群馬県みどり市
群馬県みどり市
喜氣如醸(ききかもすがごとし)/群馬県みどり市
取材日(情報提供日):2017年2月16日
【設置場所】
群馬県みどり市大間々町大間々1012
【内容】
本学の資料では、大正6年(1917)10月に巡講で現在のみどり市大間々を訪れて、豊田屋という宿に泊まっていたとの記録があります。豊田屋は、この書の保管者である醤油醸造業の株式会社岡直三郎商店(現在は大間々工場)の付近にありました。
株式会社岡直三郎商店によると、この書は井上円了が全国巡講にて、1917年(大正6)10月25日から27日にかけて、現在の群馬県みどり市大間々に滞在した際、店に立ち寄って揮毫されたとのこと。喜氣には、「喜ばしい気」という意味のほか、「幸福」との意味もあり、それが醤油造りの仕事を通して醸し出されてくるということから、醤油造りを象徴する言葉として、代々の支配人が大切に守り伝え、現在は、大間々の店舗の一階の奥座敷に直筆の扁額が掲げられており、社史のタイトルにも使用されております。また、同店では「喜氣如醸」の名称で商標登録された醤油が製造販売されておりました。
【設置者(保管者)】
【アクセス】
・東武鉄道赤城駅より車で5分、徒歩25分(特急両毛号で東武浅草駅より約2時間)
・わたらせ渓谷鉄道大間々駅より徒歩5分