古代中世例会のお知らせ
※本例会は10月11日に対面での開催を予定していましたが、報告者の体調不良により延期・オンラインでの開催に変更となりました。
報告者:時田栄子(立教大学大学院博士後期課程)
報告題目:「後嵯峨院政を支える人々―乳母大納言二品を中心に―」
要旨:本報告の目的は、鎌倉時代中期の後嵯峨天皇の乳母、大納言二品(生没年未詳)の事績を通じて、当該期における政治的存在としての女性のありかたを再検討しようとするものである。大納言二品は源通親の娘、親子であると考えられ、同じく通親の息子である通方・定通とともに即位前から邦仁親王(後の後嵯峨天皇)を養育していた。親子の活動を同時期の他の乳母や近臣と比較しながら、後嵯峨院政の政治構造の中で親子を位置づけたい。
日時:2025年11月29日(土)13:00~15:00
開催形式:Zoomによるオンライン
下記のURL先から参加受付を行ってください。
2025年11月開催総合女性史学会古代中世会 参加受付フォーム - Google フォーム
近世例会のお知らせ
報告者:林大樹氏(独立行政法人日本学術振興会 特別研究員PD)
報告題目:「摂家一条家の女性たち—『兼香公記』を中心に—」
報告要旨:近世の「公家」を、朝廷に出仕する(役を務める)者を中心とした、支配身分の一つ、ととらえたとき、見過ごされがちなのが女性たちの存在である。女性も一つの法制的身分であり、役負担者(男性当主)だけでなく家族・女性を含めて身分集団を検討する必要性が指摘されている。女性は婚姻や女中奉公などによって身分越境可能な存在であり、近世の「公家」を考えるうえで注目すべき存在といえよう。報告者はこれまでも堂上家の相続を支えた女性たちについて明らかにしてきた。本報告は、当主日記と家来の記録から、摂家一条家の女性たち(母・妻・女中・娘)の実態を明らかにすることで、この問題を検討するものである。
日時:2025年11月8日(土)13:30~15:30
場所:駒澤大学(駒澤キャンパス) 3号館 801教室
アクセス:東急田園都市線(半蔵⾨線直通)「駒沢大学」駅下車 徒歩10分
(https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/files/20250205school_zone.pdf)
資料代:300円
*事前申し込み制です。参加希望の方は以下のリンク先に進み、googleフォームにご記入ください。申込期限は11月6日(木)までです。
総合女性史学会近世例会 参加受付フォーム - Google フォーム
【自由論題研究発表会のお知らせ】
日時:2025年12月13日(土)13:00~15:00(予定)
<報告>
・ 日向志保(京都産業大学京都文化学研究科修士課程)
「ガラシャの教養と細川家」
・山口沙妃(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程)
「1950年代女中雑誌『あさつゆ』から考える女中たちの運動」
開催形式:オンライン開催(Zoom)
参加費:参加無料
事前申込制です。
下記のフォームからお申し込みください。12月8日(月)締め切りです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe-eAAl6DsYK727e8F2uyTV-i1zGtd3qG1gdi4FggmkOicDnw/viewform?usp=header
なお、通信状態によって映像や音声が見聞きしにくくなる可能性があります。ご了承ください。
総合女性史学会事務局