ゼミ配属希望者

3年生のゼミ配属希望者(2024年度)は以下の内容をよく検討して希望を出して下さい.


●研究テーマ:

・ オプション関係,ポートフォリオ関係,リスク管理関係が主である.

(実際は多岐にわたるので,「修論・卒論タイトル」で過去の卒業論文のタイトルを見てみて下さい.)

・ 保険(アクチュアリー)関係も可.

・ 上記の内容に対して,シミュレーションで数値実験を行ったり,データを用いて分析したりします.

・ 確率過程(主に確率微分方程式)を用いたファイナンス以外の応用でも可とすることもある.

・ 数学として確率論や確率過程論関係も可(ただし,かなり難しいです).

注意: 必ず数学やファイナンスの“理論”に関して勉強してもらう.


●ゼミ配属後の2年間の流れ(数理ファイナンス研究室の場合):

・ 3年春学期の基礎演習では,数理ファイナンスの初歩的な内容をExcel(or Python)を用いて演習する.

・ ほぼ毎週,演習課題を課す.

・ 3年秋学期のPBLでは,確率過程,確率解析のテキストの輪講を開始する.

(2023度は「例題で学べる確率モデル(成田清正著,共立出版)」を使用.変更の可能性有.)

・ 3年秋学期は,ほぼテキストの輪講となる.

・ 次に,Black-ScholesモデルやBlack-Scholesの公式,その周辺のファイナンスについて学ぶ(4年春学期のはじめの方?).

・ その後(4年春学期中頃?),論文などを勉強し,卒業研究に取り組む.

・ 4年秋学期は卒業研究に取り組み,卒業論文を仕上げ,卒業論文発表会に臨む.

・ 所定の単位が揃えば無事,卒業です(理解が深まってきて,研究が楽しくなる?).

・ さらに内容を深めるために修士課程に進学するといいです.


●求められる能力など:

・ 色々な“なぜ”を考えられる人

(“なぜ○○は正しいのか?”,“なぜ△△をするのか?”,“なぜ□□な結果になったのか?”など.)

・ とにかく“やる気”のある人

・ “難しい問題”にも立ち向かっていける人

(研究は基本,難しいもので,うまくいかないことが多いです.)

・ “ゼミ以外の時間”にも質問に来れる人

(卒論を完成させる上で比較的重要になります.)

・ “数学系科目(微積,線形代数,微分方程式,確率,統計・・・など)”の理解度が高い人

(“プログラミング(C言語)”や“英語”のスキルが高いとなお良い.)

・ 私の授業を履修している人

・ “自主的”,“積極的”に活動できる人


●選考方法:

・ 定員を超えたときは「成績+面接」で選考します.

注意:2024年度の面接は2024年4月11日(木)4, 5限で行います.面接となったときはメールで連絡をするので,メールをこまめにチェックするようにしてください.


●その他:

・ 大学院(修士課程)進学予定者は歓迎しています.比較的院進学者が多いゼミです.

・ その他の活動として,飲み会,ゼミ合宿,学科スポーツ大会への参加などしています.

(頻度はその年のゼミの雰囲気による.遊ぶときは遊んで,勉強するときは勉強しましょう.)

・ 他に聞きたいことがある学生はk_yasuda-at-hosei.ac.jpにメールして下さい(“-at-”は“@”に置き換えて下さい).

・ ゼミ学生の話が聞きたいときは,その旨をメールで私に知らせて下さい.