この場は,'Zakkan',「雑感」として,私が日ごろ考えていること,気づいたことなどを書き留める場です.
20260219
火曜日から,まったく新しい研究ネタの論文の執筆に専念.既存の理論の丁寧なrevisitに基づく論文ゆえ,数式の記載がとても大変です.現時点で数式の総数は58.けっこうヘビーな数式が多いです.この二日間で,既存の理論の丁寧なrevisitを克服し,研究テーマの核心に迫る準備は整いました.着陸に難航している論文に専念しようとしたところ,20時前に,論文の修正原稿の英文校閲は終わった旨のメールを受信.予定を変更し,英文校閲された原稿を精査.一晩寝かせます.
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20260217
午前中は着陸に難航している論文と対峙.これを何とかしたいと思い続けて,いろいろモヤモヤと慎重になっている部分もあり,三か月間も着陸許可待ちです.午後からは,まったく新しいネタの論文のintroductionの執筆に専念.昨日とは異なり,少し捗りました.昨年の8月末に書いたintroductionをほぼrewrite.学術的な問題意識,既往研究を整理していて私自身がモヤモヤしていること,そのモヤモヤをリサーチクエスチョンとしてワンフレーズ化,このリサーチクエスチョンを解くと何が嬉しいのか,というのを言語化.昨年の8月と比較して,モヤモヤが増大しすぎてしまいました.このため,introductionをほぼrewrite.
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20260215
早朝から論文の修正原稿の推敲に専念.丸一日寝かせて,軽微な修正をしてから英文校閲を依頼.decision letterを受け取ってから,ちょうど一か月間で修正を終えました.実質的に原稿の修正に要した時間は約一週間です.その前に,修正方針の検討と文献レビューに約二週間を要しました.もう一週間はインフル罹患による静養期間.毎度のことながら,decision letterを受け取ってintroductionをrewriteするよう要求されたときは絶望的になるものの,修正を終えると,ほぼrewriteしてよかったと思います.英文校閲の納期は来週後半の予定.それまでは,目下取り組んでいる研究に専念.
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20260213
早朝から論文の修正に専念.数日前から,論文の束を持ち歩きながら,既往研究のレビューをどう加筆すべきか検討.午前中はこの作業に専念する予定であったものの,午前中の半分はintroductionのパラグラフの再構成に充てました.introductionの論理展開の筋がきちっと定まらないと,既往研究のレビューという節を加筆できないためです.昨晩にきちっと定まったはずも,一晩寝かせると,ぎこちなさが露呈.修正箇所と論文全体をマルチスケールに考えながら,明瞭な一本筋に沿って論文を着地させるさまは,まさにファイナルアプローチ.12時半過ぎに,論文の修正は一段落.少なくとも一晩,修正原稿を寝かせます.13時から会議等.昼飯を食べるタイミングを逃しました.17時過ぎに遅めのランチ.
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20260212
今週は論文の修正に専念.三名のreviewersによる合計21個の指摘事項について,修正できるところから修正.introductionをfollowしにくい旨のご指摘を二名のreviewersから受けて, 私自身読んでみると,確かにfollowしにくいのを自覚.一名のreviewerからは,introductionをrewriteするよう指示.毎度ことながら,decision letterに記載されているrewrite宣告を読むと,ただ途方に暮れます.絶望的といってもいいくらいです.しかし,時間をかけて拙稿と対峙し続けると,拙稿の粗さが露呈してきて,査読者と同程度の問題意識を持つようになります.ここまで自分自身を追い込むと,論文の修正は捗ります.
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20260210 - 11
JSTさきがけ(社会変革基盤)の第7回領域会議(合宿)@市ヶ谷を欠席.インフルエンザのワクチンを二回接種すればよかったかも.2/6にJSTさきがけのホームページはリニューアルされた模様.2/11の成果報告会にオンライン参加.第1期生の研究者のみなさまの迫力ある研究成果に触れ,畏怖の念を禁じえません.一年後,薄井も成果報告できるように,日々コツコツと研究に専念.
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20260208
実質的に約8日ぶりに外出.目的地は投票所.20時前に駆け込みました.投票所の入り口では,タクシーが二台待機.なるほど,そういうことかと納得.
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20260207
今日の未明から,論文の査読結果に基づく修正方針の検討を再開.拙稿を読み込み,具体的にどこをどう修正するのか,書き込む作業です.ちょうど,ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式を見ようと思って夜更かし.28時に急激に眠くなり,開会式を視聴できませんでした.
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20260205
インフルエンザB型の陽性反応.
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20260129
早朝から論文の推敲に専念.10時から15時まで,修論発表会.副査を務めた発表については,敢えて質問しないことにしているものの,質疑の時間に余裕があったので,少しコメント.毎度のことながら,発表と質疑応答の内容から多くを学びました.感謝.修論発表会のあと,論文の推敲を再開.水曜日に,notationの数を増やすなど,けっこう修正したので,気づくこと多々.notationの数を増やした一方,もともとあったnotationは実は不要であるのに気づき,削除.
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20260128
ほぼ終日,研究に専念.1/26(月)の早朝,約一年半前に執筆を開始した論文の原稿を推敲していたら,考慮すべきことを全く考慮していないのに気づきました.この瞬間,notationも定式化もより複雑になってしまうのが確定し,論文全体で矛盾なく修正しなければならない状況に直面.嗚呼,これまで何度も推敲し,論文全体で整合性のある記述だっただけに,修正するのは億劫でしかありません.
1/26は9時から卒論発表とその後の打ち上げのため,とりあえず,修正とその理由を原稿にメモ.昨日は,論文を修正する気力はなく,修正方針を検討したのみ.今朝から論文の修正に着手.当初,午前中で終わるだろうと思っていたものの,気づけば日没.いま,修正は一段落.想定よりも,notationと定式化は大して複雑にならずに済みました.そもそも,複雑なものをなるべく見通しよく理解するための理論を構築しようとしているので,ある程度複雑になってしまうのは仕方ありません.
実は,冒頭の「考慮すべきことを全く考慮していない」という状況は,これまでも何度か直面してきました.見ているもの,対象は,私だけでなく,ご覧のみなさんにとっても至極身近なものです.しかし,それをどう見るか.数式としてどう記述するかは,人それぞれです.そこにセンスが問われると思います.見ているもの,対象を理解するには,ありのままを見ているだけでは不十分であり,目には見えない補助線のようなものが必要です.その補助線も,実は複数あります.先ほどから抽象的に書いている「考慮すべきことを全く考慮していない」のは,複数ある見えない補助線のうちの一つです.
何だろう.考慮すべきことを全く考慮していないという状況に,自力で気づけるかどうかって,とても重要だけど難しいです.誰かに相談すれば,「これは考慮していないみたいだけど,大丈夫なの?」と言ってもらえたかもしれません.共同研究者との議論や(研究途上の)学会発表の醍醐味です.
反面,自力で気づけないと,いつまでたっても気づけないかもしれない,という強迫観念もあります.自力で気づくことで,一皮むけて成長したのを実感できます.幾何学の問題で,自力で補助線をどこに引くべきか気づけたときの感動と同じです.誰かに教えてもらった瞬間,何で自力で気づけなかったんだろうって,悔しくなります.
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20260126
昨日の早朝は研究に専念.約一年間取り組んできて,考慮しなければならない問題に気づき,原稿をどういじるか,検討.9時から18時頃まで,2025年度の卒業論文発表会に参加.薄井研は下記の7テーマを発表.2025年度も,学生の都市に対する興味,関心,素朴な問題意識(なぜ?)などに応じて,しっかり議論して,卒業研究テーマを決定しました.このため,キーワードは「ポイ捨て」「ごみ」などの環境問題,休憩施設(シティベンチ),街灯,防災とくに津波避難,落書き,光環境,水道とバラエティーに富んでいます.共通するキーワードは「配置」です.18時からは学生ラボで打ち上げ.その後,21時頃から,近くの居酒屋で二次会(12名全員+薄井).三軒目はカラオケに行くとのことで,数名の学生とともに,薄井は離脱.
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20260125
論文の原稿を印刷して,重要または未解決なメモを記載している紙面は,ホチキス留めから外して,解決するまでファイリングしています.ファイリングが物理的に厚くなれば,未解決な内容が増えるので,解決しようとするモチベーションになります.根本的に解決の難しいメモが残る仕組みです.今朝,このファイリングをパラパラ見ていたところ,「図の差し替え!」とメモしている紙面に気づきました.2025年9月4日の紙面です.すっかり忘れていました.その後,この図を何度も見てきたのに,差し替える必要性に気づかないまま,約半年間も経過.今日,図を差し替えました.教訓として,修正は気づいたときにしないと,修正するのを忘れます.
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20260123
午前中は研究に専念.とある数式の理解を試みたものの,理解できず.午後は13:30から21時頃まで論文ゼミ.卒論生にとっては,今日が実質的に最後の論文ゼミ.前半の二時間半は卒論発表の練習二回目.中盤,2024年度の卒業生二名が研究室に立ち寄ってくれました.約一年ぶりに再会.元気そうで何より.後半はテーマ別に議論.
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20260122
昨晩,約一か月前に読み進めていた文献を再読するも,一部の計算過程の理解が曖昧であることに気づきました.今朝,その箇所の理解の仕方の言語化に着手.夕方から再開し,気づけばノート10頁分の説明となりました.計算過程を理解するのもやっとなのに,一連の巧妙な計算過程を自力で紡ぎ出すことを考えると,絶望的になります.ところが,こうした絶望的な状況も,何度も経験していると,自力で巧妙な計算過程を紡ぎ出せる場合もあります.過去の経験が糧になっているのは確かです.ここ数日間,地味に考え続けているのは,異なる文献のとある二つの数式は,実は本質的に同じではないか,という問いです.冒頭の文献を再読したのは,この問いに答えるためのヒントがあると思ったためです.
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20260120
午前中は研究に専念.原稿を執筆しようとしたものの,なかなか捗らず.午後は13:30から18時頃まで論文ゼミ.卒論発表の練習一回目.その後,修士論文の副査説明(二回目).21時前にようやく一息.一月末であることを実感します.ゼミ中は立っていることが多いためか,脚が心地よく疲れています.
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20260118
最近,いろんな音楽をBGMとして流してみて,良いと思った作品です.ジャンルはelectronic.
Niklas Paschburg, Fejká, Bianca Steck, 2024, All the Secrets Left Untold (Fejká Remix)
YouTubeにて,official pvが公開されています.
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20260116
東京湾の海面の様子を俯瞰していると,海面の色が不気味なくらいに二色に分かれています.陸側は濃紺色,沖は淡水色です.当初,太陽光線の当たり具合でそう見えていると思ったものの,そうではなさそう.昨晩,職場から屋外に出たときに,普段とは異なる嫌な臭いがしました.職場周辺だけかなあと思って,自宅最寄り駅で下車すると,同じ臭い.東京湾の海面の色と臭いに関係はあるのかどうかよくわかりません.なんとなく,無関係ではなさそう.
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20260115
昨日から,書籍の原稿執筆に着手,今日も午前中は原稿執筆に専念し,文章のみ初稿は完成.昨年末からの懸案事項の一つは解消.13時30分から21時頃まで論文ゼミ.7テーマのうち,ほぼ書き終えているテーマもあれば,章構成を抜本的に再構成するテーマまで,状況はさまざまです.今日も,章を構成する各節のタイトルについて,じっくり議論しながら,学生の書かんとする内容を言語化するサポート.学生が納得する様子をみると嬉しいです.卒論提出まであと12日.この時期,卒論本体,その梗概,pptの添削ラッシュです.2024年度,研究室内の締め切りを設定しなかったので,卒論発表前日にすべて集中し,薄井がパンクしました.その反省もあり,2025年度は,研究室内の締め切りを設定.卒論本体の締め切りは1/16,明日です.
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20260114
栗原聡(編著),2026,AIの倫理 人間との信頼関係を創れるか,角川新書.読了.
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20260112
木村幹,2024,国立大学教授のお仕事——とある部局長のホンネ,ちくま新書.読了.
一昨日に書店で手に取ってパラパラ立ち読みし,昨日に購入.著者が指摘するように,国立大学といっても,様々であるし,学部や学科によって「お仕事」の内容は異なると思います.それでも,国立大学の教員が,普段,どのような仕事をどのようにこなしているのか,何に苦労してきたのか/しているのか,国立大学の教員でない人にはよくわかりません.国立大学だけでなく,私立大学についても同様です.著者には,国立大学の教員の「お仕事」の過去・現在・将来について,一人称の立場で,ユーモアも交え,熱く語って頂いた,そんな読後感です.非常にシビアな内容が多いものの,p.252にある「むすびにかえて」の一節を読んで,実務経験もある一人の大学教員として,深く頷きました.とくに,付箋を貼りまくったのは,第5章の「大学教員を育てる」と第6章の「営業する大学教員」です.第5章に,「研究者の卵はここでつまづく」という節があります.現役の大学院生に是非読んでほしい一節です.
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20260110
新書コーナーの書棚が一列分程度の書店のメリットに気づきました.各出版社の新書の新刊とともに,売れ筋(?)の新書のチェックをしやすいです.昨晩,冒頭のような書店に行ったら,こんな新書が出てたんだぁ,という気づきがありました.普段,新書コーナーの書棚が多数の書店にて,新刊チェックをします.時間の余裕があれば,書店散歩も兼ねて楽しいです.しかし,時間の余裕があまりないとき,網羅的にチェックするのも無理があります.
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20260107
早朝から計算に専念.この数日間,とある理論書にて,特性関数の導出過程を暗算で理解しようと試みたものの,無理でした.ノートに問いを立てて,導出過程を書いてみると,8ページ分になりました.どうりで,暗算では理解できない訳です.理論書の著者は,ノートや黒板に計算過程をしっかり書いているはずです.理論をきちんと理解するには,著者のノートや黒板に記載した内容まで,しっかり再現(復元?)しなければなりません.行間を再現することにほかならず,それが大変です.
どの程度の計算過程であれば,暗算で乗り切るかどうかは,人それぞれだろうと思います.頭の中で,マクローリン展開して,云々,程度であれば,できなくもありません.経験上,暗算で乗り切れるかどうかは,頭の中での計算をどの程度までクリアに可視化できるかどうかに依存すると思います.もう少し粘れば,暗算でフムフム,となったかもしれません.ノートに書いてみると,暗算では気づかない何かが,計算過程で可視化されます.
ある理論を理解する場合,滞りなく理解できることは稀で,たいてい,絶壁に直面します.絶壁が多数な場合,その理論を理解しようとする気力は失せます.しかし,絶壁がそんなに多くなければ,絶壁を克服しようとする気になります.今回の場合もそうで,峠を越えるか,トンネルを掘削するか,様々なアプローチがあります.
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20260103
Levyの安定法則についてお勉強.とある文献に,この法則と導出過程が載っているためです.以前からこの法則の存在を知っていたものの,使用されているnotationとその組み合わせは取っつきにくいため,読むのを避けてきました.わからないところがわかってきて,そこを如何に克服しようか,模索中.Levyの安定法則は中心極限定理を一般化したものと言われています.この法則を知ったのは,名著「統計学を拓いた異才たち」です.大学院生の頃に本書を読んで,中心極限定理の凄さと正規分布がなぜ世の中で重宝されるのか,何となくわかってきました.その後に統計学の教科書を読み漁ったものの,いまいちよくわかりませんでした.こうした苦労は,測量学の講義で役立っています.
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20260101
あけましておめでとうございます.