投稿日: Feb 27, 2013 11:45:49 PM
第56回日本生態学会全国大会企画集会「多様な菌類研究が生態学にもたらす可能性」
日時:2009年3月18日 17:30-19:30
場所:岩手県立大学 L会場
企画者:白水貴(筑波大・菅平センター), 西田貴明(京都大・生態研)
コメンテーター:山内 淳先生(京都大学生態学研究センター), 鏡味 麻衣子先生(東邦大学理学部)
目的:菌類研究から見えてくる生態学の新たな可能性を模索する
概要:
カビ、キノコなどで知られる菌類は、古くから生態系の物質循環における分解者(腐性菌)としての役割に注目されてきた。
一方、近年になって分解以外の菌類の機能にも焦点が当てられ、生態系における共生者(菌根菌)や捕食寄生者(病原菌)など、
菌類の様々な役割とその重要性が明らかになってきた。また、近年の技術の進歩によって、従来困難であった微生物の分類・同定
作業にかかる負担は大きく軽減され、さらに個体認識や定量化の精度が向上したことで、微小な菌類を植物や動物で発展してきた
生態学と同じ土台で議論することが可能になりつつある。その結果、現在では、菌類が物質循環のみならず、生物の群集形成や適応
進化などの理解に重要な役割を果たす可能性が指摘されている。本企画集会では、菌類の様々な機能群、すなわち木材腐朽菌、
菌根菌、植物病原菌を扱った生態学的な研究を紹介し、菌類研究が生態学にもたらす可能性について議論したい。
スケジュール:
趣旨説明 17:30~17:40
講演 17:40~19:00
コメンテーターの発表 19:00~19:15
総合討論 19:15~19:30
詳細と要旨は日本生態学会のHPよりご覧ください. 企画集会のT10です.