題」**です。
無駄(Waste): 年間9.2兆円にも上る食品ロスに代表される、あらゆる資源の浪費。
非効率(Inefficiency): 「作りすぎて、売れ残ったら捨てる」ことを前提とした、サプライチェーン全体の構造的非効率。
矛盾(Contradiction): 「我慢しているのに損をする」という、現在の経済システムの構造的欠陥。
2.2. 私たちの「旗印」となる新しい哲学
私たちは、「社会のために個人が我慢する」という古い価値観から、新しい時代の哲学へと移行することを提案します。
「好きなものを食べたい」という欲求の肯定: 人間の根源的でポジティブな欲求を、社会変革の起点とします。
「不完全さ」の受容: 人間が、牛のように単一の栄養源で満足できない「不完全」な存在であることを前提とし、その多様で気まぐれな欲求を無理に矯正するのではなく、それを受け止められる賢い社会システムを構築します。
「個人最適」が「全体最適」になる社会OS: 個人の「好き」という欲求を正しく解放し、それを社会全体で共有・最適化することが、結果として社会全体の無駄をなくし、全員を豊かにするという、新しい価値観を社会に実装します。
2.3. 私たちが目指す「未来」
短期的未来: 「食欲宣言」を通じて、食品ロス、環境問題、生産者の不安定な経営、消費者の見えないコスト負担といった、複雑に絡み合った課題を同時解決します。
長期的未来: 来るべきAGI/ASI時代を見据え、AIに「競争と浪費」という自己破壊的な目的を与えるのではなく、**「協調と持続可能性」**という健全な目的を与える社会基盤を、今から構築します。これにより、未来の世代が、親世代の「負債」ではなく、真の「希望」を継承できる社会を実現します。
第3部:私たちの活動方針(どのように想いを届けるか):ポスターを通じた対話への集中
一人で選挙戦を活動する上で、資源(時間、体力、資金)は絶対的に限られています。そのため、あらゆる活動を「コストパフォーマンス」の観点から考え、最も効果的な方法に個人の活動を集中させる必要があります。
直接対話(街頭演説・チラシ配り)の限界: 一人で活動する場合、その効果は活動している時間と場所にしか及ばず、一日に直接メッセージを届けられる人数は数百人が限界です。仮に、非常に楽観的に見積もって、1日に1,000人の心に響いたとしても、選挙期間(17日間)で活動できるのは、合計で17,000人。これは、有権者総数1,100万人の、わずか0.15%に過ぎません。特に、知名度のない新人がこの方法だけで当選に必要な数十万票を得ることは、極めて困難です。
ポスターを通じた広範な情報提供: 私たちの活動は、以下の二つの柱で構成されます。
① ポスター掲示(活動の主軸): 一度掲示すれば、選挙期間中24時間、休むことなくメッセージを伝え続ける「静かな対話者」となります。これは、一人での活動において、時間と労力を超えて影響力を最大化するための、私たちの活動の主軸です。
② 公営新聞広告(活動の補完): 国政選挙の候補者には、公職選挙法に基づき、新聞広告を無料(公費負担)で掲載する権利が5回与えられます。私たちはこの制度を最大限に活用します。広告内容はポスターのデザインと理念をほぼ同一とすることで、メディアを横断したメッセージの一貫性を確保し、皆さんへの反復接触効果を高めます。これは、コストをかけずに私たちの考えをさらに広げる、力強い後押しとなります。
したがって、私たちの活動方針は、他の活動に手を広げるのではなく、限られた資源の全てを「ポスター掲示」と「公営新聞広告」を通じた情報提供に、私たちの活動の全てを集中させることです。
第4部:コミュニケーションの核(何を使って想いを届けるか):ポスターと新聞広告
私たちの活動の核となるポスターと新聞広告は、候補者の「顔」や「経歴」ではなく、「アイデア」そのもので皆さんに語りかけるための、コミュニケーションツールです。そこには、以下の4つの意図が込められています。
4.1. ① 顔を出さない「異質性」による問いかけ
顔写真が並ぶ公設掲示板や、紋切り型の新聞広告の中で、テキスト中心のデザインは、皆さんに「なんだこれは?」という、ささやかな疑問を投げかけます。この「問いかけ」が、政治に期待を失った方々に足を止めていただくための、最初のきっかけとなることを願っています。
4.2. ② 謎かけによる「メッセージ」への集中
顔という情報がないため、皆さんの視線は、そこに書かれている言葉に集中します。「毎年9.2兆円の損失」「我慢してるのに損失ってどういうこと?」という、常識を揺さぶる**謎かけ(問い)**は、皆さんの知的好奇心を刺激し、「答えを知りたい」という気持ちを喚起します。
4.3. ③ 投票所での「想起」を確実にするための工夫
投票所には顔写真はありません。最終的に皆さんが投票用紙に書くのは「候補者の名前」です。この最大の関門を突破するため、以下の工夫を凝らしました。
名前の記憶フック: 「田んぼが増えると書いて 増田 昇」というフレーズで、名前を単なる記号ではなく、意味を持った**「物語」**として記憶していただくための工夫です。
アイデアと名前の直結: 「食欲宣言」という面白いアイデアと、「増田」という名前を強く結びつけ、投票所で「あの面白いポスターの人、名前なんだっけ?」となった時の、思い出すきっかけ(トリガー)とします。
4.4. ④ コンセプトの限界を補う「ウェブサイトへの誘導」
ポスターと広告の限界という前提: 私たちが提唱する「食欲宣言」は、全く新しい社会概念であり、その全体像や奥深さを一枚のポスターや小さな広告枠で表現することは、そもそも不可能です。
QRコードの役割: したがって、ポスターや広告の役割は「全てを説明すること」ではありません。その役割は、謎と好奇心で皆さんに興味を持っていただき、「答えを知りたければ、こちらへ」とウェブサイトへご案内するための、入口(ゲートウェイ)となることです。QRコードは、この対話に不可欠な核心的要素です。
行動のハードルを最小化: この誘導を確実にするため、QRコードは「2.5m離れても認識可能」な大きさに設計されています。「掲示板の前までわざわざ行くのは面倒だ」という皆さんの気持ちに寄り添い、少し離れた場所からでもストレスなくアクセスできる体験(UX)を提供することで、好奇心を具体的な行動へと繋げます。
第5部:活動計画(具体的にどう動くのか)
限られた資源を最大限に活用するため、私たちは「選択と集中」の原則に則った活動計画を実行します。東京都選挙区には約14,000箇所の公設掲示板が存在しますが、その全てを個人で掲示・管理することはコスト的に不可能です。したがって、最も影響力の高い場所に資源を集中させることが、私たちの想いを届けるための道となります。
本計画では、掲示するポスターの総数を3,776枚と設定します。これは、日本一の高さを誇る富士山の標高(3776m)にちなんだものであり、私たちの挑戦が日本の未来を切り拓くという強い意志と、その成功への願いを込めたものです。
5.1. ターゲットエリアとポテンシャル
上記の方針に基づき、ターゲットエリアを以下の3つに分類し、戦略的にポスターを配分します。
最重要11区(都心・副都心エリア): 人口が最も集中する千代田、中央、港、新宿、文京、台東、墨田、品川、渋谷、豊島、足立の11区は、全ての公設掲示板を網羅することで、エリア全体をカバーします。(3,110枚 / 業者に依頼 / ポテンシャル接触人数:約2,326万人/日)
重点12区(上記以外の23区エリア): 残りの12区においては、乗降人員数の多い上位50駅をターゲットとして選定し、その駅周辺の掲示板に活動を集中させます。(50駅 / 200枚 / 業者に依頼 / ポテンシャル接触人数:約965万人/日)
戦略多摩地域: 広大な多摩地域においても同様に、乗降人員数の多い上位50駅をターゲットとし、その駅周辺の掲示板を候補者本人が担当します。(50駅 / 466枚 / 本人が担当 / ポテンシャル接触人数:約643万人/日)
ポテンシャル接触人数(合計): 毎日、延べ約3,934万人が利用する駅周辺
5.2. 本人が行う掲示活動の基本方針:「最速インパクト戦略」
本計画では、業者に依頼する23区(合計約3,291万人/日)で広範な認知を確保しつつ、候補者本人は**多摩地域(約643万人/日)**でのポスター掲示活動に集中します。これは、23区に比べて人口規模が比較的小さく、一人での活動でも効果的な網羅が可能であるという戦略的判断に基づくものです。その上で、最も人通りの多い場所に、一日でも長くポスターを掲示し続けることが重要です。
序盤(1日目〜5日目): キャンペーン開始と同時に、多摩地域で最も乗降人員の多い**最重要5駅(吉祥寺、町田、立川、国分寺、八王子)**を最優先でカバーします。
中盤(6日目〜10日目): 残りのターゲット駅を、地理的に近接したエリアごとに分割した最適化ルートで効率的に回ります。
終盤(11日目〜): さらなるターゲット駅を増やして、少しでも見ていただける人を増やすようにします。
この活動計画全体が、一つの明確な意志のもとに進められていくとき、それはもはや一人の候補者の選挙運動ではありません。この理念に共感し、未来への選択に関心を持ってくださる皆さんと共に、従来の選挙戦とは全く異なる次元の、新しい問いかけを生み出していく挑戦となると、私たちは信じています。ポスターが提示する「謎」に皆さんがQRコードを通じて応答し、ウェブサイトでその答えを見つける。それは、一人ひとりが自らの頭で考え、未来を選択するための、静かな、しかし広大な「知的な対話」なのです。
そして、この「知的な対話」の質を最大限に高めるため、選挙運動期間が始まるまでは、その核となるウェブサイト(HP)の内容をさらに練り上げ、一つひとつの表現を吟味しながら、その完成度を高めていくことに全力を注ぎます。
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