* 動詞の~ing 形は現在進行形、現在分詞、動名詞のすべてにおいて「今している、起こっている(過去から今ということもある)」という意味をあらわす。
* to不定詞は、「これからする、起こる(今目の前ではしていない、起こっていない)」とい意味をあらわす。
1 動名詞と不定詞が動詞の目的語になるときは、動詞の意味によってそれぞれ使い分けることになる。
(2)動名詞を目的語にとる場合について
・mindは「気にする」という意味であり、「今していない、起こっていない」ことを気にするわけはなく、「今している、起こっている」から「気にする」ことができるのである。
・enjoy「楽しむ」も「今していない」ことを「楽しめる」わけはなく、「今している」から「楽しめる」ということになる。finishも「今していない」ことを「終わりにする」わけがなく、「今している」から「終わりにする」ことができるのである。
・miss「しそこなう」、escape「するのを逃れる」、practice「練習する」、putt of と postpne「延期する」、give up 「あきらめる」、stop「~するのをやめる」、・avoid「~するのを避ける」、deny「否定する」、consider「熟考する (よく考える)」なども同様に「今していない」ことはそれぞれ「~する」わけもなく、「今している」から目的語としてとるることができるわけです。
(2)To不定詞を目的語にとる動詞
・decideは「決める」という意味で、「今していること:動名詞」はもう始まっているので決められるわけはないのです。「これからすること、今していないこと」を「決める」のでto不定詞を目的語にとるわけです。
・expect to do「するつもりである。」という意味で、「今している」ことを「するつもりである」とは言えません。
・fail 「失敗する」(何を)と考え、to不定詞を目的語とするならば、「これからすることを失敗する」とは fail to doは「しそこなう」という意味になるわけです。
・hope「望む」、offer「することを申し出る」、afford「余裕がある」、attept「企てる」、manage「どうにか~する」、refuse「~するのを断る」、promise「約束する」なども「これからする」ことを目的語にとるというわけです。