塾長あいさつ

こんにちは。

MAT塾にご興味いただき、ありがとうございます。

MAT塾は、小4から高3を対象とした個別指導の学習塾です。

勉強の指導を通じて、「覚える勉強」ではなく、「考える学習」/「理解する学習」を進めることによって、勉強がおもしろくなり、思考力を向上させて社会で役立つ真の力を育成することを目標に指導していきます。

これからの日本社会を背負って立つのは、子供たちに他なりません。

この子供たちの潜在能力や個性を伸ばし、心豊かな賢い子に育て、社会のために役立つ人間へと成長させる、それが私たちの役割だと考えております。

多様化する社会をたくましく生き抜く「本物の知力」を身につけるため、自分の頭で考え、道を切り開き、夢を持って生きていってほしい、親なら誰もが抱くそんな思いを現実にするため、社会での経験・実績に基づいたMAT塾の指導法とノウハウと情報をぜひお役に立てて下さい。

一人でも多くの子供たちに確かな力を育むべく、力を尽くしていきたいと思っています。

子供達はもともと、「何か新しい未知のことを知りたい」という強い好奇心を持っています。この好奇心を掘り起こして、勉強のおもしろさに気が付かせることが重要です。

また、現在の社会で求められている人材は、早く正確に計算できる人、記憶力の良い人、ではありません。

課題についてしっかりと考えることができ、解決するプロセスを論理的に組み立てることができる人が求められています。

テストの点数を上げるために、よく理解しないまま無理に覚えこませるだけでは、真の実力はつかず、勉強がつまらなくなるだけです。

MAT塾では、用語の意味を理解すること、解決プロセスをイメージ化して理解させることを重点に「考える勉強方法」を強力に応援します。

「考える」という武器を身につけて、進学受験そして社会での夢や可能性を大きく広げて下さい。

MAT塾 塾長

三輪松幸

【補足】 なぜ、「考える学習」が必要か!

人間は、早く・正確に計算すること、多くのことを正確に記憶すること、に関しては、どんなに頑張ってもコンピュータには勝てません。

人間がコンピュータと競争する必要はありません。コンピュータが得意な分野はコンピュータにまかせれば良いのです。

今の時代では、コンピュータにできないこと、コンピュータには苦手なことに力を発揮する人間が求められています。

たとえば、新しいアイデアをひらめくこと、多くの情報から正しい道筋を判断すること、他の人の気持ちを察しながら協調性を持ってバランスをとること、一次元ではなく平面的・立体的に物事を見て判断すること、等は人でなければ対応できない分野です。

私が会社の研究所に勤めているとき、同じ研究所に勤めている社員には東大大学院や京大大学院など、まさに日本の一流大学と言われる大学の出身者がゴロゴロといました。彼らの昔の話を聞くと、みんな中学・高校のころから学校の成績は常にトップ、おそらくまわりからは秀才と言われたような人たちです。私などから見ればその学歴は雲の上の存在です。

しかし、非常に優秀であるはずのそのような研究者達の中に仕事でほとんど実力を発揮できない人が何人も見受けられました。もちろん、優秀な人は多くいました。しかし一方で、仕事でまわりが期待するような成果を出せない人も多かったのです。具体的な理由としては、まわりと協調して仕事ができない、計画が作れない/守れない、頑張る方向がピントはずれになる、まとめができない、等、いろいろとあります。

それでもなんとか頑張って会社で仕事を続けることができた人は幸せな方であり、中には会社内での居場所がなくなって、若いうちに辞めざるを得なくなり、退社していった人も見てきました。

間違いなく非常に「頭はいい」人達のはずなのに、何が間違ってしまったのでしょうか?

このことは、学歴や学校での成績や頭の良さ、と、仕事ができるかどうか/社会に出て活躍できるかどうかは必ずしも一致しない、ことを物語っていると思います。

20年前ならば、一流大学を出て就職すれば、それだけで人生は安泰だったかもしれません。しかし、現在のようなシビアな時代では、どの会社でも仕事に使えない人間は学歴など関係なしに即リストラです。安定しているように見える大企業でも、表向きはクビにはしませんが、必要ない人間は退職するように仕向けていきます。社会経験のない方や公務員や学校の先生は気づいていない人も多いかもしれませんが、日本の企業のほとんどは、すでに「終身雇用」の考えは捨てています。

小学生、中学生、高校生が何のために勉強しているのか、もう一度考えて見て下さい。

いまだに、「良い高校、良い大学に入るため」と思っている方がいるかもしれませんが、私は大きな間違いだと思っています。私は、「社会に出て自立できる実力を付けるため」と考えています。

そのためにも、「考える力」、「論理的思考力」を学生のうちに養うことは重要だと思います。

「考える力」を持った子は大人になって伸びていきます。自立できます。また、壁にぶつかっても自分で壁を乗り越えることができます。

一方、知識は蓄えたけど考える力の乏しい子は壁にぶつかったときにそこで止まってしまいます。

自立できません。

したがって、私が塾を立ち上げた大きな目標としているところは、「社会に出て自立できる力を付けた若者を育てること」です。

かと言って、中学生、高校生は、当面の身近な目標として受験や定期テストに向けて頑張らないといけないことは承知しています。また、塾での勉強指導だけで、問題を解決して社会で役立つ実力が簡単につけられるとは思っていません。

しかし、子供達に「何のために勉強するのか」を問いかけ、一緒に考え、勉強方法を指導することによって、少しでも目標とする方向に近づければ幸いと思っています。

また、このような「考える力を育てる学習」が、結果としてテストの点数UP、成績UPにつながるとも思っています。

ダニエル・ピンクはその著書、「ハイ・コンセプト」の中で、今後の新しい時代は「感性」が成功のカギになると言っています。

それは次の6つのキーワードから成っています。

・「機能」だけでなく「デザイン」

・「議論」よりは「物語」

・「個別」よりも「全体の調和」

・「論理」ではなく「共感」

・「まじめ」だけでなく「遊び心」

・「モノ」よりも「生きがい」

上記のような「感性」については、子供たちは大人よりもはるかに豊かです。無限の可能性を持っています。

このような子供たちの潜在能力を育てるためには、「覚える勉強」だけでなく、「考える学習」/「理解する学習」により、豊かな創造力・発想力を身につけることが重要になります。

課題についてプロセスを論理的にしっかりと考えて解決する、と言うトレーニングが必要だと考えています。

とにかく早く大量に覚える、早く計算する、早く問題を解く、と言う勉強方法では、テストの点数はとりあえずとれる場合もありますが、社会に出て自立できる真の実力は育たないと思います。

MAT塾では、子供たちの豊かな感性が育てられるような「考える学習方法」を指導・支援していきたいと思います。

【塾長プロフィール】

1982年3月 国立豊橋技術科学大学 大学院 修了

1982年4月 富士フイルム株式会社 入社

1982年~2009年 約28年間、主にソフトウエアの研究開発に従事

2009年12月 富士フイルム株式会社を早期退職

2010年5月~ MAT塾を開塾

趣味 毎朝、吉田町内をジョギング

休日はロードレーサーで牧之原台地、大井川沿いを疾走

清水エスパルスのファン