01. 互換性の問題
リリースノートから、互換性に関する記述のみ、ざっとピックアップしてみようと思います。
ざっとなので、すべてを取り出してはいません。
Mantisとは、UVMクラスライブラリのバグトラッキングシステムの名称だそうです。
細かい内容は、このMantis番号でリリースノートをサーチしてください。
- 後方互換に関するIssue(リリースノートで * がついているもの)
- Mantis 3472
- これ使っている人多いんじゃないですかね。そろそろuvm_config_db系に移行した方がいいかもしれません。
- set_config系:set_config_int, set_config_string, set_config_object
- get_config系:get_config_int, get_config_string, get_config_object
- Mantis 4416
- まあ、使わないでねってことで。
- uvm_severity_type. Internally using uvm_severity
- Mantis 4518
- uvm_objectを継承したクラスの定義では、string name指定がコンストラクタでmustになるという話のようです。まあ、名前をつけておかないと、factoryで処理できないですから。
- Mantis 4649
- *_field_int()系を使うところで高速化されたそうです。互換性の話としては、print_intの代わりにprint_fieldを用意したけど、print_intも後方互換のために残しておく、ということです。
- Mantis 3472