博士学位請求論文の提出
博士の種類
博士の学位には、課程博士と論文博士の2種類がある。
課程博士(甲):博士後期課程在学中(退学または除籍からの再入学を含む)に論文を提出して学位を授与された者
論文博士(乙):博士後期課程在学中でない者であって、博士論文を提出してその審査および最終試験に合格し、かつ専攻学術に関し博士課程を修了した者と同等以上の学力を有することを確認されて学位を授与された者
博士学位(甲)請求論文提出要件
主・副指導教授決定時に主・副指導教授より説明を受け内容についてよく確認しておくこと
博士学位(甲)請求論文審査基準
本学の課程博士学位請求論文は、以下の基準により厳正に審査される。
博士学位(甲)請求論文の提出
指導教授の指示により、東洋大学学位規程第5条に基づく「課程による」学位請求論文を提出する者は、課程博士(甲)学位請求論文提出要件を確認のうえ、所定の学位請求書等に必要事項を記入し、学位請求論文とともに担当窓口に提出すること。今年度の提出日程は、次のとおりである。なお、博士学位請求論文には高度な研究成果が求められるため、その提出に当たっては指導教授と十分相談すること。
<2024年度 博士学位(甲)請求論文提出日程>
【9月修了】
社会福祉学・ライフデザイン学・福祉社会デザイン研究科:提出要領配布日~2024年5月8日(水)
健康スポーツ科学研究科 :対象者なし
【3月修了】
社会福祉学・ライフデザイン学・福祉社会デザイン研究科:提出要領配布日~2024年10月31日(木)
健康スポーツ科学研究科 :対象者なし
提出に必要な書類は、提出要領とともに担当窓口で2ヶ月前から配付する。受け取り方法は各キャンパス教務担当課からの指示に従うこと。なお、指導教授より担当窓口に、「提出することを了解している」旨の連絡があってからの配付となるため、担当窓口へ連絡したことを主指導教授に確認してから受け取りにくること。
提出書類
学位請求論文(論文の大きさはA4で作成すること。枚数・様式については特に定められていないため、指導教授の指示に従うこと。)
学位請求論文要旨
履歴書・業績書
その他(担当窓口で2ヶ月前から配付する提出要領を確認すること。)
注意事項
共著の著書・翻訳書・論文等を博士学位請求論文提出要件の業績とする場合は、窓口で配付する共著者同意承諾書に共著者の署名・捺印のうえで提出する必要がある。
博士学位論文審査料(20,000円)の納入が必要である。提出要領に記載された指示に従って納入すること。
論文審査員
研究科委員会は、学位請求論文を受理したときは、論文審査員として、主指導教授のほか、当該論文に関連ある授業科目担当教員2名以上(内、1名は研究指導担当教員)を選任し、研究科委員会の議を経て、1名を主任審査員(主査)とし、他を副審査員(副査)とする。さらに、論文の審査等のため必要があるときには、研究科委員会の議を経て、当該論文に関連ある授業科目担当教員(非常勤講師を含む)等を副審査員(副査)として加えることができる。
審査期間
博士学位請求論文の審査及び最終試験又は学力の確認の試問は、論文の受理後1年以内に終了するものとする。
審査結果の通知
論文の合否は、論文の審査及び最終試験の結果を総合して判定する。合格した者については、研究科・専攻で定めた修了要件を確認し、修了決定者発表により合格の旨を掲示する。
学位論文の公表
博士の学位を授与された者は、学位を授与した日から1年以内に、当該博士の学位の授与に係る論文の全文を公表するものとする。ただし、やむを得ない事由がある場合には、研究科委員会の承認を得て、当該博士の学位の授与に係る論文の全文に代えてその内容を要約したものを公表することができる。この場合において、本大学は、その論文の全文を求めに応じて閲覧に供するものとする。
公表は、本大学の学術機関リポジトリの利用により行うものとする。
博士学位(乙)請求論文について
東洋大学大学院学位規程第6条に基づく「課程によらない」学位請求論文を提出する者を対象とする。
博士学位(乙)請求論文を提出しようとする者は、事前に専攻長に相談し、専攻での審査が可能かどうか、提出要件を満たしているかの確認をとらなければならない。
専攻長から論文提出の許可を受けた者には、担当窓口で必要書類を配付するので、必要事項を記入し、学位請求論文とともに担当窓口に提出すること。
博士学位(乙)請求論文の提出期限は特に定められていないが、提出に当たっては、事前に担当窓口に申し出ること。
博士学位(乙)請求論文審査基準
東洋大学大学院学位規程第6条に基づく「課程によらない」博士学位請求論文は、以下の基準により厳正に審査される。
社会福祉学研究科
1.論文全体が明確な主題に基づいて構成され、記述されていること。
2.関連する学会のこれまでの研究蓄積に付け加えることのできる新たな知見が含まれていること。
3.論文作成上の手続きが明確であること。
(1) 既存文献や資料の十分なレビューが行われており、その結果を踏まえた独自のテーマ設定が行われて
いること。
(2) 各章の展開と相互の関連が明確であること。
(3) 内容の説明を行うにあたって、十分な理論的・経験的裏付けを持っていること。
(4) 十分な調査データや資料の収集が行われ、手続きに従って適切な分析・検討が行われていること。
(5) 論文の主題に即した適切な考察・結論が示されていること。
4.その他、学位論文にふさわしい内容となっていること。