004. 汎用比較器とは

このサイトで書いている汎用比較器とは、特定機能ブロックの「入力」を監視するモニターと、「出力」を監視するモニターからデータを受け取って比較するscoreboardです。監視するI/Fによってデータのフォー マットは異なり、比較タイミングや比較の仕方、比較する信号も異なります。

この「フォーマット」をUVMのclassから派生させたclassに定義すると、比較対象の信号も定義することができます。

汎用比較器に、上記定義したclassが何であるかをインスタンス時に教えてあげることができ、比較モードも数種類から選べるので、多くのケースで比較処理をこの汎用比較器に任せることができます。フォーマッ トをキレイにclassに落としこむのは、技術者の仕事になります。

汎用比較器の比較処理は、uvm_objectに定義された compare メソッドを使用していますので、比較したくないメンバがあれば、それを比較対象外にすることができます。参考例は、99.未分類、の中にある「汎 用比較器」のページを参照してください。