3.たいこめ教室
たいこめ教室
たいこめの歴史から規則、特徴、そして創作のコツなどを見やすいように構成しました。
古来の逆さ言葉を語源として、ある文を逆さに読むと関係ない下ネタになるという"たいこめ"が1977年頃の深夜放送で大流行。後、1994年に"たいこめマスター"岡田直也が"願いは?→はい,金!"のように逆さに読むと呼応するという新しいたいこめを週刊文春に半年間連載。当時の投稿者等でたいこめの会を作り、活動した。
濁音・半濁音及び促音・拗音は清音と区別しない、長音(ー)は省略可能、(ほぼ)同じ音のかな同志は区別しない、というように読み替えを認めている。
たいこめは呼応しなくてはダメで、深夜放送時代の旧たいこめとの違い、回文との違いにつき実例を挙げて解説。
岡田マスターの概論
キーワードを探すことから始め、プロトタイプを作り最も自然に読める文章にふくらませることが大切。
1.キーワード選び
キーワードを逆にして辞書をひいて(ワープロで変換して)みます。辞書ソフト等の逆引きも有効。
組合せは素直に通じないもの、落差が大きいものを優先し、それで話をつくったら面白いかどうか考えます。
2.材料の抜き出し
1つだけでぴりっとしたものができれば一番いいのですが、キーワードは複数いれないとふくらみがありません。逆にした組合せからも発想し、材料を抜き出して、メモしておきましょう。これらをうまくくっつける言葉も必要。
3.材料の並べ方
キーワードとその逆にした言葉では、インパクトの強い方を返しに。入れ替えても印象が変わらないとか、回文になっているなら、考え直したら?
回文を延伸法で長めに造り、真ん中をはずすとか、視点を意識的に変えてみるのもおすすめ。
4.中味の推敲
作品ができても完成したと思わないで。1晩以上寝かせ、あとで意味が通じるか、面白い(なんらかの感動がある)か、単に回文になっていないか、などチェック。
5.ことば使いの推敲
技術的な見直しも必要。読み替えがやたら多いのは考えもの。出来上がった時には不要な部分もあるので削除。
05/10/9更新
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