2016年、ROIS女性躍進プログラムの途中から室長を拝命いたしました。2017年度のプログラム終了時、遺伝研の状況にあわせた支援活動にシフトしたいと考え、「遺伝研ダイバーシティ・インクルージョン推進室 」に改名させていただきました。今後は遺伝研独自路線で突き進もうと考えています。
個人的には、女性研究者として後輩女性研究者の成長を願い、そのための支援を惜しまない気持ちははもちろんありますし、そのための努力も続けてゆくつもりです(キャリアアップセミナー、遺伝研女子会、遺伝研研究会での保育支援など)。しかしそれに加えて、長年の遺伝研での経験から、遺伝研の研究が、はるかに多くの職種の異なる方々の力の総和で成り立っていることを強く感じており、女性研究者に特化した支援では不十分であると感じています。(統計データからみる遺伝研の男女共同参画参照)
性別や職種に関わらず個人の能力は発揮するべきですし、それは正当に評価されるべきです。これが平等の原則の根幹だと思います。遺伝研で働くみなさんが安心して能力を発揮できる環境整備に努めることがこの委員会の使命だと考えています。 ご意見、ご要望、ご相談は、お気軽にdanjo-nig@nig.ac.jpまでおよせください。
室長 平田 たつみ