2025.12.22|MON
2025.12.22|MON
東洋大学法学部では、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London、UCL)で開催される夏季英語音声学セミナーへの参加を通じた語学研修を実施しています。この研修は、「(海外)語学研修A」(2単位)として、卒業要件単位に含めることが可能です。2025年度は8名の学生が参加し、全員が所定のプログラムを修了して修了証を授与されました。
UCLは世界大学ランキングで常に高い評価を受け、音声研究分野でも世界的に知られています。同大学はロンドン文化の中心であるウエストエンドに位置し、大英博物館やナショナルギャラリーなどの文化施設が徒歩圏にあります。また、ロンドン市内外への移動も便利で、学びと文化体験の両方を楽しめる環境に恵まれています。
夏季英語音声学セミナーは、音声コミュニケーション能力の向上を目指す2週間のプログラムです。このセミナーで英語音声学を学ぶことで、発音が通じない、聴き取れない原因がわかるようになり、効率的に音声面での弱点を克服して英語を使いこなす能力を高めることができます。
このセミナーは2019年に100周年を迎えましたが、2020年度からコロナ禍の影響で、内容を縮小して1週間のオンライン形式で実施されていました。昨年から、第1週はハイブリッド形式、第2週は対面形式による2週間のプログラムが復活し、2025年度も同様の形式で実施され、世界各地から約50名の参加者が集まりました。
研修期間中は、引率を担当した東洋大学法学部の専任教員が学生と同じ寮に宿泊し、セミナーの講義・演習の理解を深めるために夜9時から補習を行い、現地での生活や文化体験についてもアドバイスを行うなど、きめ細やかなサポートを行いました。英語のネイティブスピーカーや英語の教員も参加するような、高度な内容も含まれていましたが、全員がとても熱心に学修に取り組み、最後まで授業を受けることができました。また、空き時間や週末の時間を有効に使い、ロンドンの文化や歴史を楽しみながら、充実した日々を送ることができました。
本研修を通じて、学生たちは海外の大学での学びを体験しながら学術的な知識を身につけ、英語運用能力を高めるとともに、異文化への理解を深めることができました。