第3回勉強会のご案内
2016年度・第3回IDDP勉強会
テーマ:『移民について考える-日本発の視点-』
【日時】2016年12月10日(土) 13:30〜16:30 (開場13:00)
開始10分前までにお越しください。
【会場】Roberts Building G08 Sir David Davies LT
【講師】香川顕夫(かがわあきお)
JICA(独立行政法人 国際協力機構)英国連絡所 首席駐在員
大学(農学部)卒業後、地方公務員を経てJICAに転職。国内ではJICA本部(東京)をはじめ仙台や福岡で勤務。農業、防災、環境関連のプロジェクト、大学での人材育成などに取り組む。海外事務所にはマラウイ、マダガスカル、ニジェール、イギリスに通算7年近く勤務。2015年2月よりロンドンに赴任。現在に至る。
【講義案内】
12月の勉強会では、10月の第1回勉強会で十分に時間を割くことができなかった「日系移住者」、について掘り下げる予定です。戦前から現在に至る日本人の海外移住の歩みを振り返るとともに、講師が担当したアルゼンチン、ボリビア、パラグァイの事例も紹介しつつ、日系移住者の実像にせまります。
また、勉強会の後半では、参加者同士の話し合い(グループ討議)の時間を設け、人口減少や少子高齢化が深刻化する現在の日本において、移民や難民を受け入れることの是非について話し合う予定です。
近年では、語られる機会もほとんどなくなった日系移住者ですが、戦前・戦後において彼らの果たした役割は非常に大きく、また当時の国の政策に人生を大きく翻弄された方がいたことも事実です。表舞台には出てきにくい「日本人の海外への歩み」、を知ることで、これからの日本における移民の受け入れや、欧州で顕在化している難民の移動について考えるきっかけになれば幸いです。
【事前課題】話し合いを活発にするため、以下の課題を考えてきてください。
課題1: あなたが日本に住んでいると仮定して、これからの日本は、「海外からの長期移住者を今以上に受け入れるべき」と考えますか、それとも「受け入れるべきではない」と考えますか。「どちらとも言えない」場合は、ご自身の考えに近い方を選んで課題②に進んでください。
課題2:課題1を決めた理由(根拠)を具体的に述べてください。
課題3: 課題1の方向性が実施された場合、その施策が将来の日本(地域経済や社会保障など)にどのような影響を及ぼすか検証してください(プラス面、マイナス面)。
【その他】
◆講義内容は講師の個人的見解に基づくものであり、所属する組織とは一切関係ありません。また、内容は適宜見直す可能性があります。
◆勉強会の後、近くのパブで講師を交えての懇談会を予定しています。お時間のある方はご参加ください。
【参加費】£2(勉強会の運営費に充てるため、会場で徴収させていただきます)
【使用言語】日本語
【申し込み方法】
以下のリンク先より12月7日(水)正午までにお申し込みください。定員に達した段階で受付けを終了します。
【問合せ先】英国開発学勉強会(IDDP)(12月担当:行澤)iddp.uk@gmail.com