第36号(2021年2月)
【目次】
論文
岩佐 宣明「尊厳と共感」
太田 直道「反転された世界――『源氏物語』考 (四)」
小椋 宗一郎「ボースとカンギレムにおける「正常」概念について――ノーマライゼーション原理の思想史的研究のため」
加藤 弘典「相互的関係性における自立の論理――ケアの倫理の観点を参考にして」
嶋崎 史崇「アーレント的活動への招待状としての ベーシックインカムの可能性――「労働至上主義」批判、閑暇と生活手段の視点から」
成瀬 翔・鵜子 修司「情動に認知はいらない? ――ザイアンス vs. ラザルス論争の再検討」
長谷川 暁人「世界における「私」の居場所――ウィリアム・ジェイムズとベルクソンの汎心論的世界観の比較」
特別寄稿
廖欽彬「植民地期ベトナムの思想状況と哲学の受容 ――『南風雑誌』を中心に」