ハンナブレイディ

ホロコーストの犠牲になったユダヤ人ハンナ・ブレイディ、彼女はアウシュビッツ強制収容所に移送されガス室に送られ13歳の短い生涯を閉じました。戦後、家族でただ1人生還した兄のジョージ・ブレイディはカナダに移り住みました。兄ジョージは妹のハンナのかばんについて、それがアウシュビッツに残っていることを知りえませんでした。

NPO法人ホロコースト教育資料センターKokoroの代表石岡さんは、ハンナのかばんに出会い、たゆまない努力と数奇な運命により兄ジョージにたどりつくことができました。兄ジョージは長い年月を経てハンナのかばんに触れ、ハンナの面影に再会することができました。

後に、ハンナの物語は児童書になり、世界中で読み継がれています。

詳しくは、NPO法人ホロコースト教育資料センターKokoroさんの「ハンナのかばん」をご覧ください。

ハンナブレイディ(Hana Brady)

  • 1931年5月16日、チェコスロバキアのプラハ生まれのユダヤ人

  • 家族は、父、母と兄のジョージブレディ

  • 1939年、ナチスドイツはチェコスロバキアを占領

  • 1942年、兄とともにテレジンシュタット収容所に入れられる

  • 1944年、アウシュヴィッツ強制収容所に移送され13歳で犠牲となり、兄ジョージは生還した。

  • アウシュヴィッツ強制収容所には「ハンナ・ブレイディ1931年5月16日生孤児(Hana Brady 625 WaisenKind)」と書かれたかばんが残った。( 625⇒テレジンでつけられた番号Av597を白く塗りつぶされ書き加えられた整理番号、 WaisenKind⇒ドイツ語で孤児)

ハンナのかばん(NPO法人ホロコースト教育資料センターKokoro)

Hana's Story~Family website(ハンナの物語~家族のサイト)

迫害された人
ハンナブレイディ、ハンナのかばんの軌跡
2000年3月:ホロコースト教育資料センターKokoroにハンナのかばんが届く1951年:兄ジョージ、カナダに移住1944年10月:アウシュヴィッツ強制収容所で死亡1942年5月:テレーゼンスタット強制収容所に移送193X年ハンナブレイディの住んだ家