2.0" IPS LCD DOCK

for NanoPi-NEO/NEO2/NEO Core2

概要

2.0 inch IPS 液晶(240 x 320)およびGPIO 接続のボタン5つを搭載した、NanoPi NEO/NEO2 用のLCD DOCKです。赤外線リモコン用受光部も搭載しており、リモコン操作にも対応可能です。また、内部に18650のリチウムイオンバッテリーを内蔵することができ、NanoPi Core2 とDACボードを組み合わせることでポータブルDAPを構成することもできます。


ラインナップ

  • 2.0" IPS LCD DOCK キット版 白基板

→ IC(0.5mm Pitch), IC(0.65mm Pitch), LCD(0.85㎜Pitch), 電源IC(0.95mmPitch), 1608 x 29個, 2012 x 12個, 3216 x 16個など。合計105パーツ。


仕様

対応SBC

NanoPi NEO Core2 (DAP運用向け )

NanoPi NEO series, NanoPi NEO2 series.

対応 バッテリ

18650 Li-ion電池。長さ 65㎜かつ、フラット電極タイプ

LCD仕様

ドライバ IC : ST7789

LCDパネル : 2.0 inch IPS LCD, 240 x 320

コネクタ

・MicroUSBコネクタ (充電用 )

・MicroUSBコネクタ x2 (ホスト )

・UART用コネクタ

・I2S DAC用コネクタ (2x5、 2㎜ピッチ )

その他機能

・INA219によるバッテリ電圧・消費電流監視 (I2C addr 0x45)

・RTC(DS1307)搭載 (I2C addr 0x68)

・Si5351aによるオーディオ用クロック生成 (I2C addr 0x60)

・GPIO接続ボタン x5

免責事項

  • 本品は実験基板となります。本品を使用し生じた火災・感電・火傷・ケガ・故障など、いかなる損害・被害が生じても当方は一切の責任を負いませんのでご了承ください。
  • 基板、説明書等の著作権およびその他権利は放棄していませんので、その一部または全体を無断で第三者に対して使用することはできません。
  • Li-ion電池は爆発炎上します。信頼のおけるLi-ionを使用のうえ、適切な管理・運用を自己責任で行ってください。

システム構成例 Core2 DAP

NanoPi NEO Core2 とDACを組み合わせた作例です。

くわしくは、Core2 DAP にて。

ChiKoiDac-AK4495S と NanoPi-NEO2 を組み合わせた例

※使用するコネクタが変わります

写真

LCD表示

例 ①: 表示用サンプルコード


spi0 をnpi-config 等で有効化

(Advanced Options ---> SPI ---> spi0 ---> [Enable] ---> spidev0.0 [Ok])

したうえで、以下のコマンドを実行します。


apt install c++

cd ~

git clone https://github.com/blue777/NanoPi-NEO

cd NanoPi-NEO/LcdTest

g++ -std=c++11 st7789_ips320240.cpp

./a.out


例②: fbtft を使う

fbtftとは、SPI接続の液晶モジュールを Linux framebuffer (/dev/fbX)で表示制御できるようにするものです。

Linux framebuffer経由での表示となるため、様々なアプリケーションから利用可能です。


以下の最新版OSイメージで利用可能です。ただし、初期状態ではDeviceTreeにて無効化しているため、別途有効化が必要です。1.3" IPS LCD の手順のままで、以下の太字斜体の部分を書き換えてください。

ipslcd13@0

{

compatible = "sitronix,st7789v";

status = "okay";

spi-max-frequency = <0x1f78a40>;

rotate = <0x10e>;

width = <0xf0>;

height = <0x140>;

};


fbtft有効化の手順はは各ページを参照ください。

赤外線リモコンを使う

Linuxからの赤外線リモコンは、lirc などにて使用可能です。