令和8年10月10日(土)、文部科学省「大学教育再生戦略推進費 高度医療人材養成拠点形成事業(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援)」の一環として、「第2回 臨床研究プロフェッショナル育成のための医学教育フォーラム」を開催いたしました。
現在の日本の医学教育では、医学生はエビデンスを「使う」ことは学修しますが、エビデンスを「作る」こと、すなわち臨床研究を企画・実施することは十分に学修できていません。この状況は、日本の研究力、とくに臨床研究の低迷の一因となっています。今後研究力を高めるためには、将来Principal Investigator(PI)となる医学生に対し、臨床研究の基礎を学修させることが喫緊の課題です。
本フォーラムでは、医学生がエビデンスとなる臨床研究・試験を立案し、実施できる基礎力を、どのように教育していくべきかについて検討いたしました。
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日時:令和8年10月10日(土)14:00~16:20
場所:東京慈恵会医科大学 大学1号館5階 講堂
プログラム
開会の挨拶 東京慈恵会医科大学 学長 松藤 千弥 先生
第1部 医学教育における臨床試験教育の方法
座長:東京慈恵会医科大学分子疫学研究部 教授 浦島 充佳 先生
・基調講演(14:05~14:35) 名古屋大学大学院医学研究科臨床研究教育学 教授 橋詰 淳 先生
・「文部科学省からアカデミアの臨床研究・臨床試験に求めること」(14:35~14:45) 文部科学省 高等教育局医学教育課 企画官 松本 晴樹 先生
・「医学教育で臨床研究・臨床試験をどう教えているか」(14:45~15:00) 大分大学医学部 臨床薬理学講座 教授 上村 尚人 先生
・「慈恵大学での取り組み」(15:00~15:10) 東京慈恵会医科大学 臨床薬理学 教授 志賀 剛 先生
・「アジアにおける臨床研究・臨床試験の躍進と教育」(15:10~15:25) 北里研究所病院研究部臨床試験センター 熊谷 雄治 先生 (休憩 15:25~15:30)
第2部 総合討論「臨床研究プロフェッショナルを育てる医学教育とは」(15:30~16:20) 司会: 志賀 剛 先生 植田 真一郎 先生
ディスカッサント:
橋詰 淳 先生、松本 晴樹 先生、上村 尚人先生、 熊谷 雄治先生、甲斐 恵 先生(ノバルティスファーマ株式会社) 、池原 由美 先生(独立行政法人医薬品医療機器総合機構) 、浦島 充佳 先生
閉会の挨拶 東京慈恵会医科大学分子疫学研究部 教授 浦島 充佳 先生
2025年3月22日(土)、文部科学省「高度医療人材養成拠点形成事業」の一環として、「臨床研究プロフェッショナル育成のための医学教育フォーラム」が開催され、40人超が参加されました。本フォーラムは、医学生に臨床研究の基礎を教育し、将来Principal Investigatorとして活躍するための素養を身につける機会を提供することを目的として実施されました。
臨床研究教育の現状と課題が共有され、今後の展望について多角的な議論が行われました。特に、医学生が研究立案・実施の基本を学ぶためのカリキュラムの必要性や、教育現場での具体的な取り組みが重要であることが確認されました。
また、各講演や討論を通じて、医学生だけでなく、医療従事者や教育関係者がどのように臨床研究の発展に貢献できるかについて、貴重な示唆を得ることができました。
今後も、本フォーラムのような取り組みを継続し、日本の臨床研究力向上に寄与していくことが期待されます。
第1部「医学教育での取り組みについて」
座長: 岡部 正隆 副学長
基調講演
独立行政法人医薬品医療機器総合機構 理事長 藤原 康弘 先生
講演1
文部科学省高等教育局医学教育課 企画官 堀岡 伸彦 先生
「高度医療人材養成拠点形成事業(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援)の狙い」
講演2
東京慈恵会医科大学 臨床薬理学 教授 志賀 剛 先生
「慈恵大学での取り組み」
講演3
琉球大学 臨床薬理学 教授 植田 真一郎 先生
「医学教育での臨床研究をどう教育するか」
講演4
大分大学医学部 臨床薬理学 准教授 甲斐 恵 先生
「学生実習での研究立案演習」
第2部 総合討論「臨床研究プロフェッショナルを育てる医学教育とは」
司会:志賀 剛 先生、植田 真一郎 先生
ディスカッサント:
・独立行政法人医薬品医療機器総合機構 理事長 藤原 康弘 先生
・文部科学省高等教育局医学教育課 企画官 堀岡 伸彦 先生
・大分大学医学部 臨床薬理学 准教授 甲斐 恵 先生
・自治医科大学 薬理学臨床薬理学部門 教授 今井 靖 先生
・患者会(ICD友の会) 菅野 博美 様
・NHK解説委員 吉川 美恵子 様
・東京慈恵会医科大学 医学科4年生 高塚 美都子 様