「Graduate Diploma, International Development, INTO」University of East Anglia

(イーストアングリア大学 「国際開発 大学院 修士課程準備コース」)

前田 翔(まえだ つばさ)さん

執筆:2013年4月

1. 自己紹介

大学卒業後、海外で勉強したいと思い留学を決意致しました。大学時代に開発関連の分野を学んでいたこともあり、開発をより深く勉強したいと考え、その分野で有名なイギリスの大学に留学することを決めました。しかしながら、まだ知識もあまりありませんでしたので、準備コースから始めようとINTOに入学しました。職務経験はありません。


2. 所属コースの概要

このコースは大学院入学を目指す方を対象にしたコースで、一定の成績を修めますとUEAへの進学が可能となります。コースの強みとしましては、やはりUEAへの進学が保証されているということであります。もし自身が学びたいコースがUEAにはあるが、英語のスコアが足りない等の理由があり、大学院入学が難しい人々にとっては、有益なコースであると思われます。一方、弱みとしましては、多国籍ではないということであります。大半が中国人、もしくは日本人で構成されており、英語を話す機会に恵まれていない所があります。また、開発の授業がほぼ皆無であることも大きな弱みであります。クラスメイトは何らかの職務経験を持った方もいらっしゃいますが、大学卒業後、直接入学している方が多いという状況であります。


3. 授業の概要

・授業名:Business Studies

・内容:基本的なビジネス事象(マーケティング、ファイナンスetc)を学ぶモジュール。

・感想:内容も非常に興味深く、教授の人柄も良いので、授業自体がおもしろかったです。

・授業名:Economics

・内容:ミクロ・マクロ経済学の基礎事項を学ぶモジュール。

・感想:私自身が経済を学んだこともなかったこともあり、難解で、分かりづらかったという印象があります。また平均点も非常に低く、試験の問題数も時間内にできないほどのたくさんの量が出ました。

・授業名:Contemporary World Issue

・内容:国際関係・国際開発の基礎知識を学ぶモジュール。

・感想:この授業が唯一開発を学べるモジュールですが、あまり詳しくは学べません。しかしながら、discussionなども充実しており、内容的には興味深いです。

・授業名:Research Skills

・内容:researchの仕方、essayの書き方を学ぶモジュール

・感想:書き方を学べる点で非常に有益です。教授は非常に優しく、点数の付け方は甘いと感じられます。


4.大学紹介

大学院ではなく準備コースでありますので、建物も別で、ひとつの建物内で全てが行われます。また、交換留学・英語学習のみの人々もたくさんいますので、年齢的には比較的若い人たちが多いです。付属の寮は費用も高く、大半が中国の方でありますので、英語よりも中国語を聞く機会が非常に多いです。


5.その他

街は非常にのどかですが、パブ等も充実しており、過ごしやすい場所です。大学生活は田舎ということもあり、少しばかり退屈してしまうかもしれません。


6.留学をめざしている人へ一言

たとえ英語があまりできなくても、準備コースなどの事前コースが豊富にありますので、恐れず世界へ飛び立っていってください!