行基菩薩當山開創 壹千貳百年記念之塔(群馬県草津町/円了揮毫)
※湯畑石柵の「井上円了」は湯畑(中央通り側)にて撮影。
写真提供:井上円了哲学センター事務室(戸部)
撮影日:2025年5月4日
【設置場所】
群馬県吾妻郡草津町 草津山光泉寺境内
【内容】
記念碑「行基菩薩當山開創 壹千貳百年記念之塔」(行基開湯 壱千弐百年記念之塔)
【円了巡講日誌より】
記述なし
【設置者(保管者)】
大正6年8月建之
光泉寺第35世鈴木賢隆代
世話人 中澤市郎次 市川善三郎 黒岩忠四郎
石工井出京作(以上、碑の裏面の記載)
【取材記録】(取材日2008年12月15日)
草津よいとこ一度はおいで」と草津節にうたわれる日本有数の温泉地草津。
その温泉街の中心に位置する湯畑(源泉)は、草津温泉のシンボルであり、圧倒的な湯量を誇る。
その湯畑から石段をのぼると草津山光泉寺がある。
山門より見下ろす湯畑の周りに広がる風景は壮観である。また、ライトアップされた夜景も美しい。
境内にある行基建立の薬師堂は、日本三大温泉薬師として古くから著名であった。
養老年間に行基菩薩はこの地に立ち、眼下に光る泉を見出し、それがただの泉でなく万病にきく温泉であることを喜び、薬師如来をまつり、光泉寺を開く。以来人々の病をいやす慈悲の泉となり、今日の草津温泉の源となった。これにちなみ、境内には「慈悲の泉」と名付けられた池がある。
そして、境内の丘に「行基開湯 壱千弐百年記念之塔」があり、「文学博士 井上圓了書」と記されている。大正六年(1917)八月の建立。
【アクセス】
【電車】
上野から特急「草津」で長野原草津口まで2時間30分ほど
その後バスで30分ほどで着きます
東京から長野新幹線「あさま」で軽井沢まで1時間ほど
その後バスで1時間20分ほどで着きます
【バス】
新宿・東京から草津スパリゾートライナーへ約3時間30分ほど 草津のバスターミナルからは徒歩圏内です。
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津甲446
石碑は、五重寶塔と釈迦堂の間にある丘の上にあります。なお、湯畑の石柵(中央通り側)に「井上円了」の刻名もあります。