MySQLコマンドラインツールの起動
MySQLコマンドラインツールは起動するとMySQLサーバに接続を行います。MySQLコマンドラインツールを起動するにはコマンドプロンプトを立ち上げてから次のように実行します。
mysql -u root -p
オプションの設定
MySQLサーバやMySQLコマンドラインツールに対してオプションを設定するために使用されるのがオプションファイルです。オプションファイルに記述された内容はMySQLサーバやコマンドラインツールが起動するときに読み込まれます。
C:\ProgramData\MySQL\MySQL Server 8.0\my.ini
注:ProgramData は隠しホルダです
テーブルの作成
CREATE DATABASE db_name;
データベースのファイル構造
まずはデータベースを作成した時のファイル構造を確認していきます。
データベースを作成した時にデータが格納される場所がデータディレクトリです。データディレクトリの実際の場所はオプションファイルであるmy.iniファイル内に記述されています。
#Path to the database root
datadir=C:/ProgramData/MySQL/MySQL Server 8.0/Data
データベースの一覧
SHOW DATABASES;
作成済みのデータベースの一覧が表示されます。
なお「information_schema」「mysql」「performance_schema」はMySQL自身が使用しているデータベースです。また「sakila」「sys」「world」はデフォルトで作成されているデータベースでテスト用として使って頂けます。この3つを除いたデータベースがユーザーが作成したデータベースとなります。
MySQL Workbench では、「information_schema」「mysql」「performance_schema」はMySQL自身が使用しているデータベースの為、表示されません。
INFORMATION_SCHEMAデータベースの参照
INFORMATION_SCHEMAデータベースはMySQLに存在するデータベースやテーブルなどの情報を参照するために利用できるものです。データベースに関してはSCHEMATAテーブルに格納されており、情報を参照するには次のように入力して下さい。
SELECT * FROM INFORMATION_SCHEMA.SCHEMATA;
SCHEMATAテーブルに含まれるSCHEMA_NAMEカラムにデータベース名、DEFAULT_CHARACTER_SET_NAMEカラムに文字セット名、DEFAULT_COLLATION_NAMEカラムに照合順序が格納されています。
データベースへ接続
存在しているデータベースへ接続する方法を確認します。USE文を使います。書式は次の通りです。
USE db_name;
例えば「goods」データベースに接続するには次のように入力します。
mysql> use world;
テーブルの一覧を表示する
MySQL でデータベースに存在するテーブルの一覧を表示するには、SQL の SHOW 文を使用します。
SHOW TABLES FROM db_name;
例えば test というデータベースに存在するテーブルの一覧を表示するには、下記のように SHOW 文を実行します。
mysql> SHOW TABLES FROM world;
USE文を使ってデータベースへ接続していれば、データベース名を省略した状態でデータを取得できます。
テーブルの作成
まずデータベース(sampledb)を作成します。
まず、特定のデータベースに接続していない状態で次のように入力します。
mysql> create table sampledb.personal(id int, name varchar(20));
作成済みの「sampledb」データベースの中に「personal」テーブルが作成されました。このテーブルには「id」カラムと「name」カラムの2つのカラムが含まれ、「id」カラムのデータ型はint型、「name」カラムのデータ型はvarchar(20)型です。
では「sampledb」データベース内のテーブル一覧を表示してみます。
「personal」テーブルが作成されていることが確認できました。
次に「sampledb」データベースに接続します。
接続しているデータベースの中にテーブルを作成します。次のように入力します。
mysql> create table goods(id int, name varchar(20), price int);
カレントデータベース内にテーブルを作成する場合はテーブル名だけを指定して作成できます。上記では「sampledb」データベースの中に「goods」テーブルが作成されました。
再度「sampledb」データベース内のテーブル一覧を表示してみます。
https://www.dbonline.jp/mysql/database/index3.html
データベースへ接続(USE文) - データベースの作成 - MySQLの使い方