投稿日: 2018/08/05 5:44:24
遺伝研女性研究者活動支援室の企画として、キャリアアップセミナーを開催しました。一泊2日伊豆長岡で泊まりがけ合宿の形式で行いました。
男女問わず研究者として生きて行きたい人の役立つように、アカデミア分野における就職活動、特に「人事公募」についての情報共有を目指しました。1日目(前半部)は遺伝研から他機関に旅立っていた懐かしい顔ぶれに来ていただき、公募に出しまくった経験や、面接、デモ講義の準備や反省などについてお話いただきました。2日目(後半部)は、主に人を採用するほうの立場から様々なお話をいただきました。
講師の方々です。どうもありがとうございました。
原 裕貴 山口大学 理学部 テニュアトラック助教
隅山健太 理化学研究所 QBiC ユニットリーダー
来栖光彦 国立遺伝学研究所 リサーチアドミニストレーター
宮崎さおり 静岡大学 グローバル企画推進室 特任准教授
新屋みのり 慶應大学 商学部 准教授
和田浩則 北里大学 一般教育部 准教授
塩見大輔 立教大学 理学部 准教授
西野達哉 東京理科大学 基礎工学部 准教授
桂 勲 国立遺伝学研究所 所長
木村 暁 国立遺伝学研究所 細胞建築研究室教授
平田たつみ 国立遺伝学研究所 脳機能研究部門教授
広海 健 国立遺伝学研究所 リサーチアドミニストレーター室長
小林武彦 東京大学 分子細胞生物学研究所教授
三須敏幸 広島大学 グローバルキャリアデザインセンター教授
最近のキャリアセミナーは非アカデミア職の紹介が多いですが、それとは一風変わった「なんとかして細々とでも研究を続ける方法」についての情報提供になったと思います。一人一人の講師の思い入れがひしひしと伝わってくる良い会でした。
参加者の感想も上々で、「具体的な就職活動の様子を知ることができた」「自分を見つめ直すきっかけになった」とか「偉い先生のサクセス・ストーリーではなく、身近な先輩の苦悩、挫折、後悔が伝わった」などのコメントをもらっています。遺伝研以外の参加者もいたのですが、「遺伝研の方々の文化みたいなのもかいまみれてよかった」というコメントもありました。