2025.11.13|THU
2025.11.13|THU
2025年11月4日(火)~7日(金)の3泊4日で韓国(ソウル)の国民大学校、東國大学校と太矢一彦ゼミ、李芝妍ゼミ、丸山愛博ゼミ、根岸謙ゼミの合同ゼミ合宿を行いました。
国民大学では、少子高齢化社会における諸問題について両国の制度や社会的認識など、比較分析を行いました。国民大学の学生により「日本の少子化はどのような現象であるのか」というテーマで報告があり、根岸ゼミからは「日韓の少子化問題の現状と課題」をテーマとする報告が行われました。その後、国民大学の学生が「墓じまいの落とし穴」をテーマとする報告が行われ、続いて太矢ゼミから「お墓をめぐるトラブルについて」報告が行われました。
各グループの報告後に、日韓混合で8人くらいのグループに分かれて意見交換をし、さらに両国での考え方の違いなどについて理解を深めることができました。
合同ゼミ終了後は、国民大学校の学生が親睦会を企画してくださり、同世代の者同士で、プライベートな会話もしながら楽しい時間をすごしたようで、海外の友人がたくさんできたなどの報告がありました。
東國大学法学部では、韓・日国際学術交流会が開催され、本学の李先生から「日本の保険詐欺に対する重大事由解除と保険者免責」について報告がありました。そして、李ゼミと丸山ゼミは「日本の保険詐欺の現況と対応」、韓国側の金先生は「保険詐欺防止特別法の制定と課題」、実務家のYeom博士は「保険実務で発生する人保険詐欺の類型と事例」について報告させていただきました。その後、校内の正覚院で僧侶から建物の歴史的由来などについて説明を受け、東國の鐘(韓国重要文化財)の打鐘を体験させていただきました。
この韓国合同ゼミ合宿を通じて、海外の同世代の学生と直接交流できたことが今後の学生生活をおくるうえで貴重な経験となります。コロナや近頃の円高も影響してか、海外旅行が初めてという学生がほとんどであり、不安も大きかったようですが、学生たちは韓国の現状を体感し、現地を訪問することの大切さや、外国語でのコミュニケーションの重要性を実感することができました。そしてこれをきっかけに学習意欲を高め、今後の学生生活の成長につながることになります。