君の隣にいたい

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文学フリマ京都9以外での販売について

要　「会場広すぎだね、どうする？」

琉架「んーひゃう！？」

要　「琉架どうした？」そこはまるでネオンの世界だった。てか……裸なんだけど。

要　「琉架！　見ちゃダメだ」

　慌てて俺は琉架の目手で隠した。

乃亜「いらっしゃいませ……ご主人様……本日は乃亜が担当します」

　カラーをしているということはもしかしてΩなのか？　

琉架「か、要なに、どうなっているの？」

要　「ああ、えっと裸の……人が…」

琉架「要見ちゃダメ！！」

要　「あ、おう……これどうやってインタビューすれば……」

颯斗「ふん、俺様が答えてやろう」

　乃亜という男の隣にはいかにもαであろう男が登場した。

颯斗「俺の名前は黒羽颯斗、乃亜の夫になる男だ。ん？　乃亜なぜまた服を着ていないんだ、ここのオーナーに言いつけてやる」

乃亜「ふわぁ待って颯斗そんなことしないで僕を迎えに来てくれたんでしょ？」

颯斗「おう……連れ帰るか」

要　「あの鼻の下伸ばしているところあれなんですけどインタビューを……」

颯斗「ああ、なんでも答えてやる！！」

要　「えっと……ひとまず服を着てください」

乃亜「はい」

　乃亜は琉架のパーカーを借りていた。

乃亜「君もΩなんだね、でも僕よりも幸せそうだ」

琉架「僕は……今は幸せでも昔は酷い目にあってきたのでずっと幸せじゃなかったです」

乃亜「そうなんだ、あまりΩと話し機会がないからごめんね」

琉架「いえ、乃亜さん僕より綺麗なので颯斗さんのこと大切にしてあげてください」

乃亜「うん、颯斗は僕の王子様だから、再会できて本当は嬉しいんだ」

琉架「素敵ですね」

乃亜「ふふっ」

要　「Ωの戯れ可愛い」

颯斗「ああ、分かる、俺達同士になりそうだな」

要　「ですね」