イチジクの生育型
イチジクの木を想像してください。大半の方は、川沿いや畑に生えている、スーパーなどで売られているイチジクがなる木を思い浮かべるでしょう。奄美や沖縄にお住まいの方は、ガジュマルが浮かぶかもしれません。オーストラリア・ケアンズにあるカーテンフィグツリー (Curtain Fig Tree)が一番に浮かんだ方はマニアックですね。イチジクの形態は、6つに大別されます。すべてのタイプの写真があればよいのですが、ない場合はgoogle先生に聞いてください。
イチジクの木を想像してください。大半の方は、川沿いや畑に生えている、スーパーなどで売られているイチジクがなる木を思い浮かべるでしょう。奄美や沖縄にお住まいの方は、ガジュマルが浮かぶかもしれません。オーストラリア・ケアンズにあるカーテンフィグツリー (Curtain Fig Tree)が一番に浮かんだ方はマニアックですね。イチジクの形態は、6つに大別されます。すべてのタイプの写真があればよいのですが、ない場合はgoogle先生に聞いてください。
宿主の樹上で発芽・生長するが、根を地面に降ろし、地面に着いたら土壌中の水や養分を利用する(絞め殺しイチジクの種子散布参照)。ほとんどは雌雄同株。
カジュマルやアコウはこのタイプ。日本だとケンムンやキジムナーが住んでいるかもしれない。
地面で発芽・生長する。垂直方向に生長して、別の木の幹を登っていく。多くは雌雄異株。
オオイタビがこのタイプ。
地面で発芽・生長する。いわゆる高い木。多くは雌雄異株だが、この写真の種(Ficus racemosa)は例外的に雌雄同株。
ギランイヌビワがこのタイプ。
地面で発芽・生長する。いわゆる低い木。多くは雌雄異株。
多くの日本人に馴染みのあるイチジク(Ficus carica)はこのタイプだが、低い高木と分類される場合もある。ちょっとイラっとする。
宿主の樹上で発芽・生長する。半着生との違いは、着生タイプは一生樹上で生活すること。つまり、樹上の水分と養分に頼って生活する。半着生タイプの中には大きく生長したら、頼ってきた宿主を絞め殺す個体もいるので、着生の方がまだいいやつら。
写真は着生ランを宿主にした着生イチジク(かわいいうちわ型の葉; Ficus deltoidea)。着生植物に着生する植物になることもある。ちなみに、写真の着生イチジクの宿主の着生ランの宿主は樹高80mをこえるフタバガキの一種だった。
写真なし No photo
地面で発芽・生長する。つるに似ているが、違いは水平方向に生長していくこと。私が撮った写真がないので、googleで検索してください。ちなみに、「fig creeper ficus」で検索するとオオイタビが出ますが、あれは基本的に垂直方向に生長する、つる型です。