IDDP

英国開発学勉強会 Intercollegiate Development Discussion Panel(IDDP)は、英国で開発問題に関心を持つ学生が、自主的に運営する非営利団体(2000年発足)です。

IDDP は、複合領域的かつ実学的性格を帯びている開発学について、所属するコースとは異なる他分野の内容、及び開発実務内容を聴講することにより、とかく専攻集中的でかつ理論的になりがちな各人の学習を補完する目的で、ロンドンで勉強している日本人学生の有志が中心となりスタートしました。

ロンドンを拠点にしたIDDP は、毎月1回勉強会を開催し、これまでJICA、NGO 等で開発援助に携わってこられた、また現在第一線で活躍されておられる様々な分野の実務者や、現役大学院生からの講演等を行ってきました。(「途上国における法整備支援」、「開発における交通分野について」、「NGO の緊急援助活動の実際」、「ガーナにおける援助協調の動向等)

これまでロンドン、サセックス、その他の地域から毎月平均40名から50名の大変多くの方々に参加していただいています。参加者は使用言語が日本語ということもあり、ほぼ100%日本人ですが、学生のみならず社会人や開発学とは関係のない分野の方々も多数参加していただいています。また、勉強会終了後の懇親会では、異なる分野・世代の方々とお互いの知識や経験を気軽に情報交換などを行い、各人の人的ネットワークの構築にも寄与できる場を設けています。

現在、IDDP はその活動範囲を広げ、講演会形式のみでなく、より学生らしさを前面に出した内容を企画・実施に至っています。具体的には、小グループに分かれ特定の開発テーマ(ジェンダーと開発等)をワークショップ形式でディスカッション、学生各人の卒業論文テーマの発表会、また他団体の活動とのネットワークを広げています。


運営スタッフに関してはこちらより。

ミッション・ビジョン・活動指針

【ミッション】

  • 途上国開発・国際協力に関する情報・知見および人材交流の場の提供

  • 国際協力分野関係者の人材ネットワークの拡大ならびに当該分野でのキャリア形成への寄与

  • 日本における本分野の認知と理解の促進


【ビジョン】

IDDPの活動の実行によって上記ミッション達成に努め、国際協力を日本人にとってより身近なものにすることに貢献する


【活動指針】

  • 多様な開発問題の理解促進

様々な分野が複合的かつ相互影響的に関連し合う途上国の開発問題を幅広く学ぶことで、それぞれの所属するプログラムのみではカバーしきれない、学際的な知識を広めます。

  • 開発実務についての情報提供

勉強会ならびにホームページにおける情報提供を通じて、国際機関、各国の援助機関、NGOや開発コンサルティング会社など、開発実務経験者の現場での経験を聞くことで、援助政策、プロジェクトや実務に関する知見を広めます。

  • 就職・キャリア形成の支援

就職ガイダンスなどを通じて国際開発分野での就職・キャリア形成に関する情報提供を行い、参加者のキャリア形成を支援・促進します。

  • ネットワークづくり・情報交換の場を提供

開発学関連分野を学ぶ学生や開発実務者など、イギリス在住の開発関係者のネットワークづくりと情報・意見交換を促進します。

  • 英国の開発学関連教育機関の情報提供

ホームページにおける英国の開発学関連教育機関の体験レポートを通じて、英国で開発学の習得を志す人たちの一助となる情報提供を行います。