Zakkan.

この場は,'Zakkan',「雑感」として,私が日ごろ考えていること,気づいたことなどを書き留める場です.

20240716
International Seminar on Urban Form(ISUF)のpresidentであるVitor Oliveira先生の最新のbook chapterにて,a new generation of urban morphologistsの一人として,薄井に言及して頂きました.とても嬉しく思うとともに,この分野で国際的にリードしていきたいと思います. 

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職場のオフィスから最近隣の自動販売機コーナーに行くと,4台中3台は稼働停止中.夏期休暇中かつ節電のためとのこと.困ったことは二点.第一に,稼働停止中の自販機にあるお気に入りの飲み物を購入できないこと.第二に,稼働中の自販機は交通系ICカード非対応のため,財布を忘れたらアウトなこと.  

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20240714
今朝,メールチェックしたところ,Decision on...ではじまるメールを受信.先月にresubmitした論文は無事にaccepted.昨晩,少し飲みすぎたのですが,一気に目が覚めました.initial date submittedは昨年の11月末なので,final decisionまでの期間は約7か月間です.5月はこの論文ともう一つの論文の修正でほぼ終わりました.この論文については,無事に採用され,嬉しいとともに安堵.

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20240713
学生ラボのフリーアドレス環境は概ね整いました.

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20240710
裸眼で窓越しに路面を見ると,何かがトボトボしているのでスズメと推察.しかし,眼鏡越しに改めてそれを見てみると,窓上を自在に歩くアリでした.同じ二次元平面上でも,前者は路面上と思い込み,後者は路面に対して垂直な平面上を動く物体です.後者を前者と認識してしまったことから,世の中もぼやけた見方しかできておらず,同様の思い込みをしてしまい,気づかないことが多いのではないかと,推察とともに反省 

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20240709
神田司町の八ツ手屋にて,天重箱.13時を過ぎていたので,暖簾が出ているかどうか心配であったものの,天重箱を注文できました.天重箱,以前から気になっていました.天丼(上)よりも気持ち高めであり(といっても数百円です),なかなか注文できず.美味い!以上! 

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20240707
橋本幸士,2024,物理学者のすごい日常,集英社インナーナショナル新書.読了.

本書も,面白すぎて,この週末に読み切ってしまいました.日常のごくありふれた問題に対して,著者が物理学の視点で思考実験を愉しむ様子を追体験できます.重要なのは,ありふれた日常を素朴に観察することであり,少しの疑問でもそれを些細なこととは思わずに,徹底的に考える姿勢であると,著者の「すごい日常」から学びました.

私自身が高校生の頃から疑問に思っているのは,高校物理の範疇の狭さです.著者が書くように,「そもそも物理学とは,あらゆる「物」がどのような「理」屈でそのように動いたり形取ったりするのかを知り,極める学問(p.106)」であり,その対象は身近にあふれています.そう考えると,たとえば都市の様々なものごとも,物理学の対象になります.著者の「通勤の物理」を読んで,改めてそう思いました.その意味でも,本書は高校生に読んでほしいです.

とくに面白かったのは,「阿房数式」の章です.本章は,これから卒論を書かなければならない人たちに是非読んでほしいです.

研究者としては,著者の「徒歩思考術」に共感しました.私も学部時代から実践していることであり,研究成果の多くは「徒歩思考術」の産物です.

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20240706
橋本幸士先生の新刊「物理学者のすごい日常」にて,研究室紹介(オープンラボ?)のやり方の失敗と工夫に関するエッセイは面白いです.

最先端の研究成果を説明しようとするも,来場者からは「難しそうなことを研究されているんですね」と言われてしまう.子供の親御さんは,「とりあえず握手してもらいなさい」と子供に話し,とりあえず握手.

それをヒントに,研究成果やその内容ではなく,研究者を知ってもらう必要性に気づき,翌年度からは,普段の研究している様子をそのままオープンにする方針に変更.文字通り,「オープンラボ」です.著者の机もオープンにして,来場者は誰でも座れるようにすると,著者(橋本先生)は何を見て「すごい日常」を送っているのか,疑似体験できそうです.

研究分野によっては,普段の研究している様子が「絵」にならないこともあり,普段の装いとは異なる何かを企画しては,かえって逆効果,自己満足に陥るかもしれません.ただ黙々と計算している様子,工作している様子,よくわからない絵を描いて眉間にしわを寄せている様子,ノートPCとにらめっつこしているかと思いきや何かに駆り立てられるかのように打ち込みはじめる様子,何やらよくわからない計算の話をしている様子のほうが,かえって新鮮で,ラボの様子が(うまくかどうかはわかりませんが)的確には伝わるかもしれません.

研究成果という完成したものをアピールするよりも,それまでのプロセスをオープンにして,「何をやっているんですか?」という来場者の興味を引き出す感じです.そう考えると,まちなかのサードプレイスは,オープンラボとして可能性を感じます.研究がラボではなくサードプレイスのほうが捗るという是非はさておき.

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20240705
暦本純一・落合陽一,2024,2035年の人間の条件,マガジンハウス新書.読了.

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20240704
国際誌から査読依頼.化学工学系の内容であり,四酸化三鉄がキーワードのため,お断り.アルファベットで同姓同名の研究者が化学系でいるのは知っており,たぶん,その方へ査読依頼したものと推察.その旨を回答. 

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20240702
午前中はJSTさきがけのサイトビジット.研究領域の総括の先生やアドバイザーの先生方に本学までお越し頂き,研究環境をご覧頂くとともに,研究の進捗状況をご報告.様々な視点から重要なアドバイスを頂きました.感謝. 午後は都内へ.本郷から,春日通りではなく,三組坂を通って東に移動しました.実は,この坂を含む通りを歩くのは初めてでした.魅力的なパン屋,洋菓子店,喫茶店,レストランが交差点の角に面しており,機会を見て,訪れてみたいと思います.中央通りを越えて,練成通りに進むと,ジュエリー街へ不連続に変化します.面白いです. 

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20240627
職場の学食にて,「カレーライス,カレー多め,ライス少なめ」という選択肢が欲しいと思うこと多々.吉野家でいう「アタマの大盛」のような感じです.銀杏メトロにて,カツカレーを注文したときに,「ごはんは少なめで」とお願いしていたところ,厨房の方曰く,「小」もありますと.「小」にすると,カツが一枚減ってしまう旨,事情を話したところ,納得してくれました. 

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20240622
夕方,職場の周辺を歩いていると,建築物の屋上の縁にて,無数の点群が動いているのに気づきました.ムクドリの群れです.職場の樹木や公園の樹木を寝場所にしているのは知っていたものの,建築物の屋上の縁を寝場所にしているのは知りませんでした.職場の中廊下の突き当たりにある踊り場の手すりを見ると,鳩サブレーのシルエット(?)をよく見かけます.いたずらのオブジェかと思ったら,本物のハトでした.ハトは16階(地上約60m)にも飛来することに驚きました. 

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20240621
今年はウグイスの鳴き声をよく耳にします.定番のホーホケキョだけでなく,ホーホケ(⤴)というバージョンもあります.駅のプラットホームにて,ウグイスが呼応し合っているのて,本物かどうか疑心暗鬼になったものの,しばらくして鳴き止みました.どうやら本物だったようです. 

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20240615
国際誌へresubmitしていた共著者の論文は無事にアクセプト.とても嬉しいです. 

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20240614
畳み込み演算を直方体ブロックの集合として可視化したものを見ていると,地震の規模を表すマグニチュードの大きさを可視化したものを思い出します.後者は震源域の面積と(プレート境界や断層面の)ズレの積なので,直方体として可視化する合理性はわかります.しかし,震源域の大きさに比べてズレの大きさは小さいので,ズレの大きさが誇張されデフォルメされたものを見ると,かえってマグニチュードという概念はわかりにくくなると思います.同様に,畳み込み演算を直方体ブロックの集合として可視化したものも,初学者からすると,かえってわかりにくいと思います.批判はすれど,対案は示せず.

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20240612
論文その2の修正も,英文校閲とその後の推敲を終え,resubmit.論文を修正する過程では,論文を書きはじめて投稿するまでとは異質な大変さがあると思います.修正を終える頃になると,まるでスポーツをした後に心地よい汗をかいて,そよ風に当たっているかような爽快感を味わえます.

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20240611
論文その1の修正は,英文校閲とその後の推敲を終え,resubmit.

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20240610
10年以上もの間,ずっと探していたサントラの名前がようやくわかりました.ドラマ「温泉へ行こう5」などでも使用されている作品でもあり,「温泉へ行こう」シリーズのサントラという認識でした.そうではなく,安川午朗,2000,オリジナル・サウンドトラック 地雷を踏んだらサヨウナラ,カルチュア・パブリッシャーズです.映画「地雷を踏んだらサヨウナラ」のサントラです.私自身,この映画を見たことはなく,サントラが映画においてどのような場面で使用されているのか,わかりません.track01のメインテーマは,ふとしたときに思い出すくらいに,強烈な印象として残っている作品であり,その高揚感は半端ないです.イントロは強めのストリングス,徐々に打楽器系も加わり,サミット手前で再び強めのストリングスが加わり推進力を得て,中盤にサミットまで上昇しきった瞬間,ピアノソロで滑空していく,そんなイメージの作品です.track02のプロローグ~メインタイトルのラストパートも病みつきになります.アルバム全体を通じて,同じ主旋律のバージョンを楽しめます.数あるサントラの中でも,私にとってはトップ3に入る名盤中の名盤です.

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20240604
昨夜から論文の査読×6に専念.昨夜に3本分の査読報告書をsubmitし,今宵に3本分の査読報告書をsubmit.今回も多くを学びました.感謝.達成感はmax .

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20240602
先週の日曜日から,ウグイスの鳴き声が聞こえるようになりました.先ほど,二種類の鳴き声を聞きました.一つは,定番の「ホーホケキョ」,もう一つは警戒時の鳴き声でしょうか.定番のほうが私にとっては珍しく,むじろ警戒時の鳴き声のほうが耳慣れているのに気づきました.(リンク先の頁の左上,「NHK for school」の「oo」の部分に注目!)

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20240601
測量機器の据え付け試験.おつかれさまでした.

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欧州の国際高速列車「Thalys(タリス)」.2023年9月に列車名称が消滅し,車体のカラーリングはThalysのまま,しかし,ロゴはeurostarに変更された模様. 

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20240531
論文の修正(2本分)は完了.修正要求に対応するには,一か月間では足らない(三か月間でも足らない)だろうと,一か月前は途方にくれました.それも2本分を同時に.しかし,何とか一か月間で終わりました. 未明にカバーレターの執筆に着手し,午前中に推敲.数日間,原稿を寝かせます.その間,査読依頼×6の対応を進めなければ.

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20240528
論文その2の修正に専念.今宵の天候と同じく,強風かつ視界は不良のため,舵取りにやや難航.数時間,原稿を寝かせることに.その間,論文その1の修正を再開.

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気分転換に時刻表を眺めていると,千葉駅から安房鴨川行き(外房線経由)と館山行き(内房線経由)の列車は,夕方以降に毎時1本程度の頻度で運行されていることを知りました.千葉駅22:11発の安房鴨川行き(外房線経由)と22:33発の館山行き(内房線経由)が気になりました.安房鴨川駅には24:15着.館山駅には24:14着.前者は,行川アイランド駅で24時を迎えます.千葉駅界隈で22時まで呑んでいてもok.

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20240526
ウグイスの鳴き声が聞こえてきては,本物かなあと疑ってしまいました.多分,漫画サザエさんの影響.

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20240521

朝から昼過ぎまで,論文の修正に専念.イントロの修正は一段落しつつあるので,文献レビューの節の新規執筆に専念しようとしたところで中断.イントロの修正と文献レビューの節の執筆が一段落すれば,カバンはとても軽くなるはず.経験上,その頃には,修正箇所を含めて,原稿の全体と部分のつながりの理解は深まります.この状態になると,攻めの姿勢で修正できます.Decision letterを受け取ったときの守りの姿勢とは対照的です. 

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20240520

論文の修正に専念.朝から昼過ぎまでは一本目,夕方からは二本目に専念.どちらも,イントロの修正です.これからが山場.

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20240519

今週はじめから,喉の違和感,倦怠感に続き,金曜日から鼻水が止まらず.金曜日の夜から,総合風邪薬を服用.昨日の夜から今朝まで静養したところ,何とか快復した模様.風邪の一歩手前の症状が続き,気合で何とかしようとしたのが災いしたかもしれません. 

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20240515

論文の修正に専念.論文の修正をしていると,カバンが重くなる傾向にあります. 

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20240513

Networks and Spatial EconomicsThe latest article.アブストの最後を読んで,FORTRANを勉強したくなりました.

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20240512

ほぼ終日,論文の修正に専念.文章を溶かすために膨大な融解熱を投入.融解熱ゆえ,見た目の拙稿の状態はほとんど変化せず.経験上,いったんは満足して固体となった拙稿の見え方が,シャーベット状になると,修正しやすくなります. 

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20240511

測量の屋外実習にて,距離測量の「精度」の計算ができません!という趣旨の質問を受けました.冷静に考えれば難しくないものの,今日のように強風の現場で教科書を読みながらだと,冷静に計算できないという意味で,興味深いと思いました.

距離の最確値をa,較差をbとすると,教科書における「精度」の定義式は,1/(a/b)と記載されています.これ,屋外で読むと,1/a/bに見えなくもなく,そうすると,較差bが0.000の場合,計算できないやんけー!という状況に直面します.較差bが0.000というのは,学生の懸命な距離測量の成果なので,計算できないというのは皮肉なオチです.

要は,1/(a/b) ≠1/a/b であるものの,かっこの存在を忘れ,混乱するのです.1/a×bと記載すれば,屋外でも混乱せずに済むのではないだろうかと,強風の最中に思いました.

追記:専門家に相談したところ,較差bが0.000の場合,「精度」は1/∞と記載するのが通例のようです.数学的には,1/(a/b) = 1/a×bなので,b = 0ならば,1/(a/b) = 0となります.数学的ではない,というところに,サイエンスとエンジニアリングの違いを感じます.

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20240507

相変わらずの強風ではあるものの,雨がやむと,東京湾を眺望できるようになりました.房総半島は見えません.改めて,雨天時に東京湾方面に見えていたものは何であったのか,考えてしまいました.東京湾はもちろん,幕張新都心の摩天楼すら眺望できません.かわりに,大気中に無数の雨粒がほぼ一様に分布しているものを見ていたというのが答えだろうと思います.理屈はわかるけれど,見えるべきものが見えない,その逆,不思議です.

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20240504

未明にDecision...ではじまるメールを受信.私が投稿した論文ではなく,査読した論文に関する,editorの判定とほかの査読者のコメントでした.ジャーナルやeditorによっては,査読者に対しても判定に関して通知してくださる場合もあります. 

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20240501

今日から5月.連休の中日,今年の1月半ばに某国際誌へ投稿した論文の査読結果の通知.結果は'revise'.ジャーナルによっては,majorかminorかを明示しない場合もあります.実は,4月半ばからdecision in processの状態でしたので,4月後半の懸案事項でした.査読者のコメントは(とても)厳しいものの,修正する機会を与えて頂き感謝です.

7日間で3本の論文の査読結果の通知がありました.過去にも査読結果の通知が集中したことはあるものの,7日間で3本の論文の査読結果の通知ははじめてです.うち1本はrejectのため,速やかに修正し,他誌へ投稿.急いだ理由は,もう2本の査読結果がほぼ同時期に通知される可能性を想定したためです.想定通りとなりました.

ここまで書きながら,7日前は確率微分方程式のお勉強が楽しくなってきた頃であったのを思い出しました.1本目のreject対応で,それどころではなくなりました.今回,約一か月間で2本の論文の修正をする必要があるため,EMアルゴリズムとその先のお勉強どころではありません.しかし,せっかく波に乗りはじめたので,乗れるところまでお勉強を楽しみます.

毎度のことながら,outputとinputの両立は容易でありません.

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20240428

買い物をしていると,trfの'masquerade'が聞こえてきました.しかし,明らかにオリジナルではなく,しばらく聴き入ってしまいました.たぶん,30周年リアレンジヴァージョンと思われます.フルで聴いてみると,1:37~のドラム演奏がなくなり,YU-KIさんのメインボーカルにビートをメインに進行する変化が耳に心地よい作品です.この変化を何というのか,知識が乏しく,わかりません.instrumentalを聴いてみると,1:37の手前でDJ KOOさんもコーラスに加わっていること,ビートとコーラスとともに,エレキギターもあることに気づきます.

オリジナルは,「銀座じゅわいよくちゅーるマキ」のCMタイアップ作品であったことを,いま知りました.時期は1995年.まったく記憶にありません.当時のCMって,コピーがシンプル.

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20240422

国際誌からの査読依頼が急激に増加.数日おきに来るように.

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20240421

長沼伸一郎,2016,経済数学の直観的方法 確率・統計編,講談社ブルーバックス.再読了.名著です.  

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ふと,宇多田ヒカル,2002,SAKURAドロップスを聴きたくなり,土曜日の未明に購入.2014年と2024年のヴァージョンもあるなか,オリジナルの音源を購入.とくに,終盤のエレキギターと宇多田さんのセルフコーラスが秀逸です.最近リリースされたベスト盤の収録バージョンでは,エレキギターとセルフコーラスがやや弱められています.オリジナルのカラオケ版は,メインのヴォーカルこそないものの,セルフコーラスだけでも十分に聴きごたえあります. 

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20240420

難航していた論文査読その3を終えて,締め切りから四日遅れで,査読報告書をsubmit. 

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20240418

大学受験生向けの研究室紹介サイトです.こういうサイトがあると,高校生にはわかりやすいと思います.キーワード選定にやや難航.「都市計画」と「まちづくり」(いまは「まちづくり」にしています),「最適化」や「モデリング」の説明が狭義であったり,「社会インフラ」を入れたいけれど,5つまでという制約がある.変更するかもしれません.難しい.

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20240412

昨年度末に,論文査読を多めに(国際誌からの依頼4本分)引き受けてしまい,期限を延ばしてもらいました.昨日と今日で二つの論文の査読報告書をsubmit. 

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20240410

結局、wifiの問題は自力で解決できず、Panasonicのカスタマーセンターのお世話になりました。エンジニアの冷静な対応に終始惚れ惚れ。まさに、プロフェッショナルな仕事ぶりに感動。wifiのアダプターを遠隔操作で再インストールして頂き、問題は解決しました。人生で二度目のリカバリーに係る36桁の数値列を参照する必要が生じ、慌てました。ご覧のみなさん、日頃からこうした情報を必要なときに即時に参照できるようにしておくことを強く推奨いたします。  

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20240409

ほぼ終日,wifiの接続に難航.大学の居室でwifiに接続しようとすると,laptopは勢いよく唸りはじめ,再起動すること十数回.

いろいろ試行錯誤の末,原因はわかってきました.非常に弱いwifiについて,「このネットワークが接続範囲内に入ると自動的に接続」という設定にしたのが主因と推察.居室のあるフロアには(他研究室専用を除き)ルーターはなく,上下階にあるようで,中途半端に遠いルーターからの非常に弱い電波を強制的に拾おうとしているのが悪さをしていると推察.自室に限り,laptopは唸り始めるので,呪われた居室なんじゃないかと,疑心暗鬼になりました.着任して間もなく,wifi難民ならではの問題かもしれません.そんなわけで,研究室予算ではじめて購入したのはwifiルーターです.

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20240405

所用のため一年ぶりに池袋へ。東口にあるタカセ洋菓子店のはちみつパン、本店は売り切れで17時に入荷とのこと。グリーン大通りの分店を思い出し、足を伸ばしてみると、ありました。 

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20240404

研究室に配属済の学生と初顔合わせ.私以上に,学生のほうが不安であっただろうと思います. 

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20240401

千葉工業大学 創造工学部 都市環境工学科に教授として着任いたしました.今後も,研究と教育に精進してまいります.

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20240331

東京大学を退職しました.2016年1月から8年3か月間,最高の環境で研究と(微力ながら)教育に専念できました.お世話になったすべての方々に感謝. 

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20240324

デイヴィッド・シュピーゲルハルター(著), 宮本寿代(翻訳),2024,統計学の極意,草思社.読了. 

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20240322

卒業おめでとうございます.

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20240321

修了おめでとうございます.

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20240304

岡野原大輔,2023,大規模言語モデルは新たな知能か ChatGPTが変えた世界,岩波書店.読了.   

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20240302

今井翔太,2024,生成AIで世界はこう変わる,SB新書.読了.  

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20240226

伊集院静,2011,大人の流儀,講談社.読了. 

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20240217

財津和夫,2023,じじぃは蜜の味,中央公論新社.読了. 

心地よい読後感です.本の構成は,最近の「じじぃ」として生活する財津さんの日々のエピソードにはじまり,中盤の「じじぃは思い出す」「じじぃが見た夢」「じじぃ咲く」は,自伝として人生を振り返る内容,そして終盤は様々なテーマについて論が展開されています.自伝を中盤で述べることで,時間を現在からいっきに過去に戻し,過去から徐々に現在へ進む構成です.

序盤のテーマで興味深かったのは,「目眩しないマナー」の一例として,街の景観に言及していることです.けばい看板や旗に閉口しつつも,「日本人は概ね繊細だから街の景観がもっとすっきり気持ちよくなれば,と願っている人も多いのではないかと思う.でも我慢するのが日本人だ.私も目眩を我慢しようっと.」と締めくくっている部分は,半分同意です.反面,なんとかしなければならないという,私の専門家としての問題意識も再認識しました.

とくに興味深いのは,「心の旅のレコーディング」と「ヒットする曲しない曲」です.私の中で,この二つのエッセイは大いに関連します.チューリップの大ヒット曲「心の旅」は,財津さんが歌うつもりであったとのこと.ところが,レコード会社の戦略により,姫野さんが歌った結果,「心の旅」は大ヒット.

何らかの目標を達成する場合,この方法がベストであると信じて止まないことってあると思います.しかし,結果は意に反することもしばしば.むしろ,他人の意見を素直に受け入れてそれに従うのも,長い目で見れば賢明な選択であることを学びました.なかなか難しいです.

「ヒットする曲しない曲」の内容も,私自身心当たりはなくもありません.財津さん曰く,ヒット曲は,「私でない私が作った」ものであり,ヒットしなかった曲は「私が作った」という意識が残っているとのこと.自信作ほど売れないわけです.言い得て妙です.

研究者の場合,それこそ何年(何十年?)もかけて研究を進めて,その成果を論文として投稿し,幾多の批判を経て,晴れて掲載されます.たいてい,ヒットしません.ヒットしないどころか,リリースすらできないことも(論文がリジェクトされることのたとえです).自信作だけに,リリースは無論,相手にすらされないと,自信喪失することも多々.

そうかと思えば,一週間程度でゼロから論文にして投稿すると,minor revisionで採用され,意外と頻繁に引用されることもあります.ビギナーズラックにも似ており,苦労せずにうまくいくことってあります.しかし,その何十倍は苦労しており,その過程での経験が糧となり,極まれではあるものの,トントン拍子でうまくいくこともあるのかなあと,理解しています.

そういえば,卒論の恩師は,100やって98は捨てるべし,1を得るのに100はやれと,学生を激励していました.コスパもタイパも悪いなあと思った時期もあったけれど,これも長い目で見ると,悪くはないです(良いとは思わない).短期コスパやタイパを重視すると,短期的に得られるものはある反面,長期的には得られない重要な何かもあるはず.「心の旅のレコーディング」の話にもつながるのです.

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20240211

松任谷正隆,2023,車のある風景,JAF Mate Books.読了. 

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20240201

隈研吾,2023,日本の建築,岩波新書.読了.聴竹居に訪れてみたいです. 

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20240131

NHK NEWS WEBの記事にて,拙稿の論文の図を載せて頂きました.1/15朝7時台のNHKおはよう日本にて放送された内容です.

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20240115

NHK総合の朝7時台の「おはよう日本」にて,2019年に論文発表した研究成果が使用されました.

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20240101

あけましておめでとうございます.