俺はお前を一人にしない

youtube紹介動画

文学フリマ京都9以外での販売について

波乱満載が目の前で起こり目の前に突如として出現したドアでまた会場に戻ってきた。

「さぁ見てらっしゃい、寄ってらっしゃい脱出ゲームをやっていかないか？」

要　「なんだこれRPGを再現した脱出ゲームあなたはこの謎を解明できるかな？　だって琉架、体調大丈夫か？」

琉架「あ、うん」

要　「とはいえここを通らないと他の場所ですらいけないみたいだしな」

琉架「はい、とりあえず進んでみましょうか」

要　「ああ」

　脱出ゲームは難しくはなかったのだが最後の間みたいな場所ですでに柱の手錠に繋がれた二人の学生がいた。

要　「あの、ここって出口ですか？」

和貴「あっいえ俺達捕まっちゃって、彼女たちの救出待ちなんですよ」

要　「へ、へぇーえっともしかして君たちはお題「手錠」に出てくる方々ですか？」

和貴「え、うん多分、でも手錠ってこの瞬間ってこと？」

要　「でしょうね……えっと軽くでいいのでなにか紹介できることはありますか？」

和貴「えーなにかある臣？」

臣　「んー和貴は泣き虫で俺がおまじないのキスをしないと泣き止まない」と無表情で言われてしまった。

和貴「っておい、恥ずかしいこと言うなよ」

要　「な、なるほど、それは和貴くん可愛いっすね」

和貴「変な誤解されるだろ、臣が俺のこと好きみたいな言い方」

臣　「は？　そうだけど」

和貴「え、そうなの？？」

琉架「あれ？　これはどうなの？」

要　「つまりネタバレなの？？」

　お互い疑問で終わってしまった頃女子チームが離脱して解除された。ので出口で別れた。

　その後ろ姿を俺は目で追っていると琉架がぎゅっと手を握りしめてくれた。

琉架「要、僕たちも幸せだよ、要もだよね？」

要　「ああ、琉架がまた出産してくれたから俺は最高に幸せだよ」

　思わずキスをしてしまった。