配線を曲げるときは直角ではなく45度ずつ曲げること。
ノイズの発生を抑えられる。
EAGLEなら、右クリックを押すと曲げ方を変えられる。
参考
配線を太くするとそれだけ流せる電流も増える。
目安としては、
流す電流[A] = 線幅[mm]
ビアも同様に、
流す電流[A] = 穴径[mm]
デジタル信号線:0.2mm
アナログ信号線:0.3mm
電源(3.3Vor5V):0.3~0.5mm
モータ-モータードライバ間:1mm以上
バッテリ-モータードライバ間:1.6mm以上
大電流が流れる配線は太ければ太いほどよい。
バッテリ-モータードライバ間はGND側も同様に太くすること。
参考
デジタルの信号線の場合、線をまとめたほうが見た目が綺麗になり、ベタの範囲を広げることが出来る。
Elecrowのデザインルールでは配線と配線の間は6mil=0.1524mmまでOK。
ビアには抵抗成分、インダクタンス成分が含まれており、極力ビアは使わないほうが良い。
迂回や部品配置の変更などでビアを減らすこと。
1608サイズの抵抗なら、間に0.2mmの配線が2本通せる。
コンデンサにはノイズを除去する、急な電流要求があった場合に電源として働く、といった機能があるが、コンデンサの配置次第でこれらの能力に差がでる。
参考
具体的には、電流の流れの途中にコンデンサを置くこと。
上図はバッテリのコネクタから電源スイッチを通り、モータドライバへ電流を供給する配線だが、
左はスイッチからコンデンサとモータドライバへ二股に分かれている。
途中にあるセラミックコンデンサも配線から外れた位置にあり、コンデンサがうまく働かない配線になっている。
GNDはベタとすることが望ましいが、全てのGNDを同じベタとしてしまうと、問題が発生する。
特に、モータドライバのGNDを他のGNDと共通にしてしまうと、モータドライバのノイズが他のGNDにまで影響してしまう。
そこで、モータドライバGNDを分ける。
Restrictで線を引くとその部分はベタがなくなるため、これを用いてベタをバッテリのコネクタの部分まで切り分ける。
EAGLEではUnroutedのみを表示することで未配線がわかる。
デザインルールチェックでは表示してくれないので注意すること。